皇室の菩提寺「泉涌寺」で毎年成人の日に行われる新春恒例行事「泉山七福神めぐり」は、1951年(昭和26年)から行われている新春の巡礼イベントです。
「福笹(本物の笹)」を持って、泉涌寺山内にある9つの寺院をめぐりながら、吉兆飾りを笹に飾り付けながら、新年の幸福を授かります。
普段は観光客も少なく静かな泉涌寺山内もこの日はたくさんの人でにぎわいます。
本記事では、初めて「泉山七福神めぐり」に行く方に向けて事前に知っておきたいポイントを写真を使って詳しく紹介していきます。
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基本情報|泉山七福神めぐり・泉涌寺
開催日時・開催場所
泉山七福神めぐり | |
---|---|
開催日 | 毎年1月の「成人の日」 →2025年1月13日(月・祝) |
開催時間 | 8:00~16:00 (受付終了16:00) |
開催場所 | 泉涌寺と泉涌寺塔頭8寺院(計9寺院) |
問合せ先 | 泉涌寺(本坊) TEL:075-561-1551 |
※変更になることもあるため、お出かけ前に公式情報をご確認ください。
所要時間
- 所要時間(目安):約2~3時間
※御朱印めぐりと小豆がゆの接待を含めない
各寺院で吉兆飾りを購入と参拝だけであれば、だいたい2時間くらいで巡ることができます。
泉涌寺山内をめぐる間は、坂道や階段もあるので足に自信がない方は3時間くらいを目安してみてください。
もちろん、TVで紹介されたり何かしらの理由で参加者が激増すると大幅に変わる可能性はあるので余裕をもってスケジューリングしてみてくださいね。
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巡礼順路
- 即成院の山門前(★1)で福笹引換券を購入
⇒1笹300円(2020年から有料になっています) - 即成院の境内(★2)で笹と引き換え
⇒笹は本物でサイズや葉の付き方は個体差があります - 後各寺院をピンクの線の順路で巡る
即成院⇒戒光寺⇒新善光寺⇒今熊野観音寺⇒来迎院⇒泉涌寺(楊貴妃観音堂)⇒雲龍院⇒悲田院⇒法音院
上の境内略図にある★1で福笹引換券を購入し、★2で笹と引き換え、その後各寺院をピンクの線の順路で巡ります。
3の戒光寺では、例年「小豆がゆ」の提供があります。(料金は志納)
空いていれば10分~15分くらいで食べることが可能ですが、人が多い時は長蛇の列になります。
参加方法
- 吉兆笹を購入すれば誰でも参加可能
⇒吉兆笹は即成院前の福笹引換所で引換券(300円)を購入し、境内の福笹交換所で笹を受け取ります。※2020年以降有料となりました
⇒9寺院全てめぐるのが基本ですが好きなところだけ参拝しながら吉兆飾りを購入することもできます。
ご利益
寺院名 | 神 | ご利益 | |
1番 | 即成院 | 福禄寿 | 子孫繁栄(子宝)、財運招福(財産)、無病息災(長寿) |
2番 | 戒光寺 | 辯財天 (融通弁財天) |
商売繁盛・芸能上達だけでなく、あらゆる願いを叶える、金銭の融通をつけてくれる |
番外 | 新善光寺 | 愛染明王 | 敬愛和合 |
3番 | 今熊野観音寺 | 恵比須神 | 商業繁栄・海運守護 |
4番 | 来迎院 | 布袋尊 | 知足福・家業繁盛 |
5番 | 雲龍院 | 大黒天 | 福徳 |
番外 | 泉涌寺本坊 | 楊貴妃観音 | 良縁・諸願成就 |
6番 | 悲田院 | 毘沙門天 | 財宝自在 |
7番 | 法音院 | 寿老人 | 長寿・健康 |
2番の「戒光寺」の弁財天は8本の腕を持ち、あらゆる願いを叶えてくれる「融通弁財天」さまで、他にはない弁財天で、泉山七福神めぐりの日は特別に開帳されます。
前述してますが、泉涌寺の七福神めぐりは番外2か所を含む 九ヶ所(久福神)を巡ります。
九福神の「九」は中国において最大の吉数で「久しく」福が続くようにという意味があるそうです。
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必要な予算|泉山七福神めぐり
最低予算(福笹+吉兆飾り9個)
- 最低予算:3000円(福笹300円+飾り300円×9寺院)
※福笹は2020年以降有料になりました
→9寺院で吉兆飾りを購入するのがセオリーですが、すべて購入が必須ではないので3000円以下にすることも可能
1番の低予算で9寺院をめぐるなら3000円です。
3,000円の内訳は、福笹(飾りをつける笹)1本と9寺院で1番お安い300円の吉兆飾りを購入した場合になります。
参考として福笹1本と9寺院の300円の吉兆飾りの写真も紹介しておきますね。
なお、300円の吉兆飾りのサイズはだいたい縦4~8cm、横7~8cmくらいです。
3000円分の飾り | ||
即成院 | 戒光寺 | 新善光寺 |
今熊野観音寺 | 来迎院 | 泉涌寺 |
雲龍院 | 悲田院 | 法音院 |
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参考予算(福笹+見た目が華やかな吉兆飾り)
- 参考予算:5900円(福笹300円+飾り12種)
→上の画像参照
上の画像が実際に2024年にめぐったときのもので、福笹と飾り12種で5,900円でした。
どの寺院の吉兆飾りも500円~700円から見た目が華やかでかわいいものになるので、5000円~7000円の予算を見ておくのが良いと思います。
参考として5900円分の福笹1本と12個の吉兆飾りの写真と値段も紹介しておきますね。
なお、500円以上の吉兆飾りのサイズはだいたい10~20cmくらいと大ぶりにになります。
5900円分の飾り(福笹+飾り12種) | ||||
福笹300円 | 即成院・500円 | 戒光寺・400円 | 新善光寺・500円 | 今熊野観音寺・300円 |
今熊野観音寺・500円 | 来迎院・300円 | 来迎院・500円 | 雲龍院・700円 | 泉涌寺・300円 |
悲田院・300円 | 悲田院・1000円 | 法音院・300円 | ||
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御朱印巡りの予算(2パターン)
パターン1 | パターン2 |
専用色紙(台紙)への押印 | ②朱印帳へ七福神朱印の直書き |
4,700円 (台紙2000円+朱印300×9寺院) |
2,700円 (御朱印300×9寺院) ※専用の朱印帳を購入するなら別途1,000円 |
(詳細へ) | (詳細へ) |
※朱印の値段が変更となる場合があります。上記は2024年の金額です。
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体験レビュー|泉山七福神めぐり
参加してよかったこと
- 混雑しすぎず1時間45分で巡れた
- 吉兆飾りがどれも可愛くて選ぶ楽しさがあった
- 自分だけの福笹が完成する満足度と達成感があった
京都の他の七福神めぐりや福笹授与は対象寺社がが離れていたり、福笹授与にものすごく並んだりとするところがありますが、泉涌寺は2時間もあれば全部巡れるのがとてもいい点です。
各寺社の吉兆飾りもいろんなデザインがあり、クオリティーも高く選ぶ楽しさも世勝手です。
本当は1番お値段の安い飾りだけにしようと思いきや、全然そうはいかずにボリュームたっぷりの福笹に仕上がりました。
自分の足で歩いて選んだ飾りで作ったオリジナルの福笹への満足度と達成感は高く、おうちで福笹を見るたびに楽しい気持ちになりました。
また参加したいと思ってます!
残念だったこと
- 特になし
大満足だったので特になしです。
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福笹の飾り方|泉山七福神めぐり
- 特に規定なし:清潔な場所に飾ればOKとのこと
※一般的には神棚、神棚がなければ目線より高い清潔なところ、福笹の正面が東または南を向くように飾る
2024年に参加した際に雲龍院で聞いてみたところ「特に飾り方はなく、清潔な場所にがざっていただければ」ということでした。
参考に雲龍院さんで飾られていた福笹を紹介します。こちら↓。
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御朱印の詳細|泉山七福神めぐり
パターン1:専用色紙(台紙)への押印
①色紙(台紙)に朱印を押印してもらうタイプ | |
色紙(台紙) | 押印後 |
色紙(台紙)2000円/朱印1寺院300円 合計4700円(2000+2700) |
泉山七福神めぐりの日は、上記の専用色紙(台紙)に朱印をもらいながら9寺院を巡ることができます。
こちらの専用色紙の朱印は台紙2000円と各寺院での朱印が300円なので、4700円の予算が必要です。
なお、こちらの専用台紙の御朱印は泉山七福神めぐり期間以外もいただけるとのこと。
また、泉涌寺本坊の朱印所では通年完成品(4700円)が購入可能です。
パターン2:朱印帳への直書き
②朱印帳に直書きしてもらうタイプ | ||
即成院 (1番・福禄寿) |
戒光寺 (2番・辯財天) |
新善光寺 (番外・愛染明王) |
300円 | 300円 | 300円 |
今熊野観音寺 (3番・恵比須神) |
来迎院 (4番・布袋尊) |
雲龍院 (5番・大黒天) |
300円 | 300円 | 300円 |
泉涌寺本坊 (番外・七福神) |
悲田院 (6番・毘沙門天) |
法音院 (7番・寿老人) |
300円 | 300円 | 300円 |
泉山七福神めぐりの日はお手持ちの御朱印帳に「七福神」の御朱印を直書きで頂くこともできます。
こちらの御朱印をすべて集めたい場合、1つ300円なので2,700円が必要な予算です。
新善光寺の愛染明王の干支の印入りデザインは泉山七福神めぐりの日のみ限定ですが、それ以外は通年授与されている御朱印です。
※泉山七福神めぐりの日(成人の日)以外は書置き対応のところもあります。
また、七福神専用の朱印帳で集めたい場合、こちら↓の朱印帳を購入して巡ることもできます。
泉涌寺七福神御朱印帳 | 1000円 |
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泉涌寺七福神御朱印帳は、泉涌寺と泉涌寺塔頭で販売されています。
泉涌寺本坊と塔頭寺院の御朱印情報は別の記事で紹介しているので合わせてご覧ください。
泉涌寺本坊・塔頭寺院御朱印情報へのリンク ※本記事とは別の記事が開きます | ||
1.即成院の御朱印情報へ | 2.戒光寺の御朱印情報へ | 3.新善光寺の御朱印情報へ |
4.今熊野観音寺の御朱印情報へ | 5.来迎院の御朱印情報へ | 6.泉涌寺本坊の御朱印情報へ |
7.雲龍院の御朱印情報へ | 8.悲田院の御朱印情報へ | 9.法音院の御朱印情報へ |
※泉山七福神めぐりの日は、七福神以外の御朱印の直書きを休止されるところが多くあります。ご注意ください。
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1.即成院(1番:福禄寿)|泉山七福神めぐり
泉涌寺の総門の手前にあるのが即成院で、泉山七福神めぐりのスタート地点です。
即成院の山門前で福笹引換券を購入し、境内で笹と引き換えます。
■即成院(そくじょういん)
本尊は阿弥陀如来。境内には平家物語で弓の名手として語られる那須与一の墓があることから「那須の与一さん」の通称でも知られる。毎年10月に「二十五菩薩お練り供養」が行われ、多くの参拝者で賑わう。
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|即成院・福禄寿
七福神・ご利益
即成院の七福神は「福禄寿」で、ご利益は次の3つ。
即成院「福禄寿」のご利益
- 福=子孫繁栄(子宝)
- 禄=財運招福(財産)
- 寿=無病息災(長寿)
七福神参拝場所(安置場所)
即成院の七福神「福禄寿」は境内奥の本堂内に安置されています。
「福禄寿」は、本堂に入って本尊の右側奥に安置されていますが、泉山福めぐりの日はほとんどの方が本堂の外からお参りして次の戒光寺に向かわれています。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|即成院・福禄寿
吉兆飾り一覧(種類・値段)
1.即成院(1番・福禄寿):吉兆飾り | ||
①宝蔵 | ②当的矢 | ③福袋 |
300円 | 500円 | 500円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
七福神のうち「福禄寿」がお祭りされている「即成院」の吉兆飾りは3種類で、1番お安い300円の「宝蔵」、500円の「当的矢」と「福袋」です。
吉兆飾り販売場所
即成院の吉兆飾りは、本堂前のテントで販売されます。
御朱印所|即成院・福禄寿
普段は本堂内に朱印所がありますが、泉山七福神めぐりの日は境内に仮設お朱印所がつくられます。
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境内図(当日の順路)|即成院・福禄寿
赤字の矢印は朱印をもらわない場合のルートになっています。
★1で福笹引換券購入⇒★2福笹と引き換え⇒★5吉兆飾り購入⇒本堂前で参拝
泉山七福神めぐりの日は、おとなりの戒光寺に行く際に、本堂の横を抜けていくのがポイントです。
ここを通ると次の戒光寺の弁財天堂の参拝順路(最後尾)にそのまま並ぶことができます。
トイレの有無|即成院・福禄寿
- トイレあり:本堂を出た回廊横
即成院は拝観者用のトイレがあります。場所は本堂内を通りいったん外に出たところです。
上の図の赤線のように本堂を通るとトイレがあります。
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2.戒光寺(2番:辯財天)|泉山七福神めぐり
泉山七福神めぐり2番目は戒光寺の弁財天です。
■戒光寺
本尊は光背と台座を含め約10mの釈迦如来像。後水尾天皇の身代わりになって傷を受けたという伝承があり「御身代わり丈六釈迦如来」とも呼ばれる。
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|戒光寺・弁財天
七福神・ご利益
戒光寺の七福神は「辯財天(弁財天)」でご利益はこちら
戒光寺「辯財天(弁財天)」ご利益
- あらゆる願いを叶える
- 金銭の融通をつけてくれる
戒光寺は「辯財天(弁財天)」は、「融通弁財天」で「あらゆる願いを叶える」「金銭の融通をつけてくれる」といったすごいご利益があります。
七福神参拝場所(安置場所)
戒光寺の七福神「融通辯財天(弁財天)」は境内の弁財天堂に安置されています。
通常は秘仏でお姿が見れませんが、泉山七福神めぐりの日は御開帳されます。
なお、泉山七福神めぐりの日はこちら↑のようにお堂の横側に並び、参拝後に↓こちらの橋を通り境内に出ます。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|戒光寺・弁財天
吉兆飾り一覧(種類・値段)
2.戒光寺(2番・辯財天):吉兆飾り | ||
①み福 | ②きんちゃく | ③弁財天絵馬 |
300円 | 400円 | 500円 |
④福あつめ | ⑤福寄せくまで | |
600円 | 1,000円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
七福神のうち「辯財天(弁財天)」がお祭りされている「戒光寺」の吉兆飾りは5種類と豊富です。
1番お安い300円の「み福」、400円の「きんちゃく」、500円の「絵馬」、600円の「福あつめ」、1,000円の「福寄せくまで」です。
ちなみに、吉兆飾りの「③絵馬」と「⑤福寄せくまで」は、普段から授与されています。
また、戒光寺さんはではセットで購入すると割引がある「福セット」が2種類用意されています。
福セット(セット割) | ||
①み福 | ②きんちゃく | ⑤福寄せくまで |
「①み福」と「②きんちゃく」のセット:500円 | - | |
「①み福」「②きんちゃく」「⑤福寄せくまで」のセット:1,500円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
戒光寺さんによると吉兆飾りには次の意味があるようです。
「くまで」で福をかき集め、集めた福を「み」ですくい、すくった福を逃がさぬよう「きんちゃく」に入れて持ち帰る
先ほど紹介した福セット1500円を購入すれば3つがお得に揃えられます。
吉祥飾り販売場所
戒光寺の吉兆飾り授与所(販売場所)は弁財天堂前に建てられたテントです。
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御朱所|戒光寺・弁財天
通常と同じ本堂内の授与所が朱印所になります。
小豆がゆの接待|戒光寺・弁財天
- 小豆がゆのご接待:お志し、なくなり次第終了
※無料ではなくお志(2024年は能登地震の募金でした)
戒光寺さんでは例年、小豆粥を提供されています。
“小豆のように赤い色の食べ物は邪気を祓う”と考えられていた中国の古い風習に由来しているようです。
小豆のおかゆのうえには「ゆかり(赤しそ)」がのっています。
接待所の源と前に椅子が用意されるので、座っていただくことができます。
早めの時間帯は長蛇の列ができるようです。
2024年に参加した際は、巡礼後の13時30頃にうかがいましたが、頂くことができました。
なお、あつあつのお粥ですが冷ますために「ふうふう」してしまうと、福と福が飛んで行ってしますそうです。
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境内図(順路)|戒光寺・弁財天
赤い矢印は朱印をもらわない場合の順路です。
弁財天堂の参拝⇒本堂参拝⇒(小豆がゆを食べる)⇒新善光寺へ
泉山七福神めぐりの日は、お隣の即成院の本堂横の道から戒光寺に移動するのがポイントです。
小豆がゆは時間によっては行列になるので、先に巡礼を済ませるのがおすすめです。
ただ、小豆がゆは3000人分くらい用意され、なくなり次第終了なので時間帯によってはなくなってしまうこともあるので、その点はご留意を!
トイレの有無|戒光寺・弁財天
トイレあり:客殿横
⇒生け花が飾られている客殿の横の扉から廊下を通ったところにあります
戒光寺さんのトイレは3つ個室があり、男女に分かれてていてとてもきれいです。
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3.新善光寺(番外.愛染明王)
新善光寺は番外の「愛染明王」です。
■新善光寺
本尊は阿弥陀如来立像。嵯峨天皇の勅願により創立され、本尊は信州善光寺阿弥陀如来と同仏同体に鋳造なされたもの。
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|新善光寺・愛染明王
七福神・ご利益
新善光寺は七福神ではなく、番外の「愛染明王」さんでご利益はこちら。
- 敬愛和合(良い人と出会うこと、または夫婦が仲睦まじくなること)
七福神参拝場所(安置場所)
新善光寺の「愛染明王」は、境内の愛染堂に安置されています。
泉山福めぐり当日はお堂の扉が開かれ、とても小さなお体の愛染明王さまをしっかり見ることができます。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|新善光寺・愛染明王
吉兆飾り一覧(種類・値段)
3.新善光寺(番外・愛染明王):吉兆飾り | ||
①宝枡 | ②宝船 | ③宝船絵馬 |
300円 | 500円 | 500円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
新善光寺は七福神ではなく「愛染明王」がお祭りされているので、番外になりますが吉兆飾りの授与があります。
吉兆飾りは3種類で、300円の「宝枡」、500円の「宝船」と「宝船絵馬」です。
吉兆飾り販売場所
新善光寺の吉兆飾りは、方丈の大玄関前で販売されています。
御朱所|新善光寺・愛染明王
通常と同じ表門を入って左手にある「納経所」が朱印所になります。
(2024年に撮影)
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境内図(順路)|新善光寺・愛染明王
新善光寺さんは、赤い矢印のように境内をぐるっと一周する順路になっています。
★1で吉兆飾りの購入⇒本堂参拝⇒愛染堂参拝⇒次の今熊野観音時へ
トイレの有無|新善光寺・愛染明王
- なし
新善光寺さんの場合、泉山七福神めぐりの日はトイレなしと思っておいた方がいいので「なし」としています。
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4.今熊野観音寺(恵比須神)
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|今熊野観音寺・恵比須神
4番目は今熊野観音寺の恵比寿さまです。
■今熊野観音寺
本尊は一寸八分の観音像を体内仏として彫刻された十一面観世音菩薩。後白河上皇が持病の頭痛を観音菩薩に治してもらった伝承がり人々からも頭痛封じの観音様として尊崇されている。
七福神・ご利益
今熊野観音寺の七福神は「恵比須神」でご利益はこちら。
- 商業繁栄、海運守護
七福神参拝場所(安置場所)
通常は本堂にお祀りされている「恵比須神」さんですが、泉山七福神めぐりの日だけ境内の「大師堂」にお祀りされます。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|今熊野観音寺・恵比須神
吉兆飾り一覧(種類・値段)
4.今熊野観音寺(3番・恵比須神):吉兆飾り ※2024年の履歴・今後変更の可能性あり | ||
①えびす神吉兆 | ②火の用心 | ③おめでたい |
300円 | 400円 | 500円 |
④おめでたい大 | ||
10,000円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
七福神のうち「恵比須神」がお祀りされている「今熊野観音寺」の吉兆飾りは4種類です。
1番お安い300円の「えびす神吉兆」、400円の「火の用心」、500円の「おめでたい」にプラスして、1万円の「おめでたい大」です。
「おめでたい大」は、福笹にはつけられないサイズのでおうちで飾る用です。
その他の授与品
2024年に参加したときは、大師堂のお参り後に「トンボ玉」の授与がありました。
こちらのトンボ玉は今熊野観音寺の篤信徒の方作られたもののようです。
販売場所
地蔵堂の前に、吉兆飾り販売場所が作られます。
吉兆飾りと合わせて通常の授与品も販売されています。
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御朱所|今熊野観音寺・恵比須神
通常拝観時と同じく本堂の左側の朱印所です。
境内図(順路)|今熊野観音寺・恵比須神
泉山七福神めぐりの日は赤い矢印のルートが順路になります。
泉涌寺参道⇒坂を下って今熊野観音寺入口⇒階段を登って★1で吉兆飾り購入⇒(本堂参拝)⇒大師堂で恵比寿神を参拝⇒次の来迎院へ
今熊野観音寺は境内が広いので順路の案内板や仕切りなどはありませんが、赤矢印の流れに沿って人が日どうします。
今熊野観音寺は境内のアップダウンが1番激しいかもしれません。
トイレの有無|今熊野観音寺・恵比須神
- あり
⇒茶所の建物にトイレがあります
こちらが今熊野観音寺のトイレです。男性用女性用別々の入り口になっています。
境内図でトイレの場所を紹介するなら↓こちら。
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5.来迎院(布袋尊)
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|来迎院・布袋尊
5番目は来迎院の布袋尊です。
■来迎院
本尊は阿弥陀如来。平安時代初期に唐から帰国した弘法大師(空海)によって創建とされる。境内には忠臣蔵で有名な赤穂四十七義士の大石内蔵助が造った茶室「含翠軒」が残る。
七福神・ご利益
来迎院の七福神は「布袋尊」でご利益はこちら。
- 知足福・家業繁盛
七福神参拝場所(安置場所)
来迎院の「布袋尊」は本堂にお祀りされています。
泉山福めぐりの日は、本堂の扉が開き、布袋尊のお姿をみながら参拝できます。
泉山福めぐりに来ている方は来迎院の高台に建つ「荒神堂」も合わせて参拝されます。
かつてはこちらの来迎堂で重要文化財の「三宝荒神坐像」が開帳されていましたが、現在は国立京都博物館に管理を委託されているので参拝のみになります。
来迎堂は↓こちらのように階段の上にあります。
なので、泉山七福神めぐりの日はこの階段にズラッと人が並びます。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|来迎院・布袋尊
吉兆飾り一覧(種類・値段)
5.来迎院(4番・布袋尊):吉兆飾り | ||
①商売繁盛大福帳 | ②荒神さん火の用心 | ③幸福を乗せてくる鶴亀 |
300円 | 500円 | 600円 |
④福をかき寄せる熊手 | ||
1,000円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
来迎院の吉兆飾りは4種類。
商売繁盛大福帳(300円)、荒神さん火の用心(500円)、幸福を乗せてくる鶴亀(600円)、福をかき寄せる熊手(1000円)と金額のレパートリーも豊富です。
吉兆飾り販売場所
本堂の右横が吉兆飾りの授与所です。
その他の授与品
本堂前では伏見人形の布袋さんや通常の授与品も販売されます。
伏見人形とは:京都の伏見稲荷大社の近くで桃山末・江戸初期頃から作られ、現在も継承されている土人形。
御朱所|来迎院・布袋尊
通常は庫裏の拝観受付が朱印所ですが、泉山福めぐりの日は本堂の前に特設朱印所がつくられます。
境内図(順路)|来迎院・布袋尊
泉山七福神めぐりの日は、赤線の順路で参拝と吉兆飾りの購入をします。
本堂で布袋尊のお参り⇒★1で吉兆飾りの購入⇒(荒神堂の参拝)⇒次の泉涌寺へ
前述しましたが、かつて泉山七福神めぐりの日に、荒神堂に安置されていた重要文化財「三宝荒神坐像」の開帳がありましたが、現在は国立京都博物館に管理を委託されているので参拝のみになります。
布袋尊は本堂にお祀りされているので、時間が無かったり階段を上がるのが厳しい方は本堂の参拝後に★1で吉兆飾りを購入したら次の泉涌寺に向かうのでOKです。
トイレの有無|来迎院・布袋尊
- なし
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6.泉涌寺(番外・楊貴妃観音)
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|泉涌寺・楊貴妃観音
6番目は、泉涌寺内の「楊貴妃観音堂」です。
七福神番外で楊貴妃観音を参拝し、吉兆飾りを購入します。
■泉涌寺
本尊は仏殿の釈迦如来・阿弥陀如来・弥勒如来の三世仏。 皇室の菩提寺。
七福神・ご利益
泉涌寺は七福神ではなく番外の「楊貴妃観音」で、ご利益はこちら。
- 良縁・諸願成就
唐の玄宗皇帝の妃・楊貴妃がモデルと伝わる楊貴妃観音像でとても美しいお顔立ちです。
七福神参拝場所(安置場所)
泉山七福神めぐりの番外楊貴妃観音は、泉涌寺の山門を入ってすぐ左にあるこちら↑の細道を入った先に楊貴妃観音堂があります。
ただ、泉山七福神めぐりの日は仏殿横の入り口から入るので先に仏殿を参拝してから、楊貴妃観音堂に向かうルートになります。
境内図と拝観ルートも紹介してるので、後ほど確認してください。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|泉涌寺・楊貴妃観音
吉兆飾り一覧(種類・値段)
6.泉涌寺(番外・楊貴妃観音):吉兆飾り | ||
①お多福 | ②巾着 | |
300円 | 500円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
楊貴妃観音の吉兆飾りは2種類とシンプルで、お多福(300円)と巾着(500円)です。
その他の授与品
楊貴妃観音堂内で美人祈願のお守りが購入できます。おすすめです!
御朱所|泉涌寺・楊貴妃観音
通常と同じ御座所の拝観入口にある朱印所です。
詳しい場所は次の境内図を参照してください。
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境内図(順路)|泉涌寺・楊貴妃観音
仏殿⇒★1で吉兆飾りの購入⇒楊貴妃観音堂の参拝⇒雲龍院へ
泉山七福神めぐりの日は、泉涌寺の大門ではなく仏殿横の入り口から境内に入ります。
通常は境内に入るだけでも拝観料500円が必要ですが、泉山七福神めぐりの日は無料で境内散策が可能です。
雲龍院に行く際も、泉涌寺の境内から近道を通ります。
トイレの有無|泉涌寺・楊貴妃観音
- あり
⇒大門横に男女別々の拝観者用トイレあり
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7.雲龍院(五番・大黒天)
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|雲龍院・大黒天
七福神・ご利益
雲龍院の七福神は「大黒天(走り大黒天)」でご利益はこちら。
- 福徳
七福神参拝場所(安置場所)
- 庫裡
⇒普段は有料拝観エリアに安置されているがこの日は庫裏に出張
雲龍院の大黒様は普段は有料拝観エリアに安置されているのですが、泉山七福神めぐりの日は、庫裏に出張されています。
こちら↑の入り口を入ってすぐ右手で、大黒天(走り大黒天)を参拝し、その奥の朱印所側に進んで別の出入り口から外に出ます。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|雲龍院・大黒天
吉兆飾り一覧(種類・値段)
7.雲龍院(5番・大黒天):吉兆飾り | ||
①大黒天 | ②福俵 | ③特別福俵 |
300円 | 700円 | 5,000円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
雲龍院の吉兆飾りは、大黒天(300円)と福俵(700円)、飾る用の特別福俵(5000円)の3種類です。
販売場所
雲龍院の吉兆飾り販売場所は、山門(表門)の向かいのテントです。
御朱所|雲龍院・大黒天
泉山七福神めぐりの日は、いつもと違う場所に朱印所が設けられます。
大黒天を祀っている庫裡のお隣です。
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境内図(順路)|雲龍院・大黒天
★1で吉兆飾りを購入⇒庫裡で大黒天参拝⇒次の悲田院へ
泉山七福神めぐりの日は上の赤矢印の順路でめぐります。
トイレの有無|雲龍院・大黒天
- なし
泉山七福神めぐりの日は拝観がお休みになるので観光用のトイレは無しです。
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8.悲田院(六番・毘沙門天)
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|悲田院・毘沙門天
七福神・ご利益
悲田院の七福神は「毘沙門天」でご利益はこちら。
- 財宝自在
七福神参拝場所(安置場所)
悲田院の七福神・毘沙門天は毘沙門天堂に安置されています。
泉山七福神めぐりの日は、お堂の扉がひらかれ毘沙門天が開帳されます。
普段はお寺の方がいらっしゃる日に希望すれば堂内での参拝可能です。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|悲田院・毘沙門天
吉兆飾り一覧(種類・値段)
8.悲田院(6番・毘沙門天):吉兆飾り | ||
①千両箱小 | ②千両箱大 | |
画像右:300円 | 画像左:500円 | |
魔除けの虎・孫トラ | 魔除けの虎・子トラ | 魔除けの虎・大トラ |
1000円 | 画像右:2500円 | 画像左:4000円 |
大大トラ | 竹虎 | |
画像左:15,000円 | 画像右:30,000円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
悲田院の吉兆飾りは、千両箱・小(300円)、大(500円)、魔除けの虎・孫トラ(1000円)、子トラ(2500円)、大トラ(4000円)、おうちで飾る大大トラ(15,000円)、竹虎(30,000円)です。
悲田院の吉兆飾りのモチーフは千両箱と虎の2種類ですが、虎のサイズ展開が豊富でにぎやかです。
大大トラから急に顔がこわもてになり、かなり摩を払ってくれそうです。
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吉兆飾り販売場所
悲田院の吉兆飾りは、毘沙門堂に続く参道のテントで購入できます。
御朱所|悲田院・毘沙門天
泉山七福神めぐりの日も通常と同様に毘沙門堂のすぐ横が御朱印所です。
泉山七福神めぐりの日限定御朱印
悲田院は泉山七福神めぐりの日だけ、虎と干支の書置き御朱印を各30枚程用意されています。
2021年頃から副住職の奥様が書かれているそうで、30枚程の限定になります。
2024年は13時頃に完売になっていました。
限定絵付御朱印・本尊:阿弥陀如来(干支) | .限定絵付御朱印・七福神:毘沙門天(虎) |
800円・書置き(限定30枚程) | 800円・書置き(限定30枚程) |
境内図(順路)|悲田院・毘沙門天
★1吉兆飾りの購入⇒毘沙門堂で毘沙門天の参拝⇒(★3展望スポット)⇒法音院へ
法音院には京都タワーも見える展望スポットがあるのでぜひ展望スポットも立ち寄ってみてください。
トイレの有無|悲田院・毘沙門天
- あり
⇒庫裡の裏手側
悲田院には参拝者用のトイレがあります。
実際のトイレの外観は↓こちら。
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9.法音院(七番・寿老人)
七福神・ご利益・七福神参拝場所(安置場所)|法音院・寿老人
七福神・ご利益
法音院の七福神は寿老人で、ご利益はこちらです。
- 長寿・健康
七福神参拝場所(安置場所)
法音院の七福神・寿老人は、寿老人堂に安置されています。
普段はガラス越しですが、泉山七福神めぐりの日は扉が開いて直接お顔を見ながら参拝できます。
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吉兆飾り:種類・値段・販売場所|法音院・寿老人
吉兆飾り一覧(種類・値段)
9.法音院(7番・寿老人):吉兆飾り | ||
①百両小判 | ②万両大判 | ③打出の小槌 |
300円 | 画像右の小さい方:500円 | 800円 |
④起よりだるま | ⑤福かさね (金運上昇・健康長寿) |
⑤福かさね (招福富裕・禍災厄除) |
各1000円 | 黄達磨と千万両小判の セット:1000円 |
赤達磨と打出の小槌の セット:1500円 |
⑥大判千万両 | ||
画像左:1500円 |
※2024年の履歴・今後変更の可能性あり
法音院の吉兆飾りが1種類が豊富です。
販売場所
法音院の吉兆飾りは、庫裡にあります。
普段は扉が閉まっていますが泉山七福神めぐりの日は↑こちらのように扉が開いて授与所になります。
御朱所|法音院・寿老人
法音院は、泉山七福神めぐりの日も通常時と同じ庫裡内が朱印所です。
境内図(順路)|法音院・寿老人
寿老人堂参拝⇒★1で吉兆飾り購入⇒(本堂参拝)
法音院さんは、泉涌寺塔頭の中で一番公開エリアが小さく、↓こちらのようにギュッと凝縮しています。
巡る順番も最後とあって9寺院の中で1番長い時間並んだ気が来ます。
トイレの有無|法音院・寿老人
- なし
法音院さんは参拝者用のトイレはなしです。
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当日の必需品
- 防寒具
⇒1月の京都はかなり寒いので耳当てもあると安心です。マスクも防寒になります。 - お賽銭用の小銭
⇒うっかり忘れやすいので5円・10円・1円のご準備を。 - 飲み物
⇒乾燥すると風邪を引きやすいので飲み物を持参するのをオススメします。 - 福笹を入れる大きめの袋
⇒手にもってそのまま持ち帰ることも可能ですが必要な方はお忘れなく
⇒福笹の大きさにはばらつきがありますが2024年に参加した際は長さ75cm×横幅45cmでした。
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交通アクセス
最寄駅(電車・バス)からの所要時間
泉涌寺(御寺)|最寄り駅 | |
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電車 | ・JR「東福寺」駅下車、徒歩約20分 ・京阪「東福寺」駅下車、徒歩約20分 |
バス | ・市バス「泉涌寺道」下車、徒歩約15分 |
住所 | 京都市東山区泉涌寺山内町27 |
泉山七福神めぐりは、泉涌寺総門手前の即成院を目指します。
泉山七福神めぐり当日は泉涌寺の駐車場は使用できないので、公共の交通機関の利用が必須です。