拝観レポ

第57回京の冬の旅 東本願寺レポ「僧侶が案内する諸殿」当日の受付や見学の流れ・撮影の可否・拝観レビューを紹介!特別拝観前後により楽しむ方法も♪(令和5年・2023年)

第57回京の冬の旅・東本願寺「僧侶が案内する諸殿」に参加予定で当日の流れを予習したい方、キャンセルが出るのを待つか迷っている方に向けて、当日の受付の流れや拝観順路、実際に参加してみたレビューを紹介します。

また、東本願寺が初めての方が特別拝観前後にもっと東本願寺を楽しむための情報もお伝えしているのでぜひ、最後までご覧ください。

では、目次を開いて気になる項目から読み進めてみてくださいませ。
(項目をクリック/タップすると該当箇所にスクロールします)

東本願寺「僧侶が案内する諸殿」受付の場所と注意点【第57回京の冬の旅2023】

拝観受付の場所(画像付):僧侶が案内する諸殿

東本願寺の御影堂門をくぐって右側にある「参拝接待所」の前、向かって左側に「京の冬の旅拝観受付」のテントがあります。

境内図で紹介するなら上の画像の★印が「京の冬の旅拝観受付」です。
東本願寺は「阿弥陀堂門」と「御影堂門」の2つの入り口がありますが、御影堂門から入る方が受付がすぐに見え、分かりやすいです。

Kico
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東本願寺の境内は広いうえに、白い砂利がしきつめられ歩きにくいので「阿弥陀堂門」から入って拝観受付まで歩くのはちょっと大変です。

受付の流れと注意点:僧侶が案内する諸殿

受付テントの前で「僧侶が案内する諸殿」予約メールを見せてからテントで拝観チケットの支払いをします。

予約メールは、係の方が予約人数が記載された部分をしっかりチェックされます。
当日スマホや携帯を忘れないようお気をつけください。

拝観受付はこんな感じ。

京の冬の旅公式ガイドブック(300円)も購入できます。なお、支払いは現金のみです。

拝観受付時に「僧侶が案内する諸殿」の参加証、イヤホンガイド、拝観チケット、スタンプラリーの台紙が渡されます。(すでに台紙を持ってる方は押印してもらえます)

イヤホンガイドは特に使い方の解説はありません。
そのままイヤホンを装着すると、僧侶が説明した際に声が聞こえてきます。

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一覧:東本願寺「僧侶が案内する諸殿」見学エリアと撮影の可否

「僧侶が案内する諸殿」撮影不可エリア
阿弥陀堂内 撮影:×
※外観は撮影OK
御影堂内
「僧侶が案内する諸殿」撮影可能エリア
回廊に設置の「尾神嶽殉おがみだけじゅんなん難」模型・「毛綱けづな」「大橇おおぞり 撮影:〇
大寝殿外観・内部・庭園
白書院外観・内部・庭園
白書院前の能舞台(外観)

※上記の内容が今後変更になる場合もあります。

上記以外の境内、参拝接待所ギャラリー展示も撮影可能です。

Kico
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僧侶の説明中にパシャパシャとるというよりは、各エリアで説明が一通り終わったあとの自由に見学タイムや60分のツアー終了後に非公開エリアにとどまって思う存分撮影する感じです。

東本願寺「僧侶が案内する諸殿」当日の見学の流れ(拝観順路)と概要【第57回京の冬の旅2023】

こちらの章では、具体的な解説内容や見どころのネタバレをしないように淡々と当日の流れを紹介しますね。
ネタバレ含む東本願寺の見どころなどは後日別の記事を書く予定です。

1.集合場所(拝観受付横)でガイド担当僧侶より挨拶
・拝観受付横で僧侶から簡単な挨拶
・本願寺の解説

※イヤホンガイドの操作方法の説明はありません(基本的には拝観受付で渡されたまま何も操作せずにイヤホンをつければ聞こえる仕様です)
2.阿弥陀堂あみだどうに向かいながら僧侶が解説スタート
・移動しながら親鸞聖人しんらんしょうにんの解説など
※僧侶の声はイヤホンガイドから聞こえるようになっています
3.阿弥陀堂あみだどう内(一般公開エリア)拝観:堂内撮影NG
・阿弥陀堂修復の時の話
・堂内みどころ解説
4.御影堂ごえいどうに続く回廊で「尾神嶽殉難おがみだけじゅんなん」模型・「毛綱けづな」「大橇おおぞり」の解説:撮影OK
・明治期の再建の際に起きた悲劇「尾神嶽の雪崩」のジオラマ(模型)やその際に使った道具の解説
5.御影堂ごえいどう(一般公開エリア)拝観:堂内撮影NG
・堂内の像や壁画についての解説
・堂内の梁の解説


6.高廊下とギャラリーを通って非公開エリアへ移動
東本願寺の御堂は全て通路(廊下)でつながっていいます。
ギャラリーを通過して非公開エリアがある入口へと向かいます。
高廊下
非公開エリアの入り口
7.大寝殿おおしんでん(非公開エリア)拝観:撮影OK
・大寝殿の解説
・殿内の障壁画、竹内栖鳳せいほう筆「風竹野雀ふうちくやじゃく」「歓喜かんき」「古柳眠鷺こりゅうみんろ」の解説
8.白書院に続く廊下でプチ解説あり
・廊下が石造りになっている理由の解説

 
9.白書院しろしょいん(非公開エリア)哀感:撮影可
・白書院前の能舞台、白書院の解説
・障壁画の藤と親鸞聖人の関係や天井の解説
10.僧侶よりご案内(おしらせ)※予定がある方は抜けてもOK
・3月から行われる慶讃法要のお知らせ
11.「参加証」を返却して自由拝観
※引き続き非公開エリアを見たい場合、参加証を「僧侶が案内する諸殿」から「大寝殿・白書院」に変更する必要あり
・参加証は、非公開エリアの出入口に参加証返却受付があるのでそこで係の方に伝えて変えてもらえます

※上記は2023年1月13日の拝観情報で参加される回によって変更になることもあります。

僧侶のガイド後も非公開エリアを見学する方法

約60分の僧侶のガイドが終わった後も首からかける参加証を「諸殿用」から「大寝殿・白書院用」に変更してもらえば、非公開エリアに戻って気が済むまで見学できます。

参加証は、非公開エリアの出入口に参加証返却受付があるのでそこで係の方に伝えて変えてもらえます。

非公開エリアの出入口はこちらです。

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東本願寺「僧侶が案内する諸殿」拝観レビュー:拝観料2000円以上の価値はある?!【第57回京の冬の旅2023】

段階レビューは「第57回京の冬の旅」対象寺院をすべて拝観し、幼少期から京都の神社仏閣・庭園など100箇所以上を見てきた中で比較しての評価になります。(あくまで個人のレビューです)

東本願寺「僧侶が案内する諸殿」の満足度レビュー

■東本願寺「僧侶が案内する諸殿」の満足度レビュー

特別公開内容
への満足度
4.5
僧侶ガイドの
解説内容への満足度
2.5
京の冬の旅ガイドの
解説内容への満足度
4.0
総合満足度 3.6

特別公開内容への満足度

特別公開内容の満足度を星4.5にしたのは「大寝殿」「白書院」の写真を自由にとっていい点と大寝殿の障壁画(竹内栖鳳せいほう筆「風竹野雀ふうちくやじゃく」「歓喜かんき」「古柳眠鷺こりゅうみんろ」)が素晴らしかったことがポイントUPの要因です。

竹内栖鳳せいほうが描いた「風竹野雀ふうちくやじゃく」「歓喜かんき」の襖絵からは、雀の声が聞こえてくるかのような印象をうけました。また、「古柳眠鷺こりゅうみんろ」のさぎもフワフワモコモコの質感が感じられ、撫でたくなるくらいです。

ガラス越しですでしたが、竹内栖鳳の襖絵をたくさん撮れたのは非常に満足度が高いです!

ちなみに「大寝殿・白書院」は京の冬の旅では40年ぶりの公開ですが、「白書院」は「お斎」とき(東本願寺でいただく特別昼食)に申し込めば入れるエリアです。

斎については本記事でも紹介します。

僧侶ガイドの解説内容への満足度

僧侶のガイドへの満足度が2.5と低いのは、常に台本を読みながらの説明だったのと、僧侶の説明が非公開エリアにいらっしゃる通常の案内ガイドの説明とあまりかわらなかったためです。

「僧侶のガイド=僧侶しかしらない特別な内容」という期待度があったので満足度が低くなりました。

京の冬の旅ガイドの解説内容への満足度

京の冬のガイドさんへの満足度が4と高いのは、拝観した日の担当者(京都SKY観光協会のシニアガイド)さんが、抑揚をつけてながら非常にわかりやすく解説してくださったからです。

東本願寺「僧侶が案内する諸殿」に参加しての感想(総評)

総評:2000円の価値は?

拝観料2000円はちょっと高かったな。。というのが正直な感想です。

前述しましたが「僧侶のガイド=僧侶しかしらない特別な内容」という期待から外れたことが拝観料が高く感じた要因です。

ただ、尾神嶽殉難おがみだけじゅんなんについての解説は、僧侶のガイド付でないと聞けない内容だったので個人的にはこの話が聞けたのはよかったなと思いました。

辛口評価になりましたが、たくさんの方を迎え入れると床や畳が傷んだり、通常の法務とは違った忙しさがあるので、特別公開してくださったことは、本当にありがたいです。

【京の冬の旅2023】東本願寺「僧侶が案内する諸殿」と「大寝殿・白書院」の違いを比較表で紹介!(公開エリア・撮影可能箇所・公開日時・拝観受付など)第57回京の冬の旅の公式サイトやパンフレットをみて、東本願寺の「僧侶が案内する諸殿(2000円)」と「大寝殿・白書院(800円)」の違い...

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東本願寺の特別拝観前後をもっと充実させる東本願寺の特別昼食とガチャを紹介

東本願寺で精進料理をいただこう!特別昼食「お斎(とき)」は当日受付もある!

東本願寺では、食事をいただく意味を思い返してもらう機会を作ってもらうという趣旨から「おとき」と呼ばれる精進料理の提供をしています。

原則、希望日の2週間前までの事前予約(東本願寺の参拝接待所へ電話)が必要ですが、当日、仕出し屋さんが料理を準備可能であれば当日参加もできます。

ただ、本来「白書院」で精進料理を食べることができるのがお斎の1番のウリですが、京の冬の旅の間は別の場所で食べることになります。

京の冬の旅開催期間におときに参加してみたところ食事のお部屋は「表小書院」でした。
表小書院は非公開エリアなので、京の冬の旅で白書院を見た私にとってはレア体験ができました。

■東本願寺 お斎概要

時間 11:30から13:30まで
※当日受付は13:00まで
会場 「白書院」または別の場所
※京の冬の旅開催期間やその他の行事が開催されている時は白書院以外の場所での食事になります
料金(冥加金) ・大人3,000円(税込)
・小人1,000円(税込)
当日、参拝接待所受付にて支払い

お斎(とき)についてはまた別の記事でレポートしたいと思います。

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お寺独自のスタンプラリーも集めてガチャガチャを回そう!

東本願寺には、お寺独自のスタンプラリーがあります。
一般公開エリアの「阿弥陀堂」「御影堂」「ギャラリー」でスタンプを集めてると東本願寺オリジナルガチャが1回せます。

■東本願寺オリジナルスタンプラリー概要

STEP1:
台紙をGET
次のどちらかで専用台紙をもらう
1.「総合案内所(お買い物広場)」
2.「参拝接待所」
STEP2:
スタンプを
集める
一般公開エリアの次の3か所でスタンプを押す
1.「阿弥陀堂あみだどう」の回廊かいろう(廊下)
2.「御影堂みえいどう」の回廊かいろう(廊下)
3.「参拝接待所ギャラリー」内
STEP3:
ガチャ用
コインをもらう
「総合案内所(お買い物広場)」の受付で
スタンプを3つ集めたの台紙を見せ、
ガチャガチャが用のコインをもらう
STEP4:
ガチャを回す
ガチャガチャを回す
※ガチャガチャのカプセルは返却する

ガチャガチャ好きの方はぜひ!

Kico
Kico
境内のスタンプ台には台紙が置いていないので、総合案内所か参拝接待所までもらいに行く必要があります。
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東本願寺・1月2月に拝観する方に必須のアイテム!あるとないでは大違い!

京都で冬に拝観するなら「もこもこの毛糸の靴下」を持参するのがオススメです!
これを履くのと履かないのでは大違い!

東本願寺さんは大寝殿・白書院に床暖をいれていますが、回廊は靴下を履いていてもヒンヤリりします。

また、回廊は屋外に面しているので砂ぼこりで靴下の裏がうっすらと汚れます。

寒さ&汚れ対策として毛糸の靴下は大活躍です。

Kico
Kico
冬場の京都、特に午前中は足の寒さ・冷たさが気になって見学に集中できないレベルの時もあります。騙されたと思って持参してみてください。私はいつも持参しています♪

第57回京の冬の旅:その他寺院の拝観レポはこちらから!

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こちらで紹介している情報は記事執筆時点のもので変更になることもあります。
お出かけ前に公式サイトや公式SNSでご確認のうえ、お出かけくださいませ。
それでは素敵な京都旅を♪