二条城内の通常非公開の「香雲亭(こううんてい)」では年に2回(新春と夏)に室内で京料理が楽しめる特別な企画が開催されています。
本記事では『新春(1・2月)の特別昼食』と『夏(7~9月)と特別朝食(朝粥)』について、二条城の公式サイトだけでは分からない詳細を紹介していきます。
なお、本記事は初めての申込に迷っている方だけでなく、新春と夏の違いや過去との違いを知りたい方向に向けての情報を載せています。
※2025年12月1日より2026年の「早春の昼御膳」の予約受付がスタートします。
おひとり様でも申し込みが可能で、参加者の1~2割はひとりさまだそうですよ。
では、目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
(項目をクリック/タップすると該当箇所にスクロールします)
- 新春の昼食・基本情報|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 新春の昼食・献立(メニュー)の履歴
- 夏の朝食(朝粥)・基本情報|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 夏の朝食と新春の昼食の違い|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 参加しての感想とレポ|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- お料理の量(ボリューム)|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 当日の流れ(タイムスケジュール)|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 建物やお部屋について【二条城・香雲亭の特別朝食/昼食】
- 香雲亭内の空調設備とトイレ|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 香雲亭の場所と二条城入り口からの所要時間|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 料理担当の「京料理いそべ」とは?|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- 過去の開催履歴も紹介|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
- その他の非公開エリアでの昼食情報
- 二条城の関連記事
新春の昼食・基本情報|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
開催日時・料金・支払方法・予約方法(2026年)※25/12/~予約開始
| 【二条城】清流園・香雲亭での特別昼食 ※完全予約制 | |
| 開催期間 | 2025年1月11日(土)~2月28日(日) |
| 昼食時間 | 12:00~13:00(10分前のに香雲亭前集合) ※二条城自体は8:45-16:00(17:00閉門)です |
| 料金 | 4,500円(税込) ※昨年は4200円(税込) ※上記とは別に入城料(大人800円/中学生400円/小学生300円)が必要 ※二の丸御殿や本丸御殿も観覧する場合は別途それぞれの観覧料も必要 |
| 支払い方法 | 当日現金払い |
| 参加方法 | 事前予約(定員:各回40名) |
| 予約方法 | 2025/12/1以降以下へTEL予約 京料理いそべ 電話:075-551-1203 ※TEL受付時間:10:00-15:00 |
| 予約締切り | 前日15時まで |
| 予約開始日 | 2025年12月1日(月)から受付開始 (受付時間:10:00~15:00) ※12月30日~1月4日を除く |
| 予約時に 伝えること |
1:予約希望日 2:氏名(代表者) 3:参加者人数 4:連絡先(代表者) 5:アレルギー食材の変更希望の有無 |
過去の開催との違い
献立以外で次のような変更が出ています。
| 開催期間 | 料金 | 定員 | 開催時間 |
| 2023年54日 2024年51日 2025年50日 2026年50日 |
2023年3700円 2024年3800円 2025年4200円 2026年4500円 |
2023年28名 2024年40名 2025年40名 2026年40名 |
2023年平日2部制 2024年全日1部制 2025年全日1部制 2026年全日1部制 |
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予約状況の確認方法(2026年)
予約が始まってからは、京料理いそべの公式SNSとブログで予約の状況が公表されます。
メニュー(献立)詳細(2026年)
| 2026年1月↓ |
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| 2026年2月↓ |
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1月と2月では逸品料理が異なります。
各器のお料理の詳細を過去の献立を参考に一覧にまとめたので参考にしてください。
※アレルギーなどで正確な情報が知りたい方は京料理いそべさんに確認をお願いします。
| メニュー(献立):二条城・非公開「香雲亭」での特別昼食2026 ※2025献立写真と比較して記載(今後、二条城でパンフレットが配布されたら修正予定) |
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|---|---|
| 象彦竹金彩 | ・柚香なます ・木の芽和え ・ゆばサラダ仕立て |
| 取肴一式 | ・出汁巻き玉子 ・海老旨煮 ・茗荷甘酢漬け ・海老芋(里芋の仲間でエビのように反った形なので海老芋と言われる/京都を中心に関西でよく使われる) ・小巻ゆば ・慈姑 ・蓮根 ・笹巻麩 |
| 油物 | ・堀川牛蒡海老真丈射込み(堀川牛蒡は京都では有名な直径が太いゴボウ) ・伏見唐辛子 ・梅丸十の素揚げ(梅の形に切ったサツマイモ/サツマイモを丸十と呼びます) |
| 逸品料理 | 1月:聖護院蕪蒸し 2月:甘鯛と湯葉の豆乳鍋 |
| ご飯 | 筍ご飯 |
| 香物 | 昆布山椒煮 |
※仕入れ状況などで変更になる可能性あり
2026年の香雲亭・特別昼食の逸品料理も1月と2月で異なります。1月が「聖護院蕪蒸し」で2月が「甘鯛と湯葉の豆乳鍋」です。
過去のお料理とどう違うのか気になる方は次の章の「新春の昼食・献立(メニュー)の履歴」をご覧ください。
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新春の昼食・献立(メニュー)の履歴
2023年新春の献立(メニュー)
| 2023年の献立(メニュー)※実際に参加した際の献立表より |
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| 一の段 取肴一式 |
・湯葉(お猪口に入っている) ・出汁巻き玉子 ・鰆小串 ・海老旨煮 ・茗荷甘酢漬け(自家製ピクルス) ・栗甘露煮 ・ゆば揚げ浸し ・松風(松風焼き)⇒表面にけしの実を振り焼き上げたもの |
| 二の段 炊き合せ |
・京いんげん ・小巻ゆば ・梅麩(梅の形のお麩) ・海老芋(芋の仲間でエビのように反った形なので海老芋と言われ、京都を中心に関西でよく使われる) ・湯葉真丈(京料理いそべのオリジナル商品湯葉で作った”がんもどき”) ・棒鱈(マダラの干物) ・慈姑 |
| 三の段 油物 |
・梅丸十の素揚げ(梅の形に切ったサツマイモサツマイモ) ・堀川牛蒡海老真丈射込み(堀川牛蒡は京都では有名な直径が太いゴボウ) ・湯葉の香煎餅揚げ ・青唐の素揚げ ・酢橘 ・抹茶塩 |
| 逸品料理 | ・1月:聖護院かぶら蒸し ・2月:ゆばと甘鯛の豆乳鍋 |
| 香の物 | ・昆布山椒煮 |
| ご飯 | ・たけのこ炊き込みご飯 |
| お吸い物 | ・白みそ仕立て汁 |
| 聖護院かぶら蒸し | ゆばと甘鯛の豆乳鍋 |
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2024年新春の献立(メニュー)
| 2024年の献立(メニュー)※チラシに掲載されていた情報より |
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| 一の段 取肴一式 |
・湯葉冷やしあん ・出汁巻き玉子 ・小串 ・海老旨煮 ・茗荷甘酢漬け(自家製ピクルス) ・ゆば揚げ浸し ・松風(松風焼き) ・笹巻麩 |
| 二の段 炊き合せ |
・小巻ゆば ・梅麩(梅の形のお麩) ・海老芋(里芋の仲間でエビのように反った形なので海老芋と言われる/京都を中心に関西でよく使われる) ・湯葉真丈(京料理いそべのオリジナル商品で湯葉で作った”がんもどき”) ・棒鱈(マダラの干物) ・慈姑 |
| 三の段 油物 |
・伏見唐辛子と梅丸十の素揚げ(梅の形に切ったサツマイモ/サツマイモを丸十と呼びます) ・堀川牛蒡海老真丈射込み(堀川牛蒡は京都では有名な直径が太いゴボウ) ・湯葉の香煎餅揚げ ・抹茶塩 |
| 逸品料理 | ・1月:寒鰤と聖護院大根の薄氷仕立て ・2月:ゆばと甘鯛の豆乳鍋 |
| 香の物 | ・昆布山椒煮 |
| ご飯 | ・たけのこ炊き込みご飯 |
| 寒鰤と聖護院大根の薄氷仕立て | 甘鯛と湯葉の豆乳鍋 |
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2025年新春の献立(メニュー)
| 2024年の献立(メニュー)※チラシに掲載されていた情報より |
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| 取肴一式 | ・出汁巻き玉子 ・海老旨煮 ・茗荷甘酢漬け(自家製ピクルス) ・栗甘露煮 ・小巻ゆば ・湯葉真丈(京料理いそべのオリジナル商品で湯葉で作った”がんもどき”) ・棒鱈(マダラの干物) ・梅麩(梅の形のお麩) |
| 油物 | ・伏見唐辛子と梅丸十の素揚げ(梅の形に切ったサツマイモ/サツマイモを丸十と呼びます) ・堀川牛蒡海老真丈射込み(堀川牛蒡は京都では有名な直径が太いゴボウ) ・湯葉の香煎餅揚げ ・酢橘 ・抹茶塩 |
| 象彦竹金彩 | ・柚香なます ・木の芽和え ・ゆばサラダ仕立て |
| 逸品料理 | ・1月:京水菜とぐじ(甘鯛)の湯葉鍋 ・2月:京湯葉と蟹の真丈 雪月花仕立て |
| 香の物 | ・昆布山椒煮 |
| ご飯 | ・たけのこ炊き込みご飯 |
| 1月:京水菜とぐじ(甘鯛)の湯葉鍋 | 2月:京湯葉と蟹の真丈 雪月花仕立て |
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夏の朝食(朝粥)・基本情報|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
開催日時・料金・支払い方法・予約方法(2025年)※次回は2026年夏
特別朝食は例年7~9月に実施されます。
※料理提供元(予約先)は毎年選定されるので年によって変わることもあります。
| 【二条城】非公開「香雲亭」での特別朝食2024 | |
|---|---|
| 開催期間 | 2025年7月15日(火)~9月30日(火) ※2024年7月1日から予約開始 ※希望日前日15時までの完全予約制 |
| 開催時間 | 9:15~10:15 ※当日は9:10までに香雲亭へ |
| 料金 | 料理代:4,200円(税込) ※別途かかる費用:二条城への入城料(大人800円)または、入城料+二の丸御殿観覧料(大人1300円) ※本丸御殿は2024年9/1~事前予約での拝観(料金1000円) |
| 支払い方法 | 当日現金払い |
| 参加方法 | 事前予約(定員:各回40名) |
| 予約方法 | 以下へTEL予約 京料理いそべ 電話:075-551-1203 ※TEL受付時間:10:00-15:00 ※2025年7月1日から予約開始 |
| 予約の締め切り | 希望日前日の15時まで |
| 予約時に伝えること | 1:予約希望日 2:氏名(代表者) 3:参加者人数 4:連絡先(代表者) 5:アレルギー食材の変更希望の有無 |
| キャンセル方法 | キャンセルは予約日3日前までに京料理いそべに電話 |
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予約状況の確認方法(2025年)
予約が始まってからは、京料理いそべの公式SNSとブログで予約の状況が公表されます。
お品書き(メニュー/献立)詳細:2025年
| 2025年朝食:「京のゆば粥御膳」献立 | |
![]() ↑京のゆば粥御膳+季節の逸品(①) |
![]() ↑季節の逸品(3種) |
| 【二条城】非公開「香雲亭」での特別朝食2025 ※仕入れ状況などで変更になる可能性あり | |
|---|---|
| 青竹盛り | 【楓小鉢】取肴一式(炊きもの) ・出し巻玉子、海老甘煮、笹巻麩、ゆば真丈、小巻ゆば、菊南瓜、楓麩 【籠盛】油物(揚げ物) ・ゆば揚げ浸し、小芋香煎揚げ、茄子うす衣揚げ、木の葉丸十、茗荷甘酢漬け |
| ガラスの器 | 【正倉院カットガラス鉢】サラダ ・ゆばサラダ仕立て、湯がきレタス、プチトマト、ローストビーフ、千打ち野菜、胡麻ドレッシング |
| 季節の逸品 ※月ごとに内容変更 |
【関西の食材を使用した逸品】 ①鱧おとし(7月15日~7月31日) →兵庫・大阪の食材 ②加茂茄子しぎ焼き(8月1日~8月15日) →京都の食材 ③鮎の竜田揚げ(9月1日~9月30日) →滋賀・和歌山の食材 ※お料理提供元の「京料理いそべ」さんのインスタでは1が7月30日までと書かれていたのですが、7月は31日までで会期中定休日はないはずなので7月31日までと記載しています |
| ご飯 | ゆば粥 |
| 香物 | 奈良漬 →奈良の食材 |
月変わりの逸品料理の詳細
半月でメニューが変わるのでどの時期に行くか迷いますよね。
お料理提供元の京料理いそべさんからそれぞれの解説を教えていただいたのでシェアします。参考にしてみてください。
| ①鱧おとし(7月15日~7月31日) | ②加茂茄子しぎ焼き(8月1日~8月15日) |
| 3年連続登場メニュー | 2年連続登場メニュー |
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| 京都では祇園山鉾巡行の頃になると梅雨明けが近づき、夏らしい暑さが始まります。祇園祭は別名「はも祭り」とも呼ばれ、鱧の旬の時期になります。「鱧おとし」は程よい脂の鱧を湯引きに致しました。梅醤油でお召し上がりください。(京料理いそべさんより) | 加茂茄子は京都の夏の風物詩です。茄子と油は相性が良いので素揚げにしたものに「しぎ味噌」をのせて焼きました。しぎ味噌は本来中に鴨などの鶏肉を使いますが食中毒対策として牛肉&豚肉の合挽肉を使用しています。京野菜の伏見唐辛子をあしらってご提供いたします。「しぎ焼き」の元となった「しぎ壺」という料理は「二条城行幸御献立絵図」とういう絵巻物にも伝えられています。(京料理いそべさんより) |
| ③鮎の竜田揚げ(8月16日~8月31日) | |
| 3年連続登場メニュー | |
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| その昔、京の都は海産物が手に入りにくい事もあり、川魚が重要なたんぱく源でした。桂川や鴨川を 遡上して苔を食み大きく育った鮎は清流の女王と称され朝廷に献上されていたそうです。鮎を背開きにして紫蘇の葉をしのばせて竜田揚げに、中骨はカリカリの煎餅に仕立てております。蓼大根おろしを溶いた天出汁をつけてお召し上がり下さい。(京料理いそべさんより) |
過去のお料理履歴(2023~)
毎年ベースのお料理は変わりませんが、器や季節の逸品が少しずつ違っています。
| 2025年 | |
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| ■器の変更点 2024年は籠だった器が2025年はガラスへ(サラダの内容も変更あり) ■季節の逸品変更点 2024年の5品から2025年は3品へ 「萩豆腐と鱧の吸物」と「鮑と勝栗の茶碗蒸し」の提供がなくなる |
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| 2024年 | |
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| ■器の変更点 2023年はお重だった器が、2024年は青竹と籠に変更に ■季節の逸品変更点 加茂茄子が「田楽(2023年)」から「しぎ焼き(2024)」へ 茶碗蒸しが「湯葉と栗(2023年)」から「鮑と栗(2024)」へ |
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| 2023年 | |
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夏の朝食と新春の昼食の違い|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
料理の大きな違い
| 夏の朝食 | 新春の昼食 | |
| ご飯 | ゆばのおかゆ | 炊き込みご飯 |
| 逸品料理 | 5種(半月替わり) ※開催期間約2.5か月 |
2種(月替わり) ※開催期間約1.5か月 |
| メイン料理 | あっさり軽めの食材 | 魚やイモ類などずっしり重めの食材 |
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香雲亭からの景色と室内の装いの違い
香雲亭からの景色
| 夏の朝食(朝粥) | 新春の昼食 |
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| 夏は柴も木々も青々してすがすがしいです。 京料理いそべさんからお写真いただきました。 |
新春は、奥のお堀が見えて渋い庭の雰囲気です。 2023年の1月に参加した際に撮影しました。 |
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室内の装いの違い
| 夏の朝食(朝粥) | 新春の昼食 |
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| 床の間の掛け軸のモチーフは松と孔雀です。二条城・二の丸御殿「大広間」の三の間にある狩野探幽が描いた障壁画「松孔雀図」です。(2024年7月撮影) | 床の間の掛け軸が新春らしいモチーフの太陽と鶴です。(2023年の1月撮影) |
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参加しての感想とレポ|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
感想
感想は一言、大満足です!
京いそべさんの店舗でお料理をいただく方が、温かくてよりおいしいのでしょうが、普段は入れない貴重な空間で食事ができたのは何にも代えがたい貴重な体験です。
清流園は香雲亭が建っている方から見るのが本来のかたちなので、特別昼食か朝食に参加しないと見られない景色なのでとても貴重です。
これまで何度も清流園を見てきましたが、やはり正面からちゃんと見ると美しさがちがいますね。
良いものにたくさん触れるとそれだけ自分に返ってくるので、迷われてる方はぜひお申込みしてみてくださいね♪
この記事があなたの素敵な経験の一助になると幸いです。
参加レポート
夏の朝食:参加レポート
2024年に参加した際のレポートを↓こちらにまとめています。
新春の昼食:参加レポート
2023年に参加した際のレポートを↓こちらにまとめています。
「当日のイメージをより鮮明にしたい!」「過去はどうだったの!?」と気になる方は合わせてご覧ください。
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お料理の量(ボリューム)|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
新春の昼食の場合
結論からお伝えすると「かなりお腹いっぱい」になります。
2023年信州の昼食の11時30分からに参加するので朝食をごくわずかにして行きましたが、かなりお腹いっぱいで苦しいくらいでした。
印象としてはお魚系がずっしりとしていてお腹に貯まる感じでしたね。
※2023年はお餅入りの白味噌の味噌汁があったので苦しいくらいでしたが、今は出ないので、苦しいまではいかずに満腹くらいかもしれません。
夏の朝食の場合
夏の朝食は、普段朝食が軽い人にとっては多いかもしれません。
ただ、新春の昼食のときのようにずっしりとお腹に溜まる食材(芋類や魚)ではなく、軽いものが多いので、朝食を抜いた私にはちょうど良く感じました。
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当日の流れ(タイムスケジュール)|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
日によって違いはあると思いますが、当日の流れはこんな感じです。
だいたい1時間半のスケジュールです。
1日の流れの概要
- 開始10分前集合*
*開催時期により集合時間は変更になることがあります
⇒香雲亭前の竹の結界前で待ちます。
⇒集合時間になるとスタッフの方が結界をあけてくれます
※夏は少し早めに案内していただけました - 順番に受付(支払い)
⇒お支払い(現金のみ)を済ませると部屋の中に案内されます
⇒あらかじめ席は決まっています - 京料理いそべさんの挨拶
- お食事スタート
⇒2023年1月はコロナを加味して黙食を推奨されていましたが現在は楽しくおしゃべりしながら食べられます。 - 京料理いそべさんの挨拶
⇒この後の撮影タイムのオススメスポットなどを教えてもらえます - お庭や室内の撮影タイム・各自解散
⇒2023年1月はコロナを加味してスタッフの方に撮影をお願いするのはNGでしたが、現在はスタッフの方にお願いすることが可能です。
1日の流れを画像と共に紹介
1.開始10分前集合
お食事当日、集合時間まで下の写真にある場所で待ちます。
| 新春の様子(2023年1月撮影) | 夏の様子(2024年7月撮影) |
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夏は緑が美しく清々しいですが、非常に暑いので日傘が必須です。
何度かお伝えしていますが、席は電話予約した順番で決まっているので早く行っても席を選べません。
2.順番に受付(支払い)
| 新春の様子(2023年1月撮影) | 夏の様子(2024年7月撮影) |
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2023年の1月は受付とお支払いは香雲亭の階段を上がったところでしたが、2024年7月は室内で下。
3.京料理いそべさんのご挨拶

(↑2023年1月撮影)
全員が席に着いたら、お料理提供元の「京料理いそべ」さんからご挨拶があります。
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4.お食事スタート
挨拶が終わったら食事のスタートです。
2023年に参加した新春の昼食のテーブルこんな感じ↓でした。
暖かいお料理は順番に配膳されます。

(↑2023年1月撮影)
2024年に参加した夏の朝食(朝粥)のテーブルはこんな感じ↓でした。
逸品料理と朝粥はあとから運ばれてきます。

(↑2027年4月撮影)
5.京料理いそべさんからおはなし

(↑2023年1月撮影)
だいたいの方が食事を終えるとお料理提供元の「京料理いそべ」さんからご挨拶があります。
この時に、撮影ポイントなどを教えていただけます。
こちらの記事ではネタバレ防止のためにどこが撮影スポットなのかは書かずに置きますね。
もし気になる方は、当日のレポート記事の方をご覧ください。
▶2024年夏の朝食レポはこちら
▶2023年新春の昼食レポはこちら
6.お庭や室内の撮影タイム・各自解散

(↑2023年1月撮影)

(↑2024年7月撮影)
撮影タイムは室内もお庭も自由に撮影させていただけます。

(↑2023年1月撮影)

(↑2023年1月撮影)

(↑2024年7月撮影)
思う存分写真を撮ったら、各自解散です。
かなりたくさん写真を撮りましたが、これから行かれる方の楽しみを温存するために、あまり写真は載せずにおきますね。
もっといろいろな写真が見たい方は、当日のレポート記事の方をご覧ください。
▶2024年夏の朝食レポはこちら
▶2023年新春の昼食レポはこちら
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建物やお部屋について【二条城・香雲亭の特別朝食/昼食】
香雲亭内の様子
香雲亭内には青い毛氈が敷かれ、テーブルが7卓・定員40名分のお料理が並びます。
| コロナ期間 | 現在 |
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| 1卓4名まで・パーテーションあり | 1卓6名まで・パーテーションなし |
| (2023年1月撮影) | (2024年7月撮影) |
2023年新春の特別昼食は定員が28名に抑えられ、テーブルにパーテーションがありましたが、2023年夏の朝食からパーテーションがなくなり、定員が40名に戻っています。
現在はパーテーションがなくなり、庭に面した雪見障子付のガラス戸はアクリル板の戸にさしかえられています。(食事をしながら庭が眺められます)
コロナの規制があった2023年昼食時は2名で予約した場合、横並びで座るようになってましたが、現在は向かい合わせに座るよう案内されます。
なお、席は事前に決まっていて係の方が案内してくれます。
おそらく早く予約した方からお庭側中央から埋めているのだと思います。
| 2023年新春 | 2024年新春 |
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前述していますが、2023年1月は雪見障子付のガラス戸が締まった状態での食事でしたが、現在はアクリル板の戸に差し替えられるので、庭を眺めながら食事ができます。
みなさんの食事が終わるころに縁側から自由にお庭を見たり撮影する時間があります。
(2024年7月撮影)

(2023年1月撮影)
各自帰路につきます。
香雲亭は普段はこう使われる!
香雲亭は、二条城内の清流園とう庭園の中にある建物です。
江戸時代初期の豪商、角倉了以の邸宅の一部を移築したものになります。
角倉了以は、高瀬川を私財を投じて開削したことでも有名な人物。
普段は非公開で、二条城ウェディングやVIPの方の応接に使われます。
過去には、故ダイアナ妃が二条城に来られた際の休憩所となったり、映画「ラスト サムライ」の制作発表でトム・クルーズが使ったりしたそうですよ。
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香雲亭内の空調設備とトイレ|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
冷暖房あり
香雲亭は二条城の中の建物の中で唯一、冷暖房が完備された建物です。
なので夏は冷房、冬は暖房をつけてもらえます。
京都の冬の寒さは尋常じゃないせいか冬は各テーブルの下にホットカーペットが敷かれています。 →2024年新春から空調の効きが以前よりよくなったのでホットカーペットはしかなくなったそうです。
(2023年1月撮影)
冬の寒さ対策としてこれがあると便利!
私が参加した日は晴れて日差しもあったせいか、ホットカーペットは弱設定だったため、あまり足元が温かい感じはしませんでした。(2024年新春よりホットカーペットはなしになりました。)
寒いのが苦手な方はもこもこの靴下やストールやひざ掛けなどを持参するのがおすすめです。
夏は絶対これを忘れないで!
二条城は日影が少ないので、日傘は必須です。
香雲亭での朝食後に、二条城内の庭園を歩く場合にも朝食の受付開始までの待ち時間も日傘は絶対に必要です。
また、7月~9月の京都は湿度も気温も高いのでお水など飲み物を持参するのがベストです!
香雲亭内にトイレはないので注意!一番近いのはここ
残念ながら香雲亭内にお手洗いはありません。
香雲亭があるお庭(清流園)の入り口近くのトイレまでいかなくてはなりません。
下の地図の「休憩所」と書かれた場所が1番近いトイレです。
香雲亭からお手洗いまではちょっと距離があるのでスタート前に寄るのがおすすめです。
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香雲亭の場所と二条城入り口からの所要時間|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
遅刻予防のために事前に知っておこう!
時間厳守と言われている10分前に送れないよう、事前に場所を把握しておくのがおすすめです。
実際に当日迷って少し遅れていらした方もいらっしゃいました。
「二条城の香雲亭っていったいどこら辺にあるの?」と疑問に思われている方も多いかと思います。
なので、二条城の入り口(東大手門)から香雲亭までのルートを写真付きで記事にしたのでぜひご覧ください。
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料理担当の「京料理いそべ」とは?|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
京料理いそべさんとは?
二条城の香雲亭で提供されるお料理担当業者は毎回公募され、プロポーザル方式で総合的に評価されて決定します。
ここ数年連続で選ばれているのは、京料理店「京料理いそべ」さんです。
「京料理いそべ」のお店は、観光スポットとして大人気の八坂神社のすぐそばにある円山公園の中にあります。
円山公園にある坂本龍馬・中岡慎太郎の銅像↓のすぐ裏手がお店です。
「京料理いそべ」さんは、創業50年ほどなので京都ではまだまだ若いお店の部類になります。ただ、「京料理いそべ」さんは、香雲亭での朝食や昼食の企画がスタートした2017年から毎年お料理を担当されています。
「京料理いそべ」さんは、自社湯葉工房にて製造している自家製の生湯葉が名物のひとつで今回の香雲亭のお食事も湯葉がたくさん使われています。
清水五条坂の湯葉料理店 『ゆば泉』、宝ケ池の京料理、懐石料理、湯葉料理店『ゆば泉』、高台寺の京料理『高台寺 羽柴』が系列店です。
| 店舗名 | 京料理いそべ |
|---|---|
| 住所 | 京都市東山区円山公園内(坂本龍馬銅像東側) |
| 電話番号 | 075-561-2216 |
| 営業時間 | 11時〜22時 |
| URL | http://www.kyoryori-isobe.co.jp/ |
| 店舗運営会社 | 京阪興業株式会社 |
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過去の開催履歴も紹介|二条城・香雲亭で楽しむ京料理
香雲亭特別昼食・朝食の開催履歴
今後の開催日を考察したい方のために過去の開催履歴も分かる範囲でのせておきますね。
傾向として「1・2月に特別昼食」、「7・8・9月」に特別朝食が開催されています。
| 2017 | 朝食 | 2017年7月1日(土) ~8月31日(木) 8:00~9:00 |
「京のゆば粥御膳」2500円 ※1日限定30食 |
| 2018 | 昼食 | 2018年1月26日(土) ~2月28日(木) |
京料理いそべ |
| 2019 | 朝食 | 2019年7月1日(月) ~9月30日(月) |
京料理いそべ |
| 2020 | 朝食 | 2020年7月1日(水) ~9月30日(水) |
京料理いそべ |
| 2021 | 昼食 | 2021年1月9日(土) ~2月23(火・祝) |
京料理いそべ |
| 2022 | 朝食 | 2022年7月15日(金) ~9月30日 (金) |
・8月31日(水)まで ⇒「京料理 いそべ」の「京のゆば粥御膳」 ・9月1日(木)以降 ⇒「宝ヶ池ゆば泉」の「京ゆば粥御膳~フレンチスタイル~」 |
| 2023 |
昼食 | 2023年1月7日(土) ~2月28日(火) ・平日: 12:00~13:30 ・土日祝日: 1部11:30~12:30 2部13:00~14:30 |
「京料理いそべ」の「早春の二の丸御前」 3700円(税込) ※各回定員28名 |
| 朝食 | 2023年7月15日(土) ~9月30日(土) 9:15~10:15 |
「京料理いそべ」の「京のゆば粥御膳」 3700円(税込) ※各回定員40名 |
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| 2024 | 昼食 | 2024年1月6日(土) ~2月25日(日) 12:00~13:00 |
「京料理いそべ」の「早春の二の丸御前」 3800円(税込) ※各回定員40名 |
| 朝食 | 2024年7月15日(月・祝) ~9月30日(月) 9:15~10:15 |
「京料理いそべ」の「京のゆば粥御膳」 4,200円(税込) ※各回定員40名 |
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| 2025
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昼食 | 2025年1月11日(土) ~2月28日(日) 12:00~13:00 |
京料理いそべの「早春の二の丸御膳」+季節の逸品料理 4,200円(税込) ※各回定員40名 |
| 朝食 | 2025年7月15日(火) ~9月30日(火) 9:15~10:15 |
「京料理いそべ」の「京のゆば粥御膳」 4,200円(税込) ※各回定員40名 |
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その他の非公開エリアでの昼食情報
東本願寺
泉涌寺
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記事で紹介した内容は執筆時の情報です。変更になることもありますので合わせて二条城や京料理いそべの公式サイトもご確認ください。

































