京都市中京区(なかぎょうく)にある壬生寺(みぶでら)は1000年以上の歴史を持ち、幕末には新撰組(しんせんぐみ)が訓練をした場所として全国の幕末・新撰組ファンにとってはたまらないスポットのひとつです。
そんな壬生寺の御朱印は、通年通していただける通常御朱印だけでも6種あり、期間限定の特別御朱印は6種以上あります。
壬生寺の境内の様子と合わせて、御朱印のデザインの違いや料金、朱印所の場所、新選組ファン必見の御朱印帳など紹介していきます。
なお、壬生寺の境内は自由参拝(無料)で、新選組隊士の墓地がある壬生塚と歴史資料館は有料(大人300円)です。
では、写真付きで詳しく紹介していきますね。
目次を開いて気になる部分から読み進めてくださいませ。
【壬生寺】いただける御朱印を一覧でご紹介(通年/期間限定)
最初に壬生寺でいただける御朱印の全体像をご紹介します。
壬生寺でいただける御朱印は通年通していただける通常御朱印が6種類と期間限定で授与される特別御朱印が6種以上あります。
通年頂ける通常御朱印は次の6種!
- 壬生寺本尊の御朱印
⇒「延命地蔵菩薩」(300円) - 金運上昇・子孫繁栄の御朱印
⇒「辨財天(弁財天)」(300円) - 京都十二薬師霊場の御朱印
⇒中院脇堂内本尊「歯薬師如来」(300円) - 洛陽三十三所観音霊場の御朱印
⇒中院本尊「十一面観音菩薩」(300円) - 阿弥陀堂の御朱印
⇒本尊「阿弥陀三尊」(300円) - 京都守護職 新選組巡礼会の御朱印
⇒「阿弥陀三尊」(500円)
壬生寺本尊 300円 (詳細へ) |
金運上昇・子孫繁栄 300円 (詳細へ) |
京都十二薬師霊場 300円 (詳細へ) |
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洛陽三十三所観音霊場 300円 (詳細へ) |
阿弥陀堂 300円 (詳細へ) |
新選組巡礼会 500円 (詳細へ) |
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期間限定の特別御朱印はこちら!
特別御朱印(限定御朱印)は、書置きタイプになります。
- 不動明王縁日限定の御朱印
⇒「倶利伽羅剣」(300円)
⇒毎月28日の不動明王ご縁日のみ授与 - 天神様ご縁日限定の御朱印
⇒「一夜天神」(300円)
⇒毎月25日の天神様ご縁日のみ授与
⇒洛陽二十五天満宮霊場の御朱印 - 壬生狂言限定の御朱印
⇒「山王大権現(猿面)」(300円)
⇒年3回壬生狂言の公開時のみ授与
※壬生狂言鑑賞者には記念の御朱印
「疫病退散祈願の壬生三面朱印」授与 - 元旦限定の御朱印
⇒「延命地蔵尊」(500円)
⇒元旦当日のみの授与 - 元旦から7日間限定の御朱印
⇒「六所明神宝船」見開き(1000円) - 壬生 開運招福三社寺めぐりの御朱印
⇒2020年から始まった御朱印で1月中のみ授与 - 特別公開限定の御朱印
⇒各種特別公開を実施している期間のみ授与
特別御朱印の画像は本記事内「【壬生寺】特別朱印の種類と料金」で紹介しています。
今すぐ見たい方はこちらをクリック!該当部分にジャンプします。
【壬生寺】通年いただける5種類の通常御朱印と料金・墨文字や朱印の詳細
1.壬生寺本尊の御朱印:「延命地蔵菩薩」(300円)

こちらの御朱印は、壬生寺の本堂に安置されている本尊「地蔵菩薩」の御朱印です。料金は300円で、直書きも1枚書き(書置き)どちらか好きな方を選べます。
中央の文字 | 地蔵尊 |
---|---|
中央の印 | ・蓮華座の火焔梵字宝珠印 ・中の梵字は”地蔵菩薩”(発音:カ) |
左下の印 | 壬生寺 |
奉拝部分の印 | なし |
料金 | 300円 |
御朱印タイプ | 次のどちらか選択可能 ・朱印帳への直書き ・1枚書き(書置き) |
授与日 | 通年 |
「地蔵菩薩」さまがいらっしゃる壬生寺本堂
本当は春の特別公開時に公開されることもあります。
後ほど紹介しますが特別公開時には特別御朱印の授与があります。
2.金運上昇・子孫繁栄の御朱印「辨財天(弁財天)」(300円)

中央の文字 | 辨財天(弁財天) |
---|---|
中央の印 | ・弁財天の御影 ・壬生寺の文字 |
奉拝部分の印 | なし |
料金 | 300円 |
御朱印タイプ | 次のどちらか選択可能 ・朱印帳への直書き ・1枚書き(書置き) |
授与日 | 通年 |
”おみえ”または”おすがた”と読み、ご本尊様の分身をあらわす
こちらの御朱印は壬生寺境内にある弁財天の御朱印です。
料金は300円で、直書きも1枚書き(書置き)どちらか好きな方を選べます。
「弁財天」さまがいらっしゃる御堂
上記の画像が壬生寺・弁財天の御堂です。金運上昇・子孫繁栄のご利益があります。
ご本尊でる「弁財天」は秘仏で、お正月の三ヶ日(1/1-1/3)のみご開帳されます。
3.京都十二薬師霊場の御朱印:中院脇堂内本尊「歯薬師如来」(300円)

こちらは京都市内12か所の薬師如来を巡る”京都十二薬師霊場会”の御朱印です。
料金は300円で、直書きも1枚書き(書置き)どちらか好きな方を選べます。
中央の文字 | 歯薬師 |
---|---|
中央の印 | ・蓮華座の火焔梵字宝珠印 ・中の梵字は”薬師如来”(発音:ベイ) |
左の印 | 壬生寺 |
奉拝部分の印 | 京都十二薬師第四番札所 |
料金 | 300円 |
御朱印タイプ | 次のどちらか選択可能 ・朱印帳への直書き ・1枚書き(書置き) |
授与日 | 通年 |
”京都十二薬師霊場会”公式の朱印帳(納経帳)はバインダー式で、公式の御朱印帳(納経帳)を使ってすべての札所の御朱印を集めると「成満之証」を発行していただけます。(有料1,000円)。
京都十二薬師霊場会公式朱印帳(納経帳)
(出典:京都十二薬師霊場会公式サイト)
壬生寺では、京都十二薬師霊場会公式朱印帳(納経帳)を販売しています。
「歯薬師」さまがいらっしゃる中院脇のお堂
壬生寺のお薬師さま「歯薬師如来三尊像」は中院の隣に安置されています。
歯薬師如来(平安時代作)を中心に、向かって右に日光菩薩像(鎌倉時代作)、向かって左に月光菩薩像(鎌倉時代)と並んでいます。
明日は118〜良い歯
御朱印を、歯薬師如来さまにお供えしております。 pic.twitter.com/lsl7EoN51q— 壬生寺 (@mibu323) November 7, 2022
歯薬師如来の微笑みが「は、は、は」と笑っているように見えることから、「歯の病」に霊験あらたかと言われているそうです。
11月8日、「良い歯」
薬壺を押した特別朱印です。
京都十二薬師4番札所「歯薬師」にお参りください。 pic.twitter.com/ShVNi8EXdb— 壬生寺 (@mibu323) November 6, 2020
4.洛陽三十三所観音霊場の御朱印:中院本尊「十一面観音菩薩」(300円)

こちらの御朱印は、京都市内の観音さまを祀る33か所の寺院を巡る”洛陽三十三所観音霊場”(らくようさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)の御朱印です。
料金は300円で、直書きも1枚書き(書置き)どちらか好きな方を選べます。
中央の文字 | 大悲殿 |
---|---|
中央の印 | ・火焔梵字宝珠印 ・中の梵字は”観音菩薩”(発音:サ) |
左の印 | 壬生寺中院 |
奉拝部分の印 | 洛陽十八番 |
料金 | 300円 |
御朱印タイプ | 次のどちらか選択可能 ・朱印帳への直書き ・1枚書き(書置き) |
授与日 | 通年 |
墨字の「大悲殿」は聖観音や千手観音や如意輪観音などの観音菩薩が安置されている建物のことで、大悲とは観音菩薩の別名で、生命のあるすべてのもの(衆生)の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表します。
”洛陽三十三所観音霊場”公式の朱印帳(納経帖)は、ひもで綴じるタイプ(1500円)と通常のジャバラ式タイプ(1,000円)があります。壬生寺ではどちらのタイプも販売されています。
洛陽三十三所観音霊場朱印帳(納経帖)
(出典:洛陽三十三所観音霊場公式サイト)
公式の朱印帳(納経帖)で33か所の御朱印をすべて集めると「満願証」を発行していただけます。(有料:1000円・授与できる寺院は限定されています)
「十一面観音菩薩」さまがいらっしゃる中院はこちら
壬生寺の「中院」が洛陽三十三所観音霊場第二十八番札所になります。
こちらの中院に十一面観音菩薩 (鎌倉時代作)が安置されています。
中院は、壬生寺の塔頭(支院)で寛永年間(1624~1643)に本良律師が創建。
現在の御堂は文政十二年(1829年)再建。
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5.阿弥陀堂の御朱印:本尊「阿弥陀三尊」(300円)

中央の文字 | 阿弥陀三尊 |
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中央の印 | 阿弥陀三尊の御影 |
左の印 | 壬生寺阿弥陀堂 |
奉拝部分の印 | なし |
料金 | 300円 |
御朱印タイプ | 次のどちらか選択可能 ・朱印帳への直書き ・1枚書き(書置き) |
授与日 | 通年 |
こちらは壬生寺境内の阿弥陀堂本尊「阿弥陀三尊」の御朱印です。
料金は300円で、1枚書き(書置き)のみになります。
中央の印の阿弥陀三尊は「阿弥陀如来」「観音菩薩」「勢至菩薩」です。
御朱印をいただく場所(朱印所)にこちらの見本は出ておらず、阿弥陀堂内に御朱印がある旨の掲示があります。
壬生寺の阿弥陀堂はこちら
阿弥陀堂には阿弥陀如来三尊像が安置されています。
阿弥陀三尊は「阿弥陀如来」「観音菩薩」「勢至菩薩」です。
6.京都守護職 新選組巡礼会の御朱印:阿弥陀堂本尊「阿弥陀三尊」(500円)/専用台紙への押印(1500円)
阿弥陀堂本尊 | 専用台紙への押印 |
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京都守護職 新選組巡礼会の御朱印は、新選組ゆかりの3つの寺院「壬生寺」「聖護院門跡」「金戒光明寺」を巡る御朱印で2021年9月から始まった新しい御朱印です。
通年頂ける1枚書き(書置き)タイプと無くなり次第終了の限定台紙タイプ(京都守護職就任160年記念御朱印)の2種類があります。両方紹介しますね。
京都守護職 新選組巡礼会の御朱印:阿弥陀堂本尊「阿弥陀三尊」(500円)

中央の文字 | 阿弥陀三尊 |
---|---|
中央の印 | 阿弥陀三尊の御影 |
左の印 | 壬生寺阿弥陀堂 |
奉拝部分の印 | 京都守護職新選組巡礼 |
料金 | 500円 |
御朱印タイプ | 1枚書き(書置き)のみ |
授与日 | 通年 |
こちらは京都守護職 新選組巡礼会の通年いただける御朱印です。
料金は500円で、1枚書き(書置き)のみになります。
阿弥陀堂には阿弥陀如来三尊像が安置されています。
阿弥陀三尊は「阿弥陀如来」「観音菩薩」「勢至菩薩」です。
壬生寺の阿弥陀堂はこちら
阿弥陀堂の奥には新撰組隊士墓所である壬生塚があり、芹沢鴨や平山五郎らをはじめ、新選組隊士11名の墓や慰霊碑、局長・近藤勇の胸像と遺髪塔などがあります。
2023年7月16日には新撰組結成160年「土方歳三像」、京都壬生に建立プロジェクト(クラウドファンディング)による、土方歳三像がお披露目される予定です。
地階には壬生寺歴史資料室があり、寺宝や新撰組の関連資料が展示されています。
壬生塚・歴史資料室拝観料:大人300円/中学・高校生100円
受付時間:9:00-16:00(壬生寺の開門時間は8:30-17:00)
※2022年11月に壬生寺に問い合わせた料金です。変更になることもあるのでお出かけ前にご確認ください。
また、こちらの阿弥陀堂内には新選組グッズなどのお土産屋さんがあります。
新撰組デザインの御朱印帳も販売されていますよ。後ほど詳細お伝えしますね。
なお、阿弥陀堂内は撮影禁止です。
新選組巡礼会 限定御朱印:京都守護職就任160年記念御朱(専用台紙に押印タイプ):1500円

中央の絵柄(御影) | 不動明王 |
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右上の印 | 京都守護職 新選組巡礼 |
左下の印 | 本山聖護之印 |
料金 | 1500円 |
御朱印タイプ | 専用台紙への押印と参拝日の記入 |
授与日 | 台紙購入後は通年 ※第四は1682枚限定で無くなり次第終了 |
こちらは、数量限定の京都守護職就任160年記念御朱印です。
2022年9月24日から始まり1,682枚限定で無くなり次第終了となります。
ちなみに上の画像は折りたたんだ状態で、本来は下の画像のような横長の台紙になります。
(↑左から聖護院(不動明王)、金戒光明寺(千手観音菩薩)、壬生寺(毘沙門天)、表紙)
各寺院の朱印所で台紙を渡すと、参拝日の記入と朱印の押印をしてもらえます。
中央の絵と左上の寺院名は印刷です。
(上の画像の左から2番目金戒光明寺が参拝前の状態)
京都守護職就任160年記念御朱印は、台紙+3寺院の御朱印代+オリジナルクリアファイルで1500円です。
新選組巡礼会や3寺院(壬生寺・金戒光明寺・聖護院門跡)でいただける御朱印についてもっと詳しく知りたい方は↓↓こちらをご覧ください。
https://kyoto-addict.com/gosyuin-shinsengumijyunreikai/
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【壬生寺】特別朱印の種類と料金
壬生寺の期間限定の特別朱印一覧
壬生寺でいただける期間限定の特別御朱印はこちらです。
1~6は毎年期間限定で授与され、7番は次に授与されるタイミングがあるのか未定の御朱印です。
特別御朱印(限定御朱印)は、書置きタイプになります。
- 不動明王縁日限定の御朱印
⇒「倶利伽羅剣」(300円)
⇒毎月28日の不動明王ご縁日のみ授与 - 天神様ご縁日限定の御朱印
⇒「一夜天神」(300円)
⇒毎月25日の天神様ご縁日のみ授与
⇒洛陽二十五天満宮霊場の御朱印 - 壬生狂言限定の御朱印
⇒「山王大権現(猿面)」(300円)
⇒年3回壬生狂言の公開時のみ授与
※壬生狂言鑑賞者には記念の御朱印
「疫病退散祈願の壬生三面朱印」授与 - 元旦限定の御朱印
⇒「延命地蔵尊」(500円)
⇒元旦当日のみの授与 - 元旦から7日間限定の御朱印
⇒「六所明神宝船」見開き - 壬生 開運招福三社寺めぐりの御朱印
⇒2020年から始まった御朱印で1月中のみ授与 - 特別公開限定の御朱印
⇒各種特別公開を実施している期間のみ授与
では、特別朱印をひとつずつ紹介していきましょう!
1.不動明王縁日限定の特別朱印「倶利伽羅剣」(300円)

右の墨文字 | 倶利伽羅剣(からくりけん) |
---|---|
中央の印 | ・倶利伽羅剣不動明王印 ・壬生寺の文字 |
左の墨文字 | 参拝日(元号●年●月28日) |
料金 | 300円/1枚書き(書置き)のみ |
授与日 | 毎月28日お不動さんのご縁日のみ |
こちらは毎月28日のお不動さん(不動明王)のご縁日のみ授与される限定の特別朱印「倶利伽羅剣」です。
料金は300円で1枚書き(書置き)のみとなります。
不動明王の立像が右手に持つ剣のこと
毎月28日のお不動さん(不動明王)のご縁日には、中院が開扉され不動明王がライトアップされます。
28日は不動明王の御縁日です。
中院にてご開扉ライトアップし、また朱印所にて倶利伽羅剣の御朱印を授与します。
どうぞご参拝ください。
#壬生寺
#不動明王
#朱印
#倶利伽羅剣 pic.twitter.com/NFMPCFrU2s— 壬生寺 (@mibu323) September 27, 2021
2.天神様ご縁日限定の御朱印「一夜天神」(300円)

右の墨文字 上段 | 奉拝 |
---|---|
右の墨文字 下段 | 参拝日(元号●年●月28日) |
右の朱印 | 洛陽天満宮二十五社霊場 |
中央の文字 | 一夜天神 |
中央の印 | 梅紋 |
左の墨文字 | 壬生寺 |
料金 | 300円/1枚書き(書置き)のみ |
授与日 | 毎月25日天神さんのご縁日のみ |
こちらは壬生寺の「一夜天神」の御朱印で、料金は300円の1枚書き(書置き)のみです。
天神様にゆかりが深い毎月25日、天神の縁日に授与されます。
なぜ、25日が天神様かというと、「天神様」として信仰される菅原道真(845~903年)が太宰府に左遷されたのが昌泰4年(901)1月25日、命日が延喜3年(903)2月25日であることに由来しているためです。
また、奉拝部分の朱印に「洛陽天満宮二十五社霊場」とありますが、霊場会がある訳ではなく、菅原道真にちなんだ25か所の神社を巡る風習があるというものになります。
(2022年12月27日撮影)
以前は不定期に授与されていましたが、どうやら2022年12月から毎月25日に授与に変更になったようです。
・2021年2月:節分会
・2019年:1月1日~3日
・2018年:正月
・2017年:10月7日〜22日
(ワンピースコラボ「京都麦わら道中」期間)
一夜天神はこちら
3.壬生狂言限定の御朱印(年3回)

右の墨文字 | 奉拝と参拝日(元号●年●月●日) |
---|---|
中央の印 | ・梵字”地蔵菩薩”(発音:カ) ・厄除 ・猿面のイラスト ・山王大権現(さんのうだいごんげん)の文字 |
左の墨文字 | 壬生寺 |
左下の朱印 | 京都 壬生寺 |
料金 | 300円/1枚書き(書置き)のみ |
授与日 | 年3回(春・秋・節分)の壬生狂言公開時のみ |
こちらは年3回(春・秋・節分)の壬生狂言公開時のみ授与される「山王大権現(猿面)」の御朱印です。
御朱印の料金は300円で1枚書き(書置き)のみです。
なぜ山王大権現なのか、なぜ猿の面で厄除けなのかは御朱印を頂いた際についてくる解説用紙に書かれているので紹介しますね。

壬生狂言公開限定御 厄除け 山王大権現
壬生寺のご本尊である延命地蔵菩薩を神の姿(垂迹神)で表すと、山王七社の一つ「日吉十禅師」です。また、日吉神の神使いは猿です。猿は、その発音が「厄が去る」に通じることから霊獣とされ、鬼門封じなどとして祀られています。
当寺に伝承される伝統美能・壬生狂言には、室町時代の日永作と伝わる猿の仮面があり ます。この面は、江戸時代中期頃まで、実際に壬生狂言で使用されていましたが、ある時奇端が起こり、以後使用することが禁じられました。そして、霊宝「山王大権現」と名付けられ、崇められたのです。
往時は壬生狂言を演ずる際、参詣者に山王大権現の姿を写した御守が授与され、疾病除け・厄除けに霊験あらたかとして、人気を博しました。その故事に倣って、当寺伝来の版木を元に御朱印として、山王大権現の御影を授与するものです。
(出典:壬生寺御朱印解説用紙)
めでたいことの前兆として起こる不思議な現象。吉兆。
壬生狂言が実施される時期
- 節分会:節分前日と節分当日の2日間
- 春の大念仏会:ゴールデンウィーク期間中(4月29日から5月5日)
- 秋の特別公演:秋の体育の日を含む3日間 ※日程や鑑賞方法は変更になることがるのでお出かけ前にお調べください
壬生寺は新選組ゆかりのお寺として有名ですが、京都では壬生狂言のお寺として親しまれています。
なお、壬生狂言を鑑賞すると鑑賞の記念に「疫病退散祈願の壬生三面朱印」がいただけます。(狂言鑑賞料1,000円)
御朱印のデザインはこちら↓↓。
壬生狂言公開時限定の朱印格好山王大権現」です。今日から3日間授与します。
なお、疫病退散祈願の壬生三面朱印は、壬生狂言鑑賞券としてお渡ししており、朱印所にはありません。 pic.twitter.com/YCeGG67YUi
— 壬生寺 (@mibu323) October 8, 2022
また、過去にはこんなご朱印も授与されていたことがあります。
池大雅作「恵美子・大黒天」朱印授与のお知らせ
壬生寺節分会2月2~3日に、当寺伝来の木版画を32年ぶりに授与します。(前回は平成元年・元号が変わった年に授与) pic.twitter.com/QknMdGtjne— 壬生寺 (@mibu323) January 21, 2020
こちらの版画は、壬生寺の歴史資料館(有料300円)で見ることができます。
4.元旦限定の金紙御朱印
元日のみ、地蔵尊御影入り一枚書き朱印を授与します。100体のみ。本堂前授与所にて、午前8時30分~午後4時30分。 pic.twitter.com/L0JGhNilwW
— 壬生寺 (@mibu323) December 24, 2017
こちらは元旦当日のみ授与される100体限定の特別朱印「延命地蔵尊」です。
御朱印の料金は500円で1枚書き(書置き)のみになります。
5.元旦から7日間限定:六所明神宝船(見開き)

見開き右側 | 宝船のイラスト(筆:だるま商店) |
---|---|
見開き左側の右列 | 梵字、厄除、山王権現(猿面)のイラスト、山王大権現の文字 |
見開き左側の中央列 | 墨文字:六所明神 朱印:六所の名称 (熊野、日吉、祇園、稲荷、八幡、天満宮) |
見開き左側の左列 | 墨文字:壬生寺 朱印:壬生寺六所明神 |
料金 | 1000円 |
授与日 | 元旦から7日まで |
こちらは元旦から7日まで数量限定で授与される壬生寺鎮守「六所明神・宝船」の御朱印です。
令和元年から授与されています。こちらは見開きタイプで書置きのみです。
六所の神使いである”日吉の猿”、”八幡の鳩”、”熊野の八咫烏”、”稲荷の狐”、”祇園の胡瓜”、”天満宮の牛”が、船で宝を運んでいる様子が描かれています。
宝船のイラストは、壬生寺に新選組の活躍を描いた衝立を奉納されている”だるま商店”さんのイラストです。だるま商店さんは京都のいろんなお寺に襖絵や衝立を奉納されている絵描きユニットです。
だるま商店さんからご奉納いただいた、新選組の活躍を描いた衝立。今日改めて見るとあざやかな色彩に目を奪われます。
公開は29日からです。 pic.twitter.com/UWYhvsyIZ6— 壬生寺 (@mibu323) April 5, 2020
後ほど紹介しますが、壬生寺ではだるま商店さんの御朱印帳も販売されています。
六所明神が祀られている一夜天神はこちら
こちらの御堂内の中央に一夜天神、向かって左側に壬生寺の鎮守である六所明神が祀られています。右側は金毘羅大権現。
6.京都・壬生 開運招福三社寺めぐりの御朱印

こちらは2020年から始まった京都・壬生 開運招福三社寺めぐりの御朱印です。
1月1日から2月6日まで「壬生寺」「元祇園梛神社」「新徳寺」で授与されます。(期間は開催年や寺院により多少変更ありです。)
御朱印のタイプは次の2タイプです。
- 各寺院の1枚書きの御朱印:500円
⇒上の画像の左側(画像は壬生寺の御朱印) - 三社寺の墨書と各種押印がされた限定御朱印:1000円
⇒3寺院の御朱印代含む
⇒上の画像の右側(画像は3寺院の押印済み)
2023年(令和5年)も開催されます!
令和3年新春も「壬生三社寺巡り」を行います。
是非ご参拝下さい。
元日~2月7日まで。
ただし、無くなり次第終了します。 pic.twitter.com/Qcm29STq5s— 壬生寺 (@mibu323) December 20, 2020
7.特別公開限定の御朱印
各種特別公開や各種行事、ゴラボ企画などの期間に授与される御朱印です。
過去に授与されたものを紹介しますね。
春の特別公開限定・特別朱印「二太刀図 治世誠剣」
春季特別展・「壬生寺縁起絵巻」初公開に合わせて、7日間のみの朱印です。
二太刀「治世」「誠剣」の図。 pic.twitter.com/lpyLhXngVc— 壬生寺 (@mibu323) April 27, 2017
こちらは春の特別公開時に授与されることがある特別朱印「二太刀図 治世誠剣」です。
御朱印の料金は500円で1枚書き(書置き)タイプのみです。
壬生寺縁起絵巻に描かれている二剣を授ける「二太刀図」を御朱印にしたもので、版木からの刷り物とのことなのでとても貴重です!
・2022年4月29~5月8日春期特別公開
・2020年4月29~5月8日春期特別公開
・2019年5月1日新元号初日
・2018年4月27~5月6日春の特別展
・2017年4月29~5月5日春期特別公開
11月8日「いい歯の日」限定 金紙「歯薬師如来」
11月8日、「良い歯」
薬壺を押した特別朱印です。
京都十二薬師4番札所「歯薬師」にお参りください。 pic.twitter.com/ShVNi8EXdb— 壬生寺 (@mibu323) November 6, 2020
2020年11月8日「いい歯の日」に授与された「歯薬師如来」の特別朱印です。
こちらはこの日以降に授与された記録が見つけられず、今後もあるのか分からないのですが履歴として紹介しておきますね。
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【壬生寺】御朱印をいただける場所(朱印所)と受付時間

朱印所 | 本堂右手の建物 |
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朱印受付時間 | 8:30-17:00 |
壬生寺の朱印所は本堂に向かって右手の建物にあります。
下の画像にある門をくぐった突き当りの右手が朱印所です。

受付に人がいないときはインターフォンを押します。

残念ながら壬生寺では御朱印を書いているところを見ることができません。
寺務所の奥に御朱印帳を持って行って書き終わったらまた受付で渡してもらえます。
お正月や行事で人が多いときには本堂前に専用の小屋が設置され、そこで授与になります
壬生寺の朱印所の壁には下の額が飾られています。

通常御朱印6種のうち上の画像の4つは御朱印帳に直接書いていただく”直書き”と”1枚書き(書置き)”のどちらか好きな方を選べます。
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【壬生寺】オリジナル御朱印帳と各巡礼用御朱印帳
1.新選組デザインの誠帖(朱印帳としても利用可能な自由帳)

料金 | 税込1800円 ※通常版の金額 |
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サイズ | 縦約18センチ横12センチ |
こちらは朱印帳としても使える蛇腹式の自由帳「誠帖(まことちょう)」の通常版です。
上の画像では分かりにくいですが、だんだら模様(三角模様)のフチは金色です。
料金は税込1800円でサイズは縦約18センチ横12センチです。
通常版の誠帖もタイミングによっては品切れになるほど人気です。
誠帖は毎年デザインが違う限定版が発売されます。
毎年デザインが変わる限定シリーズ
こちらの限定デザインは無くなり次第終了になります。
サイズは通常版と同じ縦18×横12センチの蛇腹式です。
値段は基本は2200円ですが、芹沢鴨版と復刻土方歳三版は2500円。
2500円のものは他よりも表紙と裏表紙の作りにこだわりがあるものです。
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↑誠帖:2022年限定版 (沖田総司・加州清光/大和守安定) |
↑誠帖:2021年限定版 (芹沢鴨) 税込2,500円 |
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↑誠帖:2020年限定版 (近藤勇・長曽祢虎徹) 税込2,200円 |
↑誠帖:復刻版 (土方歳三・和泉守兼定) 税込2,500円 |
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↑誠帖:2019年限定版 (斉藤一・鬼神丸国重) 税込2,200円 |
↑誠帖:2018年限定版 (沖田総司・加州清光) 税込2,200円 |
次は誰のデザインになるのでしょうか。
誠帖の販売場所は朱印所ではなく売店なのでご注意を!
壬生寺さん的に「誠帖」はあくまで自由とのことで、壬生寺境内の阿弥陀堂内にある売店(お土産屋さん)で販売されています。
本堂横の朱印所で購入しようとしても売店を案内されるのでご注意くださいね。
売店が開いているのは9時から16時です。
なお、オンライン販売はありません。
2020年のみ外出が制限されたので特別に郵送対応がありました。
全国の新選組ファンからは通販や郵送の要望の声があがっているので、今後変わる可能性はあるかもですね。
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3.ダルマ商店のオリジナル朱印帳

料金 | 2,000円(ビニールカバー付き) |
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サイズ | 縦18×横12センチの大判サイズ |
こちらは京都のお寺に襖絵や衝立を奉納されている絵師ユニット「だるま商店」さんデザインの御朱印です。
御朱印帳に2,000円は高い!と思ったかもしれませんが次のような仕様なので納得のお値段です。
- 中面は高級和紙の「鳥の子和紙」裏移りの心配もナシ
- 表裏にはクッション材
- ビニールカバー付き
3.壬生寺の地紋入りのオリジナル朱印帳
料金 | 1,000円 |
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サイズ | 縦18×横12センチの大判サイズ |
こちらは、壬生寺の寺紋のひとつ「桜」が入った御朱印帳です。
種類は3種で上の画像にある「金襴」「さくら」「紺」で、料金は1冊1000円です。
糸に金箔を巻きつけた金糸や、細く切った金箔を織り込み、紋様を顕わした布地のこと
4.各種霊場の公式朱印帳(納経帖)

十二薬師巡礼用 | 1,200円(バインダー式) |
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洛陽観音巡礼用 | 1,500円(金襴紐綴じ式) |
1,200円(砂子・折れ本式) | |
1,000円(紺色生地・折れ本式) |
こちらは各巡礼(霊場会)公式の朱印帳です。
公式の朱印帳はどこの寺院でも販売している訳ではないので、欲しい方は見つけたタイミングで購入しておくのがおすすめです。
前述した通り、公式の朱印帳で全ての御朱印を集めると有料で証書を発行していただけます。詳しくは公式ページをご覧ください。
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壬生寺の特徴(歴史・みどころ)をサクッと紹介
京都には魅力的な御朱印を授与している神社仏閣が多くてどこに行くか迷いますよね。
迷ったときには寺院の見どころや歴史も判断基準になると思います。
御朱印好きさんが知っておきたい壬生寺の特徴を簡単に紹介しますね。
壬生寺の基本情報
ざっくり概要を知りたい方のためにまずは基本情報を一覧で紹介します。
創建年 | 正暦2年(991年) |
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開山 | 快賢 |
宗派/寺格 | 律宗/大本山 |
本尊 | 延命地蔵菩薩(重要文化財) |
正式名称/山号 | 心浄光院宝幢三昧寺 |
通称・別称 | 壬生さん/壬生地蔵/地蔵院 |
札所 | ・洛陽三十三所観音霊場第28番(中院) ・京都十二薬師霊場第4番 ・洛陽天満宮二十五社順拝第4番(一夜天満宮) |
文化財 | ・大念仏堂≪重要文化財》 ・錫杖≪重要文化財》 ・紙本墨画淡彩列仙図 長谷川等伯筆≪重要文化財》 ・壬生狂言、壬生六斎念仏踊り≪重要無形民俗文化財》など |
境内は自由参拝(無料)で、壬生塚・歴史資料館のみ有料です。
開門時間は8:30-17:00
壬生塚・歴史資料館は大人300円/中高生100円(9:00-16:00)
壬生寺の歴史・特徴・見どころで押さえておきたい5点!
壬生寺の参拝・拝観に行く前に押さえておきたいポイントは次の5点です。
- 1000年以上の歴史ある寺院で
寺宝は190点以上!
⇒春の特別公開でいろいろな寺宝が公開される
⇒700年の伝統を持つ壬生狂言は重要無形民俗文化財 - 新選組が大砲や剣術・馬術の訓練をした寺院!
今も隊士の墓地がある!
⇒隊士たちと同じ地を踏める
幕末・新選組ファンにはたまらない聖地!
⇒毎年7月16日に慰霊供養祭が行われる
⇒新選組にまつわるキャラを演じた
有名声優さん達が書いた絵馬もある! - 厄除け節分会は900年以上の歴史あり!
京都の裏鬼門ならではの行事!
⇒京都御所から見て裏口の鬼門にあたるため
第72代・白河天皇の発願で
毎年2月に節分厄除大法会が行われるように - 壬生寺の宗派は京都では珍しい律宗!
多数の地蔵菩薩を祀る寺院!
⇒境内にはこれでもか!というくらいお地蔵さんがある
壬生寺の御朱印は墨字も美しく、いろいろな御朱印があるのでそれだけでも御朱印ファンには楽しいですが、壬生寺の境内は自由参拝でき、いろいろなご利益の御堂があるので壬生寺だけでもたっぷり楽しめます♪
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【壬生寺】交通アクセス:最寄り駅・バス停・駐車場とGoogleMap
壬生寺交通アクセス基本情報
住所 | 京都市中京区壬生梛ノ宮町 31 |
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最寄りのバス停 | 京都市バス「壬生寺道」下車、徒歩約 3 分 (系統:3・8・11・26・28・91・203) |
最寄り駅 | 阪急京都線「大宮駅」下車、徒歩約10分 嵐電「四条大宮駅」下車、徒歩約7分 |
駐車場 | なし (近隣にコインパーキングは多少あり) |
壬生寺に1番近い公共交通機関の駅は、京都市バスの「壬生寺道」です。
壬生寺側のバス停からであれば信号を渡ることがないため徒歩3分ほどで壬生寺正門につきます。
壬生寺道に停車する京都市バスの系統は、3・8・11・26・28・91・203です。
なお、電車の最寄りの駅は阪急京都線「大宮駅」と嵐電「四条大宮駅」で、徒歩7~10分ほどで壬生寺の正門までいけます。四条大宮駅の方が少し壬生寺に近い位置にあります。
ちなみに、大宮駅・四条大宮駅付近には、「壬生寺道」に行く市バスが止まる停留所「四条大宮」があります。同じ「四条大宮」のバス停でも複数停留所があるので注意が必要です。
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各最寄り駅・バス停から壬生寺までの道のり(GoogleMap)
市バス「壬生寺道」から壬生寺まで(GoogleMap)
阪急京都線「大宮駅」から壬生寺まで(GoogleMap)
嵐電「四条大宮駅」から壬生寺まで(GoogleMap)
壬生寺近隣の御朱印がもらえるスポットはこちら!
御朱印が豊富な「元祇園 梛神社」(壬生寺から約2分)

壬生寺の正門を出て左にまっすぐ歩くと約2分ほどで到着するのが「元祇園 梛神社」です。
こちらの神社は「梛神社」と「隼神社」の2つの本殿が横に並ぶ珍しい神社です。
また、御朱印の種類が豊富で通常の御朱印が2種(直書き)、カラフルな特別朱印が8種以上(1枚書置き)あります。
なお、御朱印は宮司さんが書かれるので、いらっしゃらないときは書置きのみとなります。
こちらで紹介している情報は記事執筆時点のもので御朱印の種類や料金などは変更になることもあります。
お出かけ前に公式サイトや公式SNSでご確認のうえ、お出かけくださいませ。
それでは素敵な京都旅を♪