京都市北区(市バス・大徳寺前より徒歩5分)にある、大徳寺の塔頭寺院「黄梅院」。こちらの御朱印は、なんとご住職の直筆でその人に合った応援メッセージを御朱印帳に書いてくださいます。しかも、その場で解説(ミニ説法)をしてくださるという、かなりレアな御朱印体験ができます。
ただ、残念ながら黄梅院の御朱印を頂くには次の4点に気をつけなくてはいけません。
- 黄梅院は特別公開(春・秋)と一般公開どちらでも頂けるが拝観の料金や期間が異なる
⇒2020年6月からお寺主催の”一般公開(通常公開)”と京都春秋主催の”特別公開”の2種類が行われているため拝観料や開催期間、拝観時にできることが異なります。(詳しくは記事本文で!) - ご住職がご不在の場合は書置きの御朱印(複数種類あり)
- ご住職の直書き&解説(2-3分)なので日によって待ち時間が1時間以上!
- ご住職が来客中は30分以上待つこともある
本記事では、2022年11月にお寺に電話で確認した情報を元に、黄梅院での御朱印の頂き方をどこより詳しく紹介します。
京都春秋主催の特別公開
⇒春:2024年3月30日(土)~5月19日(日)
⇒秋:2024年10月5日(土)~12月8日(日)
お寺主催の通常公開
⇒上記の京都春秋主催特別拝観ない期間
※行事による休止日など詳細は黄梅院へ電話または公式インスタグラムで要確認
なお、黄梅院の御朱印を頂く場合、拝観する時間と御朱印待ちの時間を考慮して長めに時間を確保しておくのがおすすめです。(目安1.5~2時間)
ちなみに、ハイシーズンとなる秋の紅葉時期や土日は長時間を覚悟しておくのがいいですね。
【黄梅院】御朱印の料金・いただける場所・時間
御朱印の料金
大徳寺塔頭「黄梅院」の御朱印の料金は、見開きで1,000円です。
ご住職と対面して書いてもらう直書きも、書置きを頂く場合も同じ料金です。
お寺主催の一般公開(通常公開)時も京都春秋主催の特別公開(春・秋)でも御朱印の料金は変わりません。
御朱印を頂ける場所
頂ける場所は、拝観順路をたどった後半の「庫裡」のところにあります。
庫裡とは、お寺の台所のことです。
ちなみに黄梅院の庫裡は禅宗寺院において現存最古のもので、見どころのひとつでもあります。
御朱印を頂ける時間帯
御朱印を頂ける時間は、次の通りです。
ご住職から 直接いただきたい場合 |
拝観時間内のご住職が来客対応をしていないとき。 正直、時間は読めません。来客が入るとそちらが優先となります。 |
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書置きでOKな場合 | 書置きであれば拝観時間内にいただけます |
お寺主催の通常公開時も京都春秋主催の特別公開(春・秋)でも拝観時間内であれば御朱印を頂くことができます。
絶対にご住職から御朱印を頂きたい場合のコツ!(アドバイス)
黄梅院のご住職から御朱印を頂けるかは、ご縁であることは前提としていただきたいのですが、次の2点を実践していただくと確率があがります。
- 拝観予定日にご住職がいらっしゃるか事前に電話で確認する
⇒黄梅院の電話番号 0754924539 - 拝観当日、説明員の方に御朱印がいただけるか確認する
⇒特別拝観期間中、随所に説明員の方が経っています。(2022年情報)
ご住職から御朱印を頂きたい旨をつたえるとご住職の状況を確認してもらえます。
※上記の電話番号は記事執筆時事の情報となります。心配な方は調べてからおかけください。
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【黄梅院】御朱印の種類は30種以上!
今回いただいたご朱印(ご住職直筆/御朱印帳に直書き)
小槌さん 打ちい出だせ 振い出だせよ 小槌さん 身の中にこそ 宝ある也
ご住職からは2~3分解説(ミニ説法)を頂いたのですが緊張して覚えているのは次のセンテンスです。
- 思ったことは全部やる
- やってみないと分からないのだから
- 躊躇せずにやってみる
- 自分の人生だから
その他の御朱印
さすがに黄梅院の30種以上の御朱印を一人でいただくことは難しいので、Twitterの詳細検索「黄梅院 御朱印」で検索したリンクを貼っておくので興味がある方はご覧ください。
\↓御朱印の画像付きツイートが確認できます↓/
書置きの場合、御朱印の種類は選べる?
書置きの御朱印は、残念ながら種類を指定することはできません。
黄梅院に電話をして確認したところ、ご住職がご縁を大切にされていて上から順にお渡しするように言われていると教えていただきました。
自分の手もとに来たメッセージが今の自分に必要なメッセージと言うことですね!
なお、書置きの御朱印には拝観日の記載がありません。
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【黄梅院】見どころや拝観の注意点を簡単に紹介
黄梅院の見どころ3つを簡単に紹介!
黄梅院(大徳寺塔頭)は見どころが多いのですが実際に拝観した中で推すならこちら!
- 苔が美しいお庭(「直中庭」や「破頭庭」)
- 現存する禅宗寺院最古のお台所「庫裡」
- 茶人にはたまらないお茶室「作夢軒」
見どころ1.苔が美しいお庭(「直中庭」や「破頭庭」)
千利休が豊臣秀吉の命で作ったとされる「直中庭」、本堂前の「破頭庭」、本堂北裏側の「作仏庭」など苔が美しい枯山水庭園が見どころのひとつです。
見どころ2.現存する禅宗寺院最古の台所「庫裡」
寺院の台所を「庫裡」というのですがこちらも見どころのひとつです。
換気扇などのない時代にどのような工夫をしたとかなど建築好きの方には貯まりません。
見どころ3.茶人にはたまらないお茶室「作夢軒」
武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」(重要文化財)は黄梅院の説明員の方も一押しの見どころです!と推されていました。
黄梅院拝観時の4つの注意点!
黄梅院(大徳寺塔頭)を拝観する際には次の4つをお忘れなく!
- 特別公開と通常拝観では拝観料と撮影可能エリアが違う!
⇒京都春秋主催の春と秋の特別公開時
・拝観料:800円
・案内ガイド:要所要所に立っている
・写真撮影:前庭のみ(前庭:入口の門から拝観受付より手前のお庭)。
⇒お寺主催の通常拝観時
・拝観料:1,000円
・案内ガイド:なし
・写真撮影:回廊からお庭の写真撮影がOK - 拝観前にトイレは済ませる!
⇒黄梅院内ではお手洗いが借りられません。
⇒黄梅院内は見どころいっぱいですし、御朱印待ちをするなら30分~1時間はトイレに行けない可能性があります。 - ご住職直筆御朱印はご縁だと割り切る!
⇒拝観当日にご住職がいらっしゃっても来客や御朱印待ち人数によっては、あきらめざるを得ない場合もあります。
そこはご縁だと思ってお出かけください。 - 靴下(足袋)を忘れない!
⇒貴重な文化財を守る意味もありますが、秋冬は畳も板間もひんやり冷たくなります。
黄梅院のお庭は本当に美しくので写真に収めたい方は、通常公開時に伺うのがオススメ!
ただし、お寺主催の通常公開はいつまで行われるかは未定なので事前に黄梅院に追い合わせるか公式インスタの確認が必要です。
また、2番目のトイレはご注意ください。トイレは黄梅院を出て大徳寺総門の外にある駐車場にのトイレまで行く必要があります。
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【黄梅院】の交通アクセス・駐車場
黄梅院(大徳寺塔頭)に1番近いのは京都市バスの「大徳寺前」です。
電車の駅では、地下鉄烏丸線「北大路駅」ですが、歩いて徒歩17分と離れたところあります。北大路駅から大徳寺前で止まるバスが出ています。
住所 | 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町83−1 |
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最寄り駅 | 京都市営バス(市バス) 「大徳寺前」より徒歩4分(250m) |
駐車場 | 大徳寺境内東端の有料駐車場あり |
「大徳寺前」バス下車後、上の図のルートA「総門」経由か、ルートB「南門」経由で黄梅院へ向かいます。
京都のバスは非常に種類が多くややこしいですが、大徳寺前に止まるバスの系統番号は、1、12、204、205、206、北8、M1です。
バスが苦手!という方は、地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩で17分歩くか、駅からタクシーを使っていくのがいいですね。タクシーなら「北大路駅」からだいたい5分程度です。
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【黄梅院】周辺(近隣)の御朱印スポット
黄梅院の拝観後にはぜひ、こちらの寺院や神社の拝観・参拝をして御朱印をゲットしてみてください。御朱印が素敵なだけでなく、拝観満足度も高い場所を選定してみました。
大徳寺境内ならここ
大徳寺境内のこちらの寺院では通年御朱印が授与されています。
※法要やお寺の都合で授与がない日もあるのでご注意ください。
1.大徳寺(本坊) | ・通年授与(書置きのみ) ・御朱印詳細はこちら |
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2.龍源院 | ・通年授与(書置きのみ) |
3.黄梅院 | ・通年授与(直書き/書置き) ・御朱印詳細はこちら |
4.瑞峯院 | ・通年授与(直書き) |
5.大仙院 | ・通年授与(直書き) |
6.高桐院 | ※現在拝観休止中で御朱印も中止 |
大徳寺の境内にはたくさんの塔頭がありますが、公開しているところが限られています。
大徳寺・大徳寺塔頭の公開状況はこちら↓をご覧ください。
大徳寺から徒歩10分圏内ならここ!
- 「建勳神社」(愛称:けんくんじんじゃ/正式名:たけいさおじんじゃ)
→戦国武将の書置き御朱印などがある - 「今宮神社」(いまみやじんじゃ)
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【黄梅院】御朱印情報・アクセスのおさらい
御朱印の種類 | 30種類以上!(自分では選べない) ご住職直筆の直書きor書置き |
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御朱印の値段 | 1000円(御朱印帳見開きサイズ・ご住職直筆) |
拝観 | 1.お寺主催の通常公開時 ※2020年より通常公開が始まりましたがいつまで継続するかは未定とのこと 2.京都春秋主催の特別公開時 |
住所 | 京都市北区紫野大徳寺町54-1 |
最寄り駅からの アクセス |
京都市営バス(市しバス) 「大徳寺前」より徒歩4分(250m) |
電話番号 | 0754924539 |
公式HP | なし ※公式Instagramのみ |
※上記は記事執筆時の情報です。お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
京都のお寺で公開している文化財は、年月が経てばたつほど保存の観点から非公開になったり近くで見れなくなっていきます。
興味をもったなら、1日でも1年でも早く訪れるのがおすすめです♪
こちらで紹介している情報は記事執筆時点のもので御朱印の種類や料金などは変更になることもあります。
お出かけ前に公式サイトや公式SNSでご確認のうえ、お出かけくださいませ。
それでは素敵な京都旅を♪