平岡八幡宮は椿と紅葉の名所で、春と秋の年2回、普段は非公開の「本殿内陣・花の天井」の特別拝観が行われます。
本記事では、2023年9月に秋の特別拝観に参加した経験をもとに、年2回の特別拝観について詳しく紹介します。
平岡八幡宮は公式サイトもSNSもないので、初めて訪れる方の不安を払拭するべく細かく紹介していきますね。
なお、春と秋で公開内容に違いはありませんが、春は椿、秋は紅葉が美しいのが平岡八幡宮です。
目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
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基本情報【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
春の特別拝観(開催日時・拝観料・公開内容・所要時間)
【平岡八幡宮】春の特別拝観 基本情報 | |
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開催日 | 毎年3月10日~5月15日 →2024年3月15日(金)~5月6日(月・祝) |
拝観時間 | 10:00~16:00(15:30受付終了) |
拝観料 | 800円(小学生以下無料) ※宮司の解説、パンフレット(縁起書)、大福茶(梅干しと結び昆布の入ったお茶)付 |
所要時間 | 目安:50~60分 ※拝観後の大福茶を飲む時間も含む目安時間 ※拝観人数や拝観者からの質問の有無などで所要時間は変わります |
公開内容 | 本殿内陣「花の天井」 →宮司の解説を聞きながら境内をめぐり、最後に本殿内陣を見学 →本殿内陣での解説終了後、境内で大福茶が振舞われる(拝観料に含まれる) |
備考 |
特別拝観期間のうち3月中旬から4月頭頃にいかがお行われる ・「椿を愛でる会」(鑑賞無料) ・「百椿図屏風」の展示(社務所縁側より見学) →次回開催:2024年3月15日(金)~5月6日(月・祝) |
平岡八幡宮の椿の見ごろ:3月上旬から4月下旬 |
春の特別拝観時は、境内に桜や椿が咲く季節です。
平岡八幡宮は椿の名所としても有名なので、お花が好きな方は椿の時期に特別拝観に行くのがおすすめです。
平岡八幡宮の椿と桜の様子 | |
秋の特別公開(開催日時・拝観料・公開内容)
【平岡八幡宮】秋の特別拝観 基本情報 | |
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開催日 | 毎年9月16日~12月11日 ※10/2、9、10は拝観休止日 →2023年9月16日(土)~12月11日(月) ※2023年10月2(月)、9(月・祝),11(水)は拝観休止日 |
拝観時間 | 10:00~16:00(15:30受付終了) |
拝観料 | 800円(小学生以下無料) ※宮司の解説と大福茶(梅干しと結び昆布の入ったお茶)付 |
所要時間 | 目安:50~60分 ※拝観後の大福茶を飲む時間も含む目安時間 ※拝観人数や拝観者からの質問の有無などで所要時間は変わります |
公開内容 | 本殿内陣「花の天井」 →宮司の解説を聞きながら境内をめぐり、最後に本殿内陣を見学 →本殿内陣での解説終了後、境内で大福茶が振舞われる(拝観料に含まれる) |
備考 | 平岡八幡宮の紅葉シーズンは11月下旬頃から →街路樹のイチョウが黄色になったら紅葉も色づくと宮司さんが話していました |
秋の特別拝観時は、前半は緑の紅葉、後半は色づく紅葉の季節です。
平岡八幡宮は紅葉の名所としても有名なので、ゆっくり紅葉を楽しみたい方は秋の特別拝観がおすすめです。京都で紅葉の名所として知られる神社仏閣の中では、人が少ない方です。
平岡八幡宮の紅葉と雪の様子 | |
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宮司のお話(解説)スタート時間
- 固定のスタート時間なし(拝観希望者が来たタイミングで都度実施)
平岡八幡宮の特別拝観は、宮司さんの解説付きなのですが、スタート時間が決められていないそうです。
拝観希望者が来た都度説明しているとのこと。(2023年9月情報)
拝観受付を済ませると受付の方が電話で社務所にいる宮司さんに連絡を入れてくれます。
宮司さんが拝観受付前に到着したら解説スタートです。
宮司さんの説明でめぐる時間の目安は50分ほどです。
宮司さんのプロフィールがなかなか面白い!
佐々木 俊輔(ささき しゅんすけ) 平岡八幡宮 宮司
1956年(昭和31年) 京都に生まれる。
1974年(昭和49年) 立命館高等学校卒業。
1975年~1984年(昭和50~59年) ばっくすばにい、尾崎亜美、郷ひろみ、鈴木茂、大村雅朗のマネージャーを務める。
1955年(昭和60年) 平岡八幡宮 権宮司就任。
2001年(平成13年) 平岡八幡宮 宮司就任。引用元:嵯峨美術大学サイト
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撮影の可否
平岡八幡宮 特別拝観 撮影の可否 | |
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本殿内陣 | 撮影NG |
本殿外観 | 撮影OK |
境内 | 撮影OK |
平岡八幡宮の特別拝観では、本殿内陣(花の天井があるエリア)以外、撮影可能です。
拝観後の大福茶(おおぶくちゃ)接待
大福茶とは
京都で「大福茶(おおぶくちゃ/おおふくちゃ)」といえば、梅と結び昆布に煎茶を注いだお茶をさします。無病息災を祈るお茶です。
一般的には、新年の始まりに一年の無病息災を祈っていただきます。
大福茶の起源や由来には諸説あり、京都の場合「六波羅蜜寺の空也上人がお茶を振る舞ったところ、疫病がおさまった」というお話が有名ですね。
平岡八幡宮がある場所は”京都市右京区梅ヶ畑”という地名で、室町・鎌倉時代は梅の産地だったそうです。なので「梅ケ畑八幡宮」という別名で呼ばれることもあるそうです。
- 宮司手作り(小梅)「福梅」:500円
大福茶をいただく場所
大福茶をいただく場所 | |
拝殿前 | 拝殿横 |
平岡八幡宮の拝殿の前と横に赤い毛氈がけられた縁台があり、そこで特別拝観後に「大福茶」をいただきます。
夏場の暑い日や雨の日のためにテントの下で「大福茶」をいただけるようになっています。
テント下には、平岡八幡宮の四季折々の花や文化財の写真を収めたアルバムがおいてあり、自由に見ることができます。
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本殿・花の天井【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
本殿の外観・特徴・歴史
こちら↑が平岡八幡宮の本殿です。
春と秋の特別拝観以外は、正面の扉が閉じられています。
本殿の詳細はこちら。
■平岡八幡宮 本殿概要
- 京都市指定有形文化財
- 江戸時代の1826年(文政9年)に第120代天皇・仁孝天皇の命により再建
- 京都市内に現存する数少ない切妻造の本殿のひとつ
- 内陣の天井には極彩色の花卉図(かきず)が44面描かれており「花の天井」と呼ばれる
※花卉図とは花が咲く植物や草花が描かれた絵のこと - 内陣の内法長押には熨斗に包まれた梅や椿が描かれるなど装飾性の強い空間
- 内陣の彩色画を描いたのは画工・綾戸鐘次郎藤原之信
特別拝観では、上の写真にある中央の階段から内陣に入り「花の天井」を宮司の説明付きで見学します。
「花の天井」の図柄・特徴・歴史
上の画像が本殿内陣「花の天井」です。
本殿内は撮影不可なので、本殿前にあるパネルの写真になります。
「花の天井」の概要はこちらです。
■平岡八幡宮 花の天井 概要
- 縦70×横70cmの格子天井に44枚の花の図柄
- 江戸末期の社殿修復時に描かれた(仁孝天皇の命による整備)
- 作者は画工・綾戸鐘次郎藤原之信
- 室町時代に社殿を再建した足利義満の邸宅「花の御所」にちなんで制作
平岡八幡宮は室町時代の火災で焼失した際に、三代将軍・足利義満が再建しています。
その後、江戸時代に入って第120代天皇・仁孝天皇によって整備され、再建されています。この時に「花の天井」が描かれました。
特別拝観時には、内陣で宮司さんが花の名前が書かれた用紙をひとりひとりに貸し出してくれるので、それをみながら天井を見ることができます。
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受付の場所【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
受付は拝殿手前の「御神札授与所」(写真あり)
平岡八幡宮の春と秋の特別拝観の受付は「御札受所」です。
約200mの参道(徒歩約3~5分)を抜けた先にある拝殿前の階段を上った左側にあります。
「御神札授与所」は、お札やお守り、御朱印を販売している場所です。
こちらにいる方に特別拝観を希望する旨を伝えます。
なお、平岡八幡宮の表参道は200mと長く、砂利道なので足が悪いかたには歩くのがつらいかもしれません。
拝観受付「御神札授与所」までの歩く距離をショートカットしたい方は、拝殿横につながる裏参道道から入るのがオススメです。
この後紹介する境内図をご覧ください。
境内図で受付の場所を紹介
■平岡八幡宮 入口と最寄り駅
- 表参道を通るなら市バス「平岡八幡宮前」下車
→バス停から特別拝観受付まで徒歩約5分 - 裏参道を通るなら市バス「梅ヶ畑清水町」下車
→バス停から特別拝観受付までは徒歩約3分
タクシーを使った場合、表参道を車のまま上がっていくことが可能です。
平岡八幡宮・参道と鳥居
(↑平岡八幡宮鳥居と参道2023年9月撮影)
- 表参道を通るなら市バス「平岡八幡宮前」下車
→バス停から特別拝観受付まで徒歩約5分
平岡八幡宮の参道を通る場合、京都市営バス(市バス)「平岡八幡宮前」で下車すると歩いて1分もしない場所に鳥居が見えてきます。
参道は200mの砂利道でゆるい傾斜になっています。
鳥居から特別拝観受付の「御神札授与所」まで、約3~4分くらい歩きます。
タクシーを使った場合、この参道を車のまま上がっていくことが可能です。
平岡八幡宮・拝殿横の入口と鳥居
(↑平岡八幡宮・拝殿横の道と鳥居2023年9月撮影)
- 裏参道を通るなら市バス「梅ヶ畑清水町」下車
→バス停から特別拝観受付までは徒歩約3分
200mの表参道を歩くのがつらい場合は、拝殿横の裏参道から入るのがおすすめです。
裏参道から入る場合、京都市営バス(市バス)「梅ヶ畑清水町」で下車します。
バス停から鳥居までは1分、鳥居から拝観受け受けまでは約2分です。
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受付までのルート(写真あり)【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
1:表参道からのルート(最寄りバス停:平岡八幡宮前)
- 表参道は市バス「平岡八幡宮前」下車、徒歩約1分
→バス停から表参道を通って特別拝観受付までは、徒歩約5分
こちらが平岡八幡宮の鳥居と山門です。
鳥居をくぐったら、ひたすらまっすぐ歩きます。
鳥居をくぐってすぐは、上の写真のように車が止まっていたり、建物が立っていたりと、本当にここが参道なのか不安になるかもですが、まっすぐすすみます。
上の写真は緑の木々ですが、紅葉シーズン(11月下旬から12月上旬)になると、高雄紅葉(葉が小ぶりな楓)が色づきます。
鳥居をくぐって2分ほど歩くと左手に「椿の小径」、右手に「社務所入り口の門」が見えてきます。
椿の小径 | 社務所入り口の門 |
春は様々な椿が咲き誇ります | 椿の季節は社務所がある敷地の椿を見学できます |
さらに歩くと、正面に土俵・階段・拝殿が現れます。
(土俵は、階段手前の緑の三角コーンがある部分)
土俵の左側を進むと「手水舎(てみずや/ちょうずしゃ)」があります。
手を清めたら階段を上がり、特別拝観の受付に行きます。
2:裏参道からのルート(最寄りバス停:梅ヶ畑清水町)
- 裏参道は市バス「梅ヶ畑清水町」下車、徒歩約2分
→バス停から裏参道を通って特別拝観受付までは徒歩約3分
上の画像が、拝殿横に出る裏参道の入口と鳥居です。
鳥居をくぐったら正面の階段までまっすぐ進みます。
こちらの階段を上って、テントの下を拝殿側に進み、右側を見ると特別拝観の受付の「御神札授与所」があります。
もし、上の写真の石垣に沿って右に進み、左に曲がると拝殿前の階段に行けます。
「手水舎(てみずや/ちょうずしゃ)」で手を清めたい場合、この階段を上がらずに右手に進みましょう。
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拝観ルートに沿って見どころ紹介【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
ルート1:特別拝観受付前
まず最初に、特別拝観受付前から見える平岡八幡宮の特徴について宮司さんからお話がありました。
表参道と土俵
- 表参道:200m、高雄紅葉と桜の参道
→紅葉11月下旬から12月上旬 - 土俵:初代若乃花が土俵入りをした土俵、毎年10月の祭礼「三役相撲」が行われる
三役相撲とは:地元の子供と大人が取り組み、神の加護を受けた子供が勝つという古くから伝わる神事
ご神木
- ツブラシイの木
- 樹齢600~800年
- 幹回りが京都で最大級
こちら↑が平岡八幡宮のご神木。宮司さんのお話では京都で1番古い樹齢約600年。
境内の枝垂れ桜
- 4月10日ごろが見ごろ
- 京都・丸山公園のしだれ桜の子ども
→一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)
境内の椿
右下の椿は樹齢150年 ブルーシートの裏側「椿の道」 |
左奥の社務所エリア「白玉椿」 |
- 樹齢150年の椿:左の写真・右側手前の木
→椿は10年で30センチ成長 - 椿の小径:左の写真・ご神木横のブルーシートの後ろ側
→3月下旬から4月上旬に200種の椿が咲く
- 白玉椿が咲く社務所エリア:右の写真左
→3月中旬から4月上旬が見ごろ
→樹齢250年
平岡八幡宮は椿の名所なので、いたるところに椿があります。
春には約200種類の椿の花を見ることができます。
椿は10年で30センチ成長するそうで、平岡八幡宮の境内には樹齢150年、300年などすごく長い木の椿がたくさんあります。
なお、椿は一度根ずくと1000年は生きるそうです。
- 一水椿(イッスイツバキ)
→品種は「しだれ八重白玉椿」
→「願い事をすると白玉椿が一夜で花開き、願いが成就した」という伝説のある椿
平岡八幡宮の椿のうち1番話題になるのが、しだれ八重白玉椿の「一水(いっすい)」です。
上の写真に写ってる白い椿がそれです。
こちらの椿は平岡八幡宮の絵馬の絵柄にもなっています。
一水の花は3日間で落ちてしまうそうです。
- 金魚椿(錦魚葉椿)の葉
平岡八幡宮にある椿のうち1番人気が葉っぱが楽しい「金魚椿(錦魚葉椿)」。
上の写真が金魚椿の葉っぱです。
特別拝観では、金魚椿が植えてある場所を教えてもらえます。
金魚椿(錦魚葉椿):突然変異によって生まれたヤブツバキの園芸品種。葉の先が3つに割れ、金魚の尾ひれのように見えるのが特徴。
「金魚椿(錦魚葉椿)」がある場所は後で案内してもらえるのですが、最初に拝観受付前にある葉っぱを見せてくれます。
拝観受付前の縁台の真ん中に、手ぬぐいが掛けられた場所がります。
こちらの手ぬぐいの下に平岡八幡宮の”珍し3点セット”が置かれています。
手ぬぐいが掛けられているのは「金魚椿(錦魚葉椿)」の葉が直射日光で茶色くなるのを防ぐためだそうです。
- 左上:お葉付イチョウ
→葉に実がなるイチョウの変種で全国に20か所のみ
→2016年に境内のイチョウのひとつがオハツキイチョウだとわかる - 右上:ラピスラズリの原石
→本殿内陣の花の天井などの青色に使用されている - 下:金魚葉椿の葉っぱ
→変わり葉椿の代表種で葉の先端が金魚の尾びれのように3つに分かれる面白い品種
金魚葉椿の葉っぱ
- 金魚葉椿の葉っぱ
→変わり葉椿の代表種で葉の先端が金魚の尾びれのように3つに分かれる面白い品種
こちらは拝観に行く日によって見られるものが変わります。
3つとも金魚葉椿の葉なのですが、真ん中のタイプが珍しいく、めったに見れないそうです。
お葉つきイチョウ
- お葉付イチョウ
→葉に実がなるイチョウの変種で全国に20か所のみ
→2016年に境内のイチョウのひとつがオハツキイチョウだとわかる
平岡八幡宮の銀杏は京都いち大きく、お葉付イチョウは日本で20本しかないといわれる種類。
宮司さんのお話では、この種類があるのは京都で平岡八幡宮のみとのことでしたが、調べると京都市内は平岡八幡宮のみで、京都府全体だと亀岡の丹波国分寺(跡)と平岡八幡宮の2か所のようです。
オハツキイチョウとは:葉に実がなるイチョウの変種。全国に約20本ほどの存在が知られている。
ラピスラズリの原石
- ラピスラズリの原石
→本殿内陣の花の天井などの青色に使用されている
本殿内陣の「花の天井」分析した際に青の顔料に「ラピスラズリ」が使われていることが分かったそうです。
ラピスラズリは、金より高く、ツタンカーメンのマスクやフェルメールの青に使われているそうです。
次に拝殿横の砥石を見に行きます。
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ルート2:拝殿横の砥石
- 最高級砥石で「本山砥石(正本山合砥)」
こちらが、なんでも鑑定団で紹介された砥石。最高級の砥石で「本山砥石(正本山合砥)」です。
なんでも鑑定団での鑑定価格はなんと1000万とのこと。
平岡八幡宮がある場所は砥石の産地で、宮司さんが「平岡八幡宮の砂利の下は、砥石のガラばっかし」と話されていました。
ガラとは:建築用語の一種。産業廃棄物や建設廃材の総称。レンガやコンクリートブロックを砕いたものや、木の柱や杭の木切れなど色々なものを含む。
自然の話
拝殿のすぐ横が森になっているのですが、宮司さん曰く、今年は山がくるってるとのこと。
猪・鹿・ハクビシン・狸・狐、鹿がでるそうですよ。
夜になると毎晩10頭の鹿が境内を歩き回り木の皮を食べているそうです。
他にも、ミツバチ消えてすずめ蜂だらけになっているとのこと。
山に入るときは、蜂が好む黒い服・香水はNGで、黒い瞳を守るためにサングラスをかけた方がいいとのお話がありました。
また、2023年の京都はカメムシ大量発生中で、カメムシが大量発生した年の冬は雪がよく降ると教えてくれました。
このことから京都には「カメムシたんと出たら長靴買え」という言葉があるそうです。
宮司さん曰く、カメムシにはハッカ油をまくと消えさるとのことでした。
平岡八幡宮付近の有名人のおうち
砥石を見た後に、拝殿の反対側に移動するのですがこの時に宮司さんが帰りは裏参道からバス停に行くのがオススメという話をしてくれます。
上の写真の真ん中が裏参道に続く階段がある場所です。
また、この場所で「平岡八幡宮は、弘法大師(空海)ゆかりの地で聖地なので、この辺りは占い師・新興宗教の巣。細木数子さんの豪邸がすぐ近くにあり、今年は4年ぶりに盆踊りを開催して細木数子さんの娘さんきた。」といった話がありました。
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ルート3:拝殿横の椿
- 11月中旬から咲く椿、ピンク色
拝殿横にある椿のところで立ち止まり、宮司さんから椿についてのお話がありました。
「椿は誤解されるけど、椿は神様の木なの」と仰っていました。
花が首から落ちて縁起が悪いというのは江戸時代に庶民が生んだ俗説とのことです。
江戸時代、庶民は椿の栽培が禁止されていて、貴族の花とされていたそうです。
また、「椿は4日目に花が落ちる姿が武士道で潔清く恥をさらさない。」ともお話されていました。
なお、神様の木は榊だけど、椿の葉でも大丈夫だそうです。
①の椿:樹齢50年
②の椿:樹齢20年
ちなみに、椿は10年間でたった30cmしか大きくならず、上の写真の2本の椿は、①が植えて50年、②が20年だそうです。
椿は、いったん根付くと2000年も生きるそうですよ。
次は拝殿横から本殿に向かいます。
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ルート4:本殿前 靭猿の舞台背景
平岡八幡宮は、芸能と深い縁があり、歌舞伎の演目「靭猿」の舞台背景は、平岡八幡宮の本殿とのお話がありました。
本殿の左右の木は、紅梅と白梅です。
靭猿
■歌舞伎 靭猿(うつぼざる)
舞台背景の社
歌舞伎靭猿では本殿左右に紅白梅が配され、後ろの拝殿は舞台でもあり坂東流の得意芸でもある。
靭とは:弓矢の矢入れ
靭猿とは:歌舞伎の『花舞台霞の猿曳(はなぶたいかすみのさるひき)』のこと。子ザルが子役なので歌舞伎役者の子役の初舞台に多く演じられる。坂東屋の得意芸。
鹿に皮を食べられた梅
自然の話の時に話題に上がった鹿が、梅の皮を食べてこんな姿になっているそうです。
毎晩10頭出るというのでなかなかすごいですよね。
宮司さんは繰り返し「夜は動物園」と言ってみんなを笑わせていました。
続いて本殿横の椿を見に行きます。
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ルート5:本殿横の椿とさざれ石
椿
■平岡八幡やぶ椿
- 室町期にすでに同所にこの椿があり花弁が三角形に開き始め、しべが赤みを帯び、一般の藪椿とは異なる珍種
※しべ=花の中心にある、雌蕊と雄蕊のこと - 境内の最も古い木であり樹齢三百年とも五百年とも伝わる(見頃四月上旬)
拝殿横には、樹齢500年の「平岡八幡やぶつ椿」、葉が金魚のしっぽのようになる「金魚椿(錦魚葉椿)」、葉が小さい「侘助」があります。
「平岡八幡やぶ」は、三角形に開くラッパ咲きの椿です。
こちら↑が1番人気の「金魚椿(錦魚葉椿)」。
椿の葉の先が、金魚のしっぽのようになっています。
金魚椿(錦魚葉椿):突然変異によって生まれたヤブツバキの園芸品種。葉の先が3つに割れ、金魚の尾ひれのように見えるのが特徴。
さざれ石
■山の神石
さざれ石であり江戸期の『都名所図絵』には神殿傍らに大石あり、里人山神とぞおそれけるとあり古くから山の神として鎮座している姿は獅子の形なり
■都名所図絵
1780年(安永9年)に発刊された京都観光ガイド(京都の名所を俯瞰的に描いた図絵)。6巻6冊。本文を秋里籬島、図絵を竹原春朝斎が担当。
■さざれ石(細石)
細かい石・小石の集まりが炭酸カルシウム(CaCO3)などにより埋められ、1つの大きな石の塊に変化したもの。 「石灰質角れき岩」 と呼ばれる。
ご神体で上が頭で獅子の形をしているとのこと。
次に本殿右奥の鬼門除けを見に行きます。
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ルート6:本殿右奥の鬼門除け
こちら↑が平岡八幡宮の鬼門除け。
神社の北東の角は重要な場所で、表鬼門にあたるため、鬼門除けの為に水を切るそうです。
なお、この場所は「天然記念物モリアオガエル」の産卵場所になっているそうです。
いつもは15個ぶら下がるけど、2023年の今年は8個と少なかったとのこと。
続いて本殿左手の平岡八幡宮で有名なもうひとつの石を見に向かいます。
この時に、本殿左側に行く前に、本殿正面右側にある絵馬とおみくじの説明がありました。
平岡八幡宮の絵馬と花みくじ
絵馬 | 花みくじ |
平岡八幡宮の絵馬は、干支とこちらの白玉椿の2種類があるのですが、白玉椿の絵馬はの絵柄は宮司さんが描かれてるそうです。
2枚一組なのは、1枚は願いを書いて奉納し、もう1枚は自宅に持ち帰り願いが叶ったときの御礼参り用とのことです。
つぼみの絵柄が願いを書く用で、開花した椿が御礼参り用です。
椿の花ことば「我運命は君の手にあり」、白椿の花ことば「完全なる美しさ」だそうです。
花みくじは「よう、当たるえ。たまに大凶出るけどね。大凶は底なので後は運気あがるだけで逆にいい」という話をされてました。
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ルート7:本殿左前の椿と為朝試しの石
椿
- 早咲き寒椿「侘助」
平岡八幡宮で有名なもうひとつの石を見る前に、椿のお話がありました。
こちらは、椿の実。
実が割れてブローチにしたり、絞って椿油にするというお話がありましたよ。
本殿左前の「為朝試しの石」
こちら↑の右側が、平岡八幡宮で有名なもう一つの石「為朝の試し石」です。
右の石:為朝の試し石
弓の達人、鎮西八郎為朝(源為朝)が射抜いたと伝わる石で、俳人・京鹿子の鈴鹿野風呂の句碑でもある
「眞開らきの龍胆(りんどう)玉の如き晴れ 野風呂」
左の石:つぎねふ佐々木一水の句碑
「啄木鳥の天鼓のひびき山桜 一睡」
※佐々木一水は現・平岡八幡宮宮司のお爺さん。
源頼頼朝の叔父「源為朝」は、弓の名手でこの岩を射抜いたと言われているそうです。
宮司さんからは、なぜここにその意思があるのか、どうして為朝は岩を貫けたのかといった話はなかったので、調べてみました。
平岡八幡宮にある理由はよく分かりませんでしたが、為朝が弓で岩を射抜く力があることについては納得の情報があったのでシェアしますね。
記録によれば、為朝の身長は何と7尺(約2m7cm)。当時の成人男性の平均身長は150cm台ですから、まさに「大男」としか言いようがありません。現在でも、2m前後の日本人アスリートは珍しくないものの、一般的には非常に高い身長です。
(中略)
為朝が使っていた弓は「五人張」、つまり5人がかりでないと張れないくらいの剛弓だったと言われます。
そんな剛弓ですから、矢も鏃(やじり)が7寸5分(22cm)という特注品。その威力は鎧を貫通するほどで、敵将を貫いた矢が後ろの敵の鎧に突き刺さったといいます。まるでライフル弾のような威力であり、かつ狙いも正確無比。兄・義朝に脅しで矢を放った際は、兜の星(鋲)のみを正確に削り取ったほどです。
(引用元:和楽Web)
源為朝(1139-1177年):平安末期の武将。通称を鎮西八郎(ちんぜいはちろう)という。弓矢の才に優れていた。記録によると身長は7尺(約2m7cm)。当時の成人男性の平均身長は150cm台なので「大男」。
鈴鹿野風呂(1887-1971年):京都生まれの俳人。「京大三高俳句会」を母体として日野草城らとともに「京鹿子」創刊。「京鹿子」発行所でもあった生家は現在は京鹿子社により野風呂記念館として運用。
本殿横の安産、子宝の樹
- 安産・子宝の樹
本殿の左側には、「安産・子宝の樹」があります。
木をなでるとご利益があるそうですよ。
さて、次はいよいよ本殿内陣「花の天井」です。
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ルート8:本殿内陣「花の天井」
こちら↑が平岡八幡宮の本殿。
特別拝観期間中のみ正面の入り口が開いています。
正面の石の階段を上がり、その奥の朱塗りの階段の前で靴を脱いで内陣へと入っていきます。
本団内陣には、座布団が置かれ、真ん中を開けて左右に分かれて座るよう促されます。
(正中は神様の通り道なので)
お話を聞いている間に正座で足がしびれないように「正座椅子」を貸してもらえます。
「正座椅子」がうまく使えない人は足を延ばしてもOKとのことでした。
内陣内は雅楽が流れていました。
みんなが座り終えると、特別拝観のメインディッシュ「花の天井」の解説があります。
花の配置が開かれた用紙がひとりひとり渡されます。(用紙は返却する)
花の天井
■平岡八幡宮 花の天井 概要
- 本殿内陣に描かれた44枚の花の図柄
→縦70×横70cmの格子天井描かれる - 江戸末期の社殿修復時に描かれた(仁孝天皇の命による整備時)
- 作者は画工・綾戸鐘次郎藤原之信
- 室町時代に社殿を再建した足利義満の邸宅「花の御所」にちなんで制作
→花を愛した義満の花のコレクションが平岡八幡宮の花の天井に描かれる
平岡八幡宮の花の天井には、当時の庶民は見ることがなかった「葡萄」や、当時日本になかった「柘榴」「芥子の花」が描かれています。
また、足利義満は紅葉狩りが好きだったので「高雄紅葉」も描かれています。
内陣での宮司さんのお話し中は立ち上がってみることはしませんが、すべてのお話が終わった後に、配られた花の配置図を見ながら立ってゆっくり見ることができます。
弘法大師が描いた「僧形八幡神像」
平岡八幡宮の本殿の内陣には、「僧形八幡神像」の縮小画も飾ってあります。
「僧形八幡神像」は、弘法大師(空海)が描いたご神体で、八幡神が僧侶の格好をしています。頭の上の赤い丸は太陽だそうです。
本物の「僧形八幡神像」は、毎年11月23日の火焚祭に一般公開されるそうです。
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内法長押(うちのりなげし)の「熨斗袋から紅白梅図」と「のし袋から白玉椿図」
(↑本殿内陣の内法長押に描かれた絵柄)
- 本殿の内法長押に描かれた「熨斗袋から紅白梅図」「熨斗袋から白玉椿図」
→作者は山本深淵
長押とは:日本建築において柱と柱を水平方向につなぐ化粧材のこと。鴨居の上に位置する。
内法長押とは:長押のうち、ふすまや障子などの開口部の上部にあるもの。
本殿内陣の内法長押には熨斗に包まれた梅や椿の図柄が描かれています。
宮司さん曰く、このデザインは平岡八幡宮にしかないそうです。
また、今はおめでたい植物といえば今は「松竹梅」ですが、昔は「松竹椿」だったそうです。
琴を弾く弁天
- 琴を弾く弁財天
こちらは、日本で平岡八幡宮にしかいない、お琴を弾く弁天さん。
弁天さんは芸事の神様で、普通はビワを持っていますが、平岡八幡宮の弁財天はお琴を持っています。
引きで見ると、弁財天は龍(龍神)に乗っています。
龍に乗ってお琴を弾く弁天様、凛々しくカッコいいですよね。
宮司さんが言っていたのですが、神社に行ったら上を見上げて蛙股があるか確認するのがいいとのことでした。蛙股があるときは何かが祀られているそうです。
懸魚(ケギョ)
- 豊臣秀吉のシンボル「千成瓢箪」と「猪目模様」が入った懸魚
本殿の屋根の装飾(妻飾り)の「懸魚」8ヶ所に、瓢箪の紋の切り抜き模様が見られます
これは豊臣秀吉のシンボル「千成瓢箪」を表しています。
(上の写真がピンボケですみません。。。ぜひ、現地で実物を見てください!)
平岡八幡宮は、豊臣秀吉の支援によって修復した歴史もあるそうで、その時の寄進した証とのこと。
瓢箪の両サイドはハートによく似た「猪目模様」です。
懸魚(けぎょ)とは:切妻屋根や入母屋造りの屋根の両端(破風)部分に付けられた板(破風板)に吊り下げる装飾板のこと。
猪目(いのめ)とは:日本古来から使われている図柄で猪の目に由来し、”ハート”を逆さにしたような模様。魔除けや福を招く護符の意味合いがあり、伝統的な日本建築には必ずと言っていいほど使われる。
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神社と穢れと節目の話
内陣の装飾のお話が終わった後には神社と穢れと節目のお話がありました。
一部大事なポイントをまとめてシェアしますね。
- 神社は宗教ではなく文化
- 神は自然の心
→示す+申す=神(神の旧字) - 穢れは「氣枯れ」と書く
→氣(エネルギー)が枯れた状態 - しめ飾りは穢れがない場所を表す
→しめ縄の横は雲、縦は雨、ギザギザは雷(稲妻2つ)
→私は穢れていないということ - 厄年は心と体のバランスが崩れるとき
→肉体がガクっと老化するので健康診断が重要
→事件の犯人と被害者に厄年が多い - 運命は節目でいくらでも変えられる
→大事な節目は1/1の元旦・一年の折り返し6/30夏越の祓
→節分・春分・秋分
→神社の節目は毎月1日と15日
ちなみに、実際に本殿内陣で話を聞くと、おそらくより腹落ちして自分の血肉になるのでこの記事だけで終わらせず特別拝観に行ってみてくださいね!
宮司さんは、今の異常気象は神様の気持ちだとお話されていました。
神様は何年も警告したけど良くならず今、異常気象という形で神様は気持ちを表していると。
宮司さんがお話してくださった、穢れや運命は節目でかけられる話は、今の日本人が戦後に失った、自分の運気をあげて運命を切り開いていくのに大事な知識だと思います。
【小話】氣と気の違い
・戦前の日本では「元氣」「氣合」など「氣」が使用されていたが、第二次世界大戦後、GHQにより漢字の見直しが行われ教科書にも「気」が採用され常用化される。
・氣は八方に広がる米が中に書かれ広がるエネルギーだが、気は、〆が使われエネルギーが抑え込まれることになる。
人には言ってはいけない内緒の話
本殿内陣でのお話の最後に、金閣寺の秘密についてお話がありました。
足利義満は実は〇〇になりたくて、金閣寺にはそれを表した秘密の設計になっているというものです。
〇〇は、内緒にしておきますね。
もし、あなたが特別拝観に参加した際に、内緒の話が出なかったら「義満の金閣寺の秘密も聞きたいです。」と伝えてみてください。
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ルート9:拝殿横で大福茶の接待と四季のアルバム
大福茶
この記事の冒頭でお伝えした通り、宮司さんの手作り梅と結び昆布が入った大福茶を拝観後に頂きます。
一緒に回ってるグループごとにお盆に乗せて提供してくださいます。
開か八幡宮 四季のアルバム
大福茶をいただいながら、平岡八幡宮の四季のアルバムを見ることができます。
私が参加した日は、宮司さんがこのアルバムを開きながらいろいろと説明してくれました。
平岡八幡宮の境内は、よく時代劇に使われるそうで、水戸黄門の最終回の収録は平岡八幡宮で行われたそうです。
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行ってよかったこと・残念だったこと【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
行ってよかったこと
- 見どころいっぱい、境内の椿やご神木の樹齢がすごい!
- 宮司さんの説明付きで面白い
- 節目と穢れの話が聞けた
どれだけ見どころがいっぱいかは、すでに紹介済みの「ルートに沿って見どころを紹介」でご理解いただけたかと思います。
ご神木は樹齢600年、椿の樹齢も150年・500年がゴロゴロですごいですよね。
本殿内内陣で宮司さんがしてくださった「節目と穢れ」の話は、すでにお伝えしたように非常に重要なお話でものすごく価値のあることだったと思います。
宮司さんの説明の快活さと面白さはぜひ、実際に平岡八幡宮で体感してください。
残念だったこと
- 説明が早すぎて聞き取れない
- 特定の宗教に対する直接的な否定発言
個人的には行ってよかったと大満足なのですが、この記事の読者さんが事前に知っておいた方がいいこととして上記の2点をあえて残念なことに挙げさせていただきました。
説明が早すぎて聞き取れないについて
宮司さんの説明はとっても快活で楽しいのですが、めっちゃ早口です。
説明をメモしたい人はちょっと無理なスピードですし、聞いているだけでも早すぎて記憶できないときがたびたびありました。
宮司さんの早口は他のブログにも書かれているので、あらかじめ覚悟して特別拝観に臨むのがおすすめです。
特定の宗教に対する直接的な否定発言について
私は無宗教なので影響はないのですが、直接的な言葉を使わずとも、自ずと信仰を変えたい気持ちにさせる話し方はできるはずなので、正直ちょっと残念だなと感じました。
このサイトの記事を読まれている特別拝観好きの方の中には、いろいろな宗教を信仰している人がいると思います。
いくらニュースで問題になる宗教でも実名を出して否定するのはちょっとどうかなと、個人的に感じた次第です。
もし、特定の新興宗教を信じてる方は、この点を踏まえて平岡八幡宮の特別拝観に参加されてください。
トイレ【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
トイレの場所
平岡八幡宮のトイレは、社務所エリアにあります。
社務所エリアへの入り口① | 社務所エリアへの入口② |
拝観受付前にトイレに行くなら、表参道を歩いていくと右手側に見える小さな門から社務所エリアに入ります。門をくぐって左に進むとトイレがあります。 | 拝観受付を済ませた後であれば階段を下りて上の写真にある矢印のところから社務所エリアに入ります。トイレは右手側にあります。 |
トイレの外観と個数
観光用トイレとして建てられているのでとてもきれいです。
ただ、上の写真の建物の右側に囲いがない状態で男性用小便器1個があり、奥の個室に洋式のトイレが1個あります。
トイレットペーパーは設置されています。(2023年9月現在)
ただ、京都観光ではトイレ用にポケットティッシュを持ち歩く方が安全です。
交通アクセス【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
最寄り駅
平岡八幡宮 最寄り駅 | |
---|---|
表参道 の最寄り |
・京都市営バス(市バス)「平岡八幡宮前」下車 ・JRバス「平岡八幡宮前」下車 →どちらのバスも同じ停留所に止まります →バス停から徒歩約30秒~1分で表参道入口、約5分で拝観受付です |
裏参道 の最寄り |
・京都市営バス「梅ヶ畑清水町」下車 ・JRバス「梅ヶ畑清水町」下車 →どちらのバスも同じ停留所に止まります。 →バス停から徒歩約2分で裏参道入口、約3分で拝観受付です。 |
住所 | 京都府京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23 |
平岡八幡宮の周辺には鉄道の最寄り駅はなく、バス停のみです。
この後紹介しますが、京都駅からバスで行く場合はJRバスに乗ります。
四条通りや西大路など京都市内から行く場合は市バスに乗ります。
「平岡八幡宮前」と「梅ヶ畑清水町」のバス停は、JRバスも市バスも同じ場所です。
市バスは基本的には1時間に1本、JRバスは1時間に2本出ています。
表参道を通るなら
表参道を通るなら市バスかJRバスの「平岡八幡宮前」で下車します。
どちらのバスも同じ停留所に止まり、バス停から徒歩約30秒~1分で表参道入口、そこから約5分で拝観受付です。
表参道は200mあり、砂利道で緩やかな傾斜なので、足が悪い方は裏参道から行くのがおすすめです。
裏参道を通るなら
裏参道を通るなら市バスかJRバスの「梅ヶ畑清水町」下車します。
どちらのバスも同じ停留所に止まり、バス停から徒歩約2分で裏参道入口、そこから約1分で特別拝観受付です。
裏参道はアスファルトのきれいな道で短いので歩くのは苦なりません。
京都駅からのアクセス
京都駅から平岡八幡宮にバスで向かうにはJRバスに乗る必要があります。
前述したとおり、平岡八幡宮にいく市バスは京都駅からは出ていません。
京都タワー側のバスターミナル「JR3」乗り場で「高雄・京北線」に乗ります。
おまけ:宮司さんおすすめアイテム【春と秋の特別拝観|平岡八幡宮・京都】
境内巡回中や本殿内陣で宮司さんが紹介してくれたオススメアイテムの一部をシェアしますね。
すでに拝観済みで「オススメって言ってたあれなんだっけ?」と思ってる方のお役に立てると嬉しいです。
鼻炎薬
宮司さんが激押ししていた鼻炎薬が、ハピコムの鼻炎薬A「クニヒロ」です。
スギ花粉の花粉症持ちだった宮司さんが教えてもらったのがこちらで「あんまり眠くならないし、お試しあれ」とおっしゃってました。
乳酸菌(整腸剤)
宮司さんおすすめの乳酸菌が、アサヒの「エビオス(EBIOS)整腸薬」です。
平岡八幡宮のお正月のアルバイトさんに、ボディビルダのチャンピョンがいてボディビルだはみんな飲んでると宮司さんは言ってました。宮司さんは1回飲んだら快便だったそうです。