公開情報

泉涌寺|本坊と塔頭で拝観できるのはどこ?公開寺院一覧2024(公開内容・拝観料・拝観時間・御朱印・見どころなど)

泉涌寺の山内には「泉涌寺(本坊)」と「9つの塔頭寺院」があり、すべての寺院が一般公開されています。

毎年1月の「成人の日」に行われる「泉山七福神めぐり」の日はたくさんの人で賑わいますが、基本的に観光客が少なくゆったり拝観でき穴場スポットです。

本記事では毎月泉涌寺山内のお寺をウロウロしている経験から、本坊と塔頭寺院の公開状況や見どころをまとめて紹介しています。

では、目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
(項目をクリックすると該当箇所にスクロールします)

山内図と外観|泉涌寺本坊・塔頭寺院

山内図

泉涌寺の本坊と塔頭寺院はこちら↓の配置になっています。

中央の道は上り坂で、「4.新善光寺」「5.今熊野観音寺」「6.来迎院」は坂の下に位置します。10.泉涌寺は大門から延びる参道が「下り参道」と呼ばれる坂道です。

外観(入口)【一覧】

各寺院の三門や三門に続く入口を写真で紹介しています。

1.即成院 2.法音院 3.戒光寺
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4.新善光寺 5.今熊野観音寺 6.来迎院
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7.善能寺 8.悲田院 9.雲龍院
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10.泉涌寺(御寺)  
概要へ

 

基本情報一覧|泉涌寺本坊・塔頭寺院

拝観時間・公開内容・拝観料・御朱印の有無【一覧】

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

寺院名 拝観時間 公開内容・拝観料 御朱印
1.即成院そくじゅういん
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9時-16時
【無料エリア】
・本堂外陣、那須与一の墓、境内
あり
【有料エリア】500円
・本堂中陣
※法要など行事日以外、連日公開
2.法音院ほうおんいん
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9時-16時30
【無料エリア】
本堂参拝、境内
あり
【有料エリア】500円
※不定期で公開
・庭園(天元ノ庭)、本堂(外陣)、書院でのお茶とお菓子
3.戒光寺かいこうじ
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9時-17時
【無料エリア】
本堂参拝、境内
あり
【有料エリア】500円
※新春・春・秋のみ実施
・本堂内陣
4.新善光寺しんぜんこうじ
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9時-17時 【無料エリア】
・本堂と愛染堂の参拝、境内(庭園)
【有料期間】
境内の庭園も有料になります
①6月の特別拝観「紫陽花まつり」:300円

②11月「秋の新善光寺展」:500円
あり
5.今熊野観音寺いまくまのかんのんじ
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9時-17時 【無料エリア】
・本堂参拝・境内:無料
【有料エリア】
なし
あり
6.来迎院らいごういん
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9時-17時 【無料エリア】
・本堂、荒神堂参拝、有料エリア以外の境内
【有料エリア】300円
・茶室「含翠軒がんすいけん」、「含翠の庭」
※法要など行事日以外、連日公開
※別途500円で抹茶とお菓子あり
あり
7.善能寺ぜんのうじ
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9時-17時  【無料エリア】
本堂参拝、境内(庭園)
※庭園は重森美玲の作庭
【有料エリア】
なし
あり
※泉涌寺の朱印所にて授与
8.非田院ひでんいん
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9時-16時 【無料エリア】
・毘沙門堂参拝、境内
※本堂内(外陣)からのお参りもお寺の方がいるときは可能
【有料エリア】500円
・本堂
・快慶作「宝冠阿弥陀如来坐像」
・土佐光起、光成親子筆の襖絵
※電話にて事前に予約すると拝観できます。
当日もお寺の方の都合が合えば拝観可能。
(2024/4/7寺院にて確認)
あり
9.雲龍院うんりゅういん
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※水曜休み
9時-17時
※16時30受付終了

※春・秋のライトアップは20時30まで
【無料エリア】
・前庭(三門から拝観入口前)
【有料エリア】400円
・本堂(龍華殿)、霊明殿、書院、庭園
※水曜以外、連日公開
【春と秋の特別公開・ライトアップ】
有料エリアの公開にプラスして①②のどちらかが行われる
①不動明王特別公開
②襖絵「双龍風雷図」特別公開
※お寺主催ではなく「京の冬の旅」などの特別公開は拝観料が異なる(800円)
あり
※拝観が必須
10.泉涌寺
概要へ
【3月〜11月】
9時-16時30
(閉門17時)
【12月〜2月】
9時-16時
(閉門16時30)
【無料エリア】
・なし
【有料エリア】
A:伽藍拝観(入山料):500円
・仏殿、楊貴妃観音堂、宝物館(心照殿)、舎利殿
・Bの特別拝観エリア以外の境内
以外は外観のみの見学
B:特別拝観(御座所の拝観):500円
・御座所、御座所庭園、海会堂
【その他特別公開】
①舎利殿の内部の特別公開:入山料500円
→毎年10月7日・8日に行われる「舎利会法要」時
→その他「京の冬の旅」などで公開(不定期)
※京の冬の旅の時は拝観料が異なる
②霊明殿の内部の特別公開:有料
→「京の冬の旅」や子文化保存協会の「京都非公開文化財特別公開」などで公開(不定期)
→拝観料は主催者による
③大涅槃図の特別公開:入山料500円
毎年3月14日~16日の涅槃会の前後に仏殿で公開
あり
※入山料が必要

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各塔頭の概要(公開エリア・拝観料・時間・御朱印・写経・住所・TEL)

1.即成院(そくじゅういん)

外観

即成院そうじょういんは泉涌寺の「総門」より手前にある塔頭寺院です。
三門上の鳳凰がトレードマーク。

基本情報

1.即成院(そくじょういん)
公開エリア
・拝観料
無料エリア 本堂(外陣)、那須与一なす の よいちのお墓、境内
有料エリア
本堂(中陣)特別拝観:500円
※パンフレット・御朱印付き
※10月第3日曜は1,000円(二十五菩薩お練り供養の日)
拝観時間 9:00-16:00
御朱印 複数種類あり(300円・500円・1000円)
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 不明
住所 京都市東山区泉涌寺山内町28
TEL 075-561-3443
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ3選

①阿弥陀如来と二十五菩薩 ②那須与一のお墓 ③七福神・福禄寿

即成院そうじょういんの1番の見どころは、本堂に安置されている楽器を奏でる仏像「阿弥陀如来と二十五菩薩」です。

本堂の外陣であれば無料でその姿が見られますが、500円の中陣特別公開なら、近くかで迫力ある姿が見られます。

2番目の見どころは、源頼朝に仕えた弓の名手・那須与一なすのよいちのお墓です。

あとは本堂に安置されている七福神「福禄寿」です。

御朱印の種類も豊富なお寺です。

即成院の御朱印2024詳細・通常と限定で9種類以上(値段・デザイン・タイプ・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス)|泉涌寺塔頭即成院は『仏さまのオーケストラ』と表現される「阿弥陀如来」と太鼓や笛を手にした25体の「菩薩」がお祀りされている泉涌寺の塔頭寺院。 ...

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2.法音院(ほうおんいん)

外観

法音院は、泉涌寺の「総門」を入って最初にある塔頭寺院。
門の左手にある大きな茶色い石が目印。

お寺の方々がとても雰囲気がよく個人的に好きなお寺です。

基本情報

2.法音院(ほうおんいん)
公開エリア
・拝観料
無料エリア  ・本堂、寿老人堂、鎮守社・春日三社明神
※すべて建物外からの参拝のみ
有料エリア 拝観料:500円
・書院奥庭「天元ノ庭」
・本堂(外陣)での参拝

・書院(お茶とお菓子をいただく)
※不定期公開
▶有料エリアの拝観詳細記事はこちら
拝観時間 9:00-16:30
御朱印 ・直書き:「大悲閣」「寿老人」「三社明神」各300円
・書き置きの特別御朱印:「不空羂索観音」500円
※毎月台紙の柄が変わる
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 *
*写経ではなく写仏体験あり
写仏体験:2000円

※本堂内陣参拝・茶菓子付
※事前電話予約
住所 京都市東山区泉涌寺山内町30
TEL 075-551-0961
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ4選

書院奥庭・天元ノ庭 ②本尊・不空羂索観音 ③七福神・寿老人 ④春日三社明神

法音院の1番の見どころは書院奥庭天元ノ庭てんげんのにわです。

本当は本尊を1番にしようかとおもいましたが、より多くの方が楽しめるのは庭園だと思ったので庭園を1番にしています。

話を戻して、「天元ノ庭」は江戸期からあるお庭を庭園デザイナーの烏賀陽百合うがやゆりさん監修の元、2023年の2~5月に改修したばかりの新しいお庭です。

2番目の見どころは本尊の不空羂索観音ふくうけんじゃくかんのん。この観音様を本尊にしている寺院は少なくレアの範囲に入ります。

他寺院の「不空羂索観音」は結構ゴツゴツした大柄な印象ですが、法音院さんの場合とてもしゅっとして美しいお姿です。

庭園と本尊を見たい場合は有料拝観となります。

無料で参拝できるエリアの見どころは、七福神の「寿老人」が安置されている寿老人堂と「春日三社明神」です。

阿吽の狛鹿(神鹿しんろく)もカワイイのでぜひ見ていただきたい!

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3.戒光寺(かいこうじ)

外観

戒光寺は、泉涌寺の「総門」を入って2番目にある塔頭寺院。
10mもある巨大なお釈迦様が見られます。

戒光寺のご住職は泉涌寺の執事も兼務されているのでテレビでお見かけすることもあります。

Gooleの口コミに書かれている方がいますが、堂内の納経所でお寺の女性陣が大きな声で世間話するのが何度行っても残念。それだけ事前に理解していくのであれば、オススメのお寺です。

基本情報

3.戒光寺(かいこうじ)
公開エリア
・拝観料

無料エリア 本堂(外陣)、辯財天堂(泉山融通弁財天)
※弁財天のご開帳:年2回(1月の成人の日の七福神巡りと11月3日の弁財天大祭)
有料エリア
・本堂(内陣)特別公開(内陣特別参拝):500円
※新春(1/1~3)・春期(4/1〜15)・秋期(11月中旬〜下旬)
拝観時間 9:00~17:00
御朱印 ・直書き:「丈六釈迦如来」「文殊菩薩」「辯財天」:各300円
・書置き特別御朱印:行事やイベントに合わせ複数種あり:500~1000円
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 不明
住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町29
TEL 075-561-5209
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ3選

①本尊・丈六釈迦如来 弁財天堂(融通辯財天) ③足裏不動明王

戒光寺お1番の見どころは本尊丈六釈迦如来立像」ですね。

運慶と湛慶の親子合作木彫ということだけでもスゴイのですが、なんと台座と光背まで含めると10mもある巨大なお釈迦様なのです。他にも、爪が長くのびているため「生きたお釈迦様」とされています。

通年本堂の外陣から参拝できますが、特別公開の際は内陣に入って間近から見上げることができます。

2番目の見どころは弁財天堂。御殿中には秘仏「融通辯財天」が安置されています。
こちらの弁財天さまは、なんと「お金など何でも融通してくださる」すごいご利益をもちです。

ご利益もすごいのですが、弁財天堂の彫刻も見どころなのでぜひじっくり見ていただきたいですね。

なお、弁財天は秘仏なので通常は厨子の中でお姿は見られませんが年に2回開帳されます。

  1. 1月の成人の日:「泉山七福神めぐり」開催日
  2. 11月3日:「泉山融通弁財天大祭」開催日

3番目の見どころは、足の裏を見せて座られている「足裏不動明王」。

岩座を踏み締める不動明王が主流な中、踵を岩座に着けてつま先を挙げています。

通常は本堂の外陣から遠目にその姿を見ることができますが、特別拝観の際は間近で見ることができます。

戒光寺の御朱印2024・通常と限定で9種類以上!(値段・デザイン・タイプ・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス)|泉涌寺塔頭戒光寺は、約10mもある大きな釈迦如来像や文殊菩薩、足の裏をみせてくださる「足裏不動明王」がお祀りされている泉涌寺の塔頭寺院。 こ...

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4.新善光寺(しんぜんこうじ)

外観

新善光寺は下り坂の先に山門があるので、おりていっていいのか少し躊躇しますが年中花々が美しい庭園が見られます。

個人的には庭園から見られる書院の建物がとてもいい気を発していて好きです。
秋の特別公開では書院内で寺宝が見られます。

基本情報

4.新善光寺(しんぜんこうじ)
公開エリア
・拝観料
無料エリア ・本堂、愛染堂、庭園
※お堂は参拝のみ

※6月と11月の特別拝観期間中は有料になる
有料エリア ①6月の特別拝観「あじさいまつり」300円
※本堂内部公開、庭園散策
②11月の特別拝観「秋の新善光寺展」500円

※11月に4日間ほど行われる特別拝観
※本堂・大方丈(書院)内部公開、寺宝展示、庭園散策
拝観時間 通常時:9:00-17:00
特別拝観:9:00~16:00 (受付終了16:00)
御朱印 ・手書き:「阿弥陀如来」、「愛染明王(通常版)」、「愛染明王(星座版)」各500円
・書置き特別御朱印:特別公開時に授与あり
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 不明
住所 京都市東山区泉涌寺山内町31
TEL 075-561-5109
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ3選

庭園 愛染堂 本尊・阿弥陀如来立像

新善光寺さんは、皇室ゆらいの貴重な寺宝をたくさんもたれているので秋の特別公開に行くのが1番のオススメなのですが、それ以外の見どころを3つ挙げますね。

新善光寺さんの1番の見どころは年中いろいろな花が咲く庭園です。

桜や梅、サルスベリに加えて、他のお寺ではあまり見かけない品種も植えられています。

昔から花に満ち溢れた庭園だったわけではなく、前ご住職の奥様が参拝にいらっしゃる方が楽しめるようにとお花を増やされました。

見どころ2番目愛染堂です。赤い六角形のお堂には小さくカワイイ愛染明王さまがいらっしゃいます。

見どころ3番目は、特別公開の時だけお目にかかれる本尊「阿弥陀如来立像」です。

鎌倉時代に後嵯峨ごさが天皇が長野の善光寺仏と同じものを作らせたもので、螺髪らほつが大ぶりでこんもりしていて、頬がふっくらしていて優しいお顔です。

新善光寺さんはとてもかわいい手作りハンコの御朱印がとても人気で固定のファンがいるくらいです。(私もそのひとり)

新善光寺の御朱印2024|ハンコがキュートで人気!(値段・デザイン・タイプ・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス)|泉涌寺塔頭京都東山区にある泉涌寺塔頭・新善光寺の御朱印は毎月変わる「手づくりはんこ」の御朱印がとってもキュート! 毎月通って収集するファンも...

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5.今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)

外観

今熊野観音寺は坂を下り赤い橋を割った先にあります。
他の塔頭寺院はお寺の女性陣がいろいろ工夫して動かれている印象ですが、今熊野観音寺は男性陣がメインな印象です。

基本情報

5.今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)
公開エリア
・拝観料
無料エリア ・本堂(外陣)
・境内
有料エリア
拝観時間 9:00-17:00
御朱印 直書き:「大悲殿」「恵比須神」「弘法大師」「ぼけ封じ観音」「ご詠歌」各300円
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 不明
住所 京都市東山区泉涌寺山内町32
TEL 075-561-5511
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ3選

秋の紅葉 本堂(本尊・恵比須神) 医聖堂

弘法大師(空海)により創建された今熊野観音寺の境内は広く、いろいろな像や神社のお社などがあります。

今熊野観音寺の1番の見どころは紅葉です。

泉涌寺山内で1番美しく色好き、すぐお隣にある東福寺のように人であふれかえることもなくゆっくり紅葉狩りができます。

見どころの2番目は本堂。本堂の内で参拝ができます。

本堂内には弘法大師御作と伝えられる秘仏「十一面観世音菩薩」が安置されています。

ただ、秘仏のため年に3日間の御開帳期間以外はお目にかかることはできません。
代わりに御前立おまえだちがあります。

他にも複数の仏像があり、泉涌寺七福神の「恵比須神」も安置されています。

十一面観世音菩薩御開帳:毎年9月21日~23日の3日間

御前立とは:秘仏の厨子ずしの前に身代りとして安置されている仏像

見どころ3番目は「医聖堂」です。境内の高台にある平安洋式の多宝塔で、堂内には医界に貢献された方が祀られています。

今熊野観音寺の御朱印2024|9種の値段・デザイン・タイプ・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス|泉涌寺塔頭今熊野観音寺は弘法大師(空海)が作ったと伝わる「十一面観音菩薩」や七福神の「恵比須様」がお祀りされている泉涌寺の塔頭寺院。 参道と...

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6.来迎院(らいごういん)

外観

来迎院はちょっと奥まったところにあるためか拝観者が少ない印象です。
ひっそりしてますが、赤穂浪士の大石内蔵助ゆかりの寺院です。

基本情報

6.来迎院(らいごういん)
公開エリア
・拝観料

無料 ・本堂、荒神堂(廣福殿)、境内
※お堂は参拝のみ内部非公開
有料:300円 ・茶室「含翠軒がんすいけん」、庭園「含翠の庭」
※別途500円でお抹茶と干菓子あり
拝観時間 9:00-17:00
御朱印 ・「布袋尊」「廣福殿」「含翠之庭」(各300円)
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 不明
住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町33
TEL 075-561-8813
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ3選

有料の拝観エリアになりますが、1番の見どころ茶室「含翠軒がんすいけん」と庭園です。
来迎院には、赤穂浪士の大石内蔵助おおいし くらのすけが江戸時代に建てた茶室が今も残っています。

歴史に名を遺す人物が過ごした空間に今でも入ることができるのは趣深いですよね。

見どころの2番目秋の紅葉です。
来迎院は泉涌寺山内の中で奥まったところにあるので観光客がすごく少ないのでおススメです。

来迎院(泉涌寺)の御朱印2024|直書き3種と七福神めぐり限定(値段・デザイン・タイプ)・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス|泉涌寺塔頭来迎院(泉涌寺塔頭)は大石内蔵助が建てた茶室や弘法大師(空海)が仏具の「独鈷どっこ」で地面を突いて湧いた水(独鈷水)などがあるお寺です。...

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7.善能寺(ぜんのうじ)

外観

善能寺は泉涌寺山内で唯一、無人のエリアです。
境内には、本堂、日本最初の稲荷神社、重森美玲作庭の庭園があります。

基本情報

7.善能寺(ぜんのうじ)
公開エリア
・拝観料

無料 ・本堂(祥空殿)、重森三玲作庭庭園(遊仙苑)、白玉龍神社、日本最初稲荷神石社
※境内自由参拝 ※お堂は参拝のみ内部非公開
有料 なし
拝観時間 9:00-17:00
御朱印 泉涌寺(本坊)の朱印所で授与
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験
住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町34
TEL
公式サイト なし
(洛陽三十三所観音霊場巡礼の該当サイトはこちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ3選

重森美玲の庭「仙遊苑」 本堂「祥空殿」 日本最初の稲荷

1番の見どころは、重森美玲作庭の庭園「仙遊苑」

上の写真は1月に撮ったのであまり良さが伝わりませんが、新緑や紅葉の時はとてもきれいです。

池泉鑑賞式庭園なのですが現在は池に水が貼られていません。

2番目の見どころ本堂「祥空殿」です。

建築家・大森健二の手によるもので、昭和46年に遭難した「ばんだいごう号」をきっかけに、航空殉難者の慰霊と自己の絶縁を祈願して寄進されたもの。

先ほどの重森三玲の庭園もこの時に策定されたものです。

大森健二(1923-2000年):京都生まれの建築家で工学博士。大報恩寺本堂や平等院鳳凰堂の修理、平安神宮の社殿、世界遺産・西芳寺の本堂や京都御所・清涼殿の復元、園城寺勧学院客殿の修復など滋賀県および京都府下の数々の国宝・重要文化財建築の修理を担当した。

3番目の見どころは、日本最初の稲荷大明神と伝わる「日本最初稲荷神石社」

弘法大師(空海)が祀った日本最初の稲荷大明神のご利益を授かることができる唯一無二のお社とのこと。

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8.非田院(ひでんいん)

外観

悲田院は基本的には、本堂外からの参拝のみなので、常に人がいなくて静かです。
境内から東京タワーと京都市内が一望できエリアがあります。

基本情報

8.非田院(ひでんいん)
公開エリア
・拝観料

無料エリア ・毘沙門堂(外観)
有料エリア ・本堂内:500円
・快慶作「宝冠阿弥陀如来坐像」
・土佐光起・光成親子筆の襖絵
※電話にて事前に予約すると拝観できます。
当日もお寺の方の都合が合えば拝観可能。
(2024/4/7寺院にて確認)

拝観時間 9:00-16:00
御朱印 ・「阿弥陀如来」「毘沙門天」各300円
▶御朱印紹介記事はこちら
写経体験 不明
住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町35
TEL 075-561-8781
公式サイト なし

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ

展望エリア 本堂

悲田院さんの見どころは「展望エリア」と「本堂」です。

本堂の横に進んだスペースから、京都タワーと京都市内、愛宕山を見ることができます。

本堂は泉山七福神めぐりの時以外は障子がしまっているので、外から参拝するのみになります。

境内の木々はとてもきれいに整えられているので、心地がいいお寺です。

本堂内の仏像と襖絵が貴重な文化財なのですが、拝観方法が現在不確かなので来月また悲田院に寄って聞いて来ようと思います。

悲田院の御朱印2024|通常2種と七福神めぐり限定(値段・デザイン・タイプ)・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス|泉涌寺塔頭泉涌寺塔頭「悲田院」は、聖徳太子が開いた福祉施設(悲田院)の名を引き継ぐ小さなお寺です。 境内は自由に参拝でき、本堂奥の庫裏の横は...

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9.雲龍院(うんりゅういん)

外観

「雲龍院」は、泉涌寺山内の一番奥にある塔頭寺院です。
お休みの日はありますが、通年一般公開している寺院です。

泉涌寺山内で1番ウエルカム感を感じる素敵なお寺です。
有料エリアは見どころも多く、何度も行きたくなる素敵なお寺です。

基本情報

9.雲龍院(うんりゅういん)
公開エリア
・拝観料

無料エリア 前庭(三門から拝観入口前)
有料エリア 400円
・本堂(龍華殿)、霊明殿、書院など

※ライトアップ期間も同じ料金
拝観時間 9:00-17:00(16:30受付終了)
※春と秋のライトアップ期間は20:30まで
拝観休止日 毎週水曜
※11月を除く
※その他行事による休止日あり
御朱印 ・「龍華殿」、「大黒天」、「西国四十九薬師霊場第40番」など
写経体験 ・通常時:1500円(拝観料、御抹茶込み)
・特別拝観期間:1000円(拝観料込、お抹茶なし)
※団体以外予約不要/時間は10:00-15:00
住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
TEL 075-541-3916
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ

悟りの窓 雪見障子 庭園
走り大黒天 菊紋の水琴窟 大石内蔵助の書

雲龍院さんは、見どころありすぎなのでまた別途記事を書いて紹介したいと思います。

インスタなどに登場する小さな龍のぬいぐるみが季節によって装いを変えるのでそれもまた見どころです。

雲龍院の御朱印2024詳細(値段・デザイン・タイプ・受付時間・朱印所の場所・交通アクセス)|泉涌寺別院・塔頭雲龍院は一般公開されている寺院で、御本尊の「薬師如来三尊像」や「不動明王半跏像」「走り大黒天」がお祀りされている泉涌寺の別院です。 ...

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10.泉涌寺(せんにゅうじ)

外観

泉涌寺本坊は境内全体が有料の割に、拝観できるエリアや順路が分かりにくいお寺です。
特に「伽藍拝観」で見られるエリアは事前に知識がある方が見逃すことなく堪能できます。

基本情報

10.泉涌寺(せんにゅうじ)
公開エリア
・拝観料



無料エリア なし
有料エリア A:伽藍拝観(入山料):500円
・仏殿、楊貴妃観音堂、宝物館(心照殿)、舎利殿
・Bの特別拝観エリア以外の境内
以外は外観のみの見学
B:特別拝観(御座所の拝観):500円
・御座所、御座所庭園、海会堂
その他
特別公開
①舎利殿の内部の特別公開:入山料500円
→毎年10月7日・8日に行われる「舎利会法要」時
→その他「京の冬の旅」などで公開(不定期)
※京の冬の旅の時は拝観料が異なる
②大涅槃図の特別公開:入山料500円
→毎年3月14日~16日の涅槃会の前後に仏殿で公開
③霊明殿の内部の特別公開:有料
→「京の冬の旅」や子文化保存協会の「京都非公開文化財特別公開」などで公開(不定期)
→拝観料は主催者による
拝観時間 【3月〜11月】9:00-16:30(閉門17:00)
【12月〜2月】9:00-16:00(閉門16:30)
休止日 ※宝物館(心照殿)は、毎月第4月曜日が休館
※行事により一部施設が拝観できない日や時間
御朱印 複数種あり(詳細はこちら)
写経体験
住所 京都市東山区泉涌寺山内町27 総本山 御寺 泉涌寺
TEL 075-561-1551
公式サイト こちら

※執筆時の情報です。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

見どころ

仏殿の天井画・ 仏殿の本尊 楊貴妃観音堂の本尊と羅漢
宝物館(心照殿 御座所の襖絵・障壁画 御座所の庭園

泉涌寺さんはちょっとマニアックな見どころが多いのでまた別途記事を書いて紹介したいと思います。

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