皇室の菩提寺「泉涌寺(京都市東山区)」では、3月に行われる「大涅槃図」公開期間に僧侶による「絵解き(解説)」と矢尾治の「朝粥」がセットになった拝観が行われます。
本記事では、2024年に参加した経験から公式サイトだけでは分からない詳細を写真と共に紹介していきます。
こんな方にオススメの内容です。
- 当日の流れをより詳しく知りたい方
- 3500円の価値があるのか判断する材料を探している方
では、目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
(項目をタップ/クリックすると該当箇所にスクロールします)
- 開催日時・料金・予約方法|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
- 当日の流れ|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
- おすすめポイント|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
- 注意点|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
- 朝粥メニュー・ボリューム|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
- 参加レビュー|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
- 当日の様子を順路に沿って写真で紹介
- 1.大門前で受付・支払い
- 2.大門前で解説をきく(仏教の略歴と本日のスケジュール)
- 3.開門の儀
- 4.泉涌寺境内へ
- 5.入口付近で解説をきく(大門と下り参道について)
- 6.参道を少し移動し説明を聞く(仏殿について)
- 7.涅槃図がある仏殿へ移動
- 8.仏殿の特別なエリアへ
- 9.涅槃図絵解きと自由鑑賞
- 10.希望者は「ねはんあられ(花御供)」を購入
- 11.仏殿の外へ移動
- 12.仏殿の入り口で解説を聞く(応仁の乱の後)
- 13.仏殿横で解説を聞く(目が光る鬼瓦)
- 14.笹屋伊織さんのCM(泉涌寺限定「み月」)
- 15.朝粥会場「小方丈」へ移動
- 16.小方丈で各々着席
- 17.おかゆの配膳と食事の解説・喫食
- 18.おかゆのお替りの配膳
- 19.涅槃図の解説書の配布
- 20.各々解散・境内の自由拝観へ
- 交通アクセス
- あなたにおすすめの記事
開催日時・料金・予約方法|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
開催日時・料金・予約方法
泉涌寺|涅槃図の絵解きと朝粥2024 | |
---|---|
開催日 | ・例年、大涅槃図公開期間中の限定日 →2024年3月9日(土)、10日(日)、13日(水)、14日(木)、16日(土) |
時間 | 8:00に泉涌寺「大門」前集合 ※所要時間約2時間 |
料金 | 3500円(当日支払い・現金のみ) ※上記の料金で仏殿、楊貴妃観音堂、心照殿(宝物館)と境内の泉涌水屋形 舎利殿外観が見られます ※領収書はお願いすれば朝粥喫食中にいただけます |
予約方法 | ※年によって予約方法が変わることがあります。以下は2024年の予約方法です。 電話・FAX・公式サイトの問い合わせフォームのいずれか ・電話:075-561-1551 ・FAX:075-551-2788 ※FAXは「泉涌寺涅槃図と矢尾治の朝粥 参加願」と表題を付けて、代表者名・連絡先・参加人数を明記し送信 ・問い合わせフォームはこちら ※「泉涌寺涅槃図と矢尾治の朝粥 参加願」と表題を付けて、代表者名・連絡先・参加人数を明記し送信 |
受付期間・ キャンセル |
・予約の受付:3日前まで ・キャンセル:3日前まで |
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当日の流れ|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
ざっくり概要
- 受付・支払い
→大門前にて:5分程
- 僧侶による解説
→大門前にて:8分程 - 開門・入場
→3分程 - 僧侶による解説
→参道にて:10分程 - 大涅槃図の絵解き・自由見学
→仏殿にて:35分程 - 僧侶による解説
仏殿横にて:7分程 - 朝粥会場へ移動・喫食
→小方丈にて:30分程 - 各々境内を自由参拝
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詳細タイムスケジュール
私が参加した日のタイムスケジュールを紹介します。
参加者14名での進行スケジュールなので、人数の増減で多少変更があると思います。
泉涌寺|涅槃図の絵解きと朝粥2024 | |
---|---|
8:00 | 受付・支払い |
8:05 | 僧侶による解説 →仏教伝来の略歴 →今日のスケジュールについて |
8:13 | 開門 →開門の掛け声とともに「大門」が開かれる |
8:16 | 僧侶による解説 →大門について →下り参道について →仏殿の構造について |
8:25 | 仏殿内で「大涅槃図」の絵解き →描かれている人物や動物について |
8:53 | 各々「大涅槃図」の鑑賞・撮影 →この時間は涅槃図の撮影OK ※花供御あられ(500円)の販売あり |
8:59 | 僧侶による解説 →仏殿に残る「応仁の乱」の燃え跡について →仏殿の「目が光る鬼瓦」について →仏殿の「龍の鬼瓦」について →笹屋伊織の特別出店のCM(泉涌寺限定のお菓子「み月」について) |
9:07 | 「仏殿」横から朝粥会場「小方丈」へ移動 |
9:09 | 各々着席 |
9:13 | ・おかゆの配膳 ・僧侶による解説 →「矢尾治」と「食事五観丈」について ・お茶配膳 |
9:15 | 各々喫食 |
9:25 | おかゆのお替り配膳(希望者へ) |
9:30 | 大涅槃図の解説プリントの配布 |
9:37 | ・各々解散 ・境内自由拝観 |
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おすすめポイント|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
参加して感じた5つのおすすめポイント
- 大涅槃図の撮影ができる!
→絵解きと朝粥プラン参加者のみ絵解き終了後に撮影が許される
※保護の観点からNGになる場合もあるかもしれません。2024年参加時はOKでした。 - 開門の瞬間を体験できる!
→僧侶の「開門」の掛け声により門が開く瞬間が見られる - すぐ目の前で大涅槃図が見られる!
→通常は入れない場所から鑑賞できます
→通常拝観時には見えない下部(動物がいるあたり)がしっかり見られます - 分かりやすい解説で涅槃図への理解が深まる!
→どれがどの人物・神・動物なのか、涅槃図に描くモチーフのルールも説明してもらえます
→泉涌寺の独特な涅槃図の掲げ方意味があるのですが、それを教えてもらえます - 他の拝観者がいない静けさを堪能できる!
→開門1時間前からスタートするので騒がしくなく穏やかに過ごせます
①大涅槃図の撮影ができる!
涅槃図の絵解き後に写真を撮ることができました。
僧侶の方から撮影OKのアナウンスがあったわけではなく、参加者のおひとりが「写真をとってもいいですか?」と聞いてくださって、「いいですよ」という流れでした。
その寺院でも「涅槃図」の撮影はNGなので、今回のオススメポイントの1番目に挙げました。
個人的には、こちら↓の手なが猿ちゃんにハートをうちぬかれたので、写真におさめられてかなりうれしいです。
(↑泉涌寺涅槃図・許可を得て撮影しています)
※撮影の可否は今後変更になる可能性もあるので参加時の泉涌寺の指示に従ってください。
②開門の瞬間を体験できる!
僧侶の「かいも~ん」のかけ声を合図に大門が開くシーンを見せてもらえます。
どの寺院でも開門シーンをこうやって見せてくれる機会はないと思うので、おすすめポイントの2番目に上げました。
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③すぐ目の前で大涅槃図が見られる!
朝粥プランでは、柵が置かれているところより内側で「大涅槃図」を見ることができます。
泉涌寺の涅槃図は天井から床までコの字型に掲げられるので、通常拝観では床に置かれた部分(動物が描かれているところ)の絵を見ることができないのですが、朝粥プランではしっかりと見ることができます。
通常の拝観では見ることができない絵柄が見られたり、大迫力を体感できるのはオススメポイントです。
(↑2024年涅槃図の絵解きと朝粥プラン参加者時の写真)
④分かりやすい解説で涅槃図への理解が深まる!
ライトで該当の人物や動物を指しながら詳しく解説してもらえます。
単に「これが誰々です」という説明ではなく、「当時のインドはこういう状況だったのでこのように描かれている」とか「これとこれでこういう意味がある」という説明だったところがオススメのポイントです。
より涅槃図を楽しみたい初心者の方には聞いて欲しい解説ですね!
⑤他の拝観者がいない静けさを堪能できる!
やはり境内に他の観光客がいないというのは特別な体験です。
もともと泉涌寺は観光客が少ないお寺ではありますが、開門前の静けさというのはまた格別です。
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注意点|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
参加前に知っておきたい5つの注意点
- 泉涌寺が初めての方は「時間の逆算」に注意!
→最寄りのバス停「泉涌寺道」から集合場所の「大門」までサクサクあるいて9分程です。ゆっくり歩く方は15分くらいかかるかもしれません。
→「大門」までの参道は上り坂です
→車の場合泉涌寺大門前の駐車場まで入れます - 大門前にトイレはない!
→集合場所の泉涌寺の大門前にトイレはありません
→受付開始後もトイレに行くスキなく進行します - 早く行っても8時まで大門前で立って待つのみ!
→泉涌寺の大門周辺にベンチなど座って待つ場所はありません
→泉涌寺の方が出てくるのも集合時間ぴったりです - 3月でも気温10度以下の日もあるので防寒大事!
→当日は気温をチェックして防寒対策が必要です
→境内で立ち止まって解説を聞くシーンもあります
→涅槃図を鑑賞する仏殿内は外が暖かくてもヒヤッとします - 支払はおつりなく!小銭も忘れずに!
→参加人数が多い中おつりのやり取りをするのはオススメできないのでぴったり用意するのがオススメです。すぐに出せるよう準備しておくとなお良しです。
→涅槃図公開期間限定のあられ(花御供)500円の売り場では1万円札のおつりの用意がないので1000円札や小銭の用意もお忘れなく。
注意①泉涌寺が初めての方は「時間の逆算」に注意!
泉涌寺の山内には9つの塔頭寺院があり、こちら↓の図のような配置になっています。
集合場所の「大門」までは、最寄りのバス停「泉涌寺道」からはサクサク歩いて9分、ゆっくり歩けば12~15分くらいの距離です。
道も上り坂なので、出かける時間の逆算にはご注意ください。
注意②大門前にトイレはない!
集合場所の「大門」前にトイレはないので「受付前にトイレ行けばいいでしょ!」は禁物です。
泉涌寺山内の今熊野観音寺の境内には誰でも使える公衆トイレはありますが、熊野観音寺の開門が8時なのでそちらも使えずです。
なお、泉涌寺のトイレは大門の中に入ってすぐ右にありますが、朝粥の受付後はトイレに行くスキがないまま進行していきます。
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注意③早く行っても8時まで大門前で立って待つのみ!
泉涌寺の大門前にはベンチなどはなく、泉涌寺の方も8時までいらっしゃいません。
大門の彫刻などを見て時間を過ごそうとしても10分ほど終了します。
集合時間に遅れないよう早めに着くのがオススメですが、待ち時間はたちっぱなしなのは覚悟が必要です。
なお、車で行く場合大門目の前の駐車場まで入れるので車の中で待機することもできます。
注意④3月でも気温10度以下の日もあるので防寒大事!
お出かけ前に必ずその日の京都の気温をチェックして、服装を選ぶのをお勧めします。
最近の気候変動は予測不可能で3月でも10度以下の日があります。
涅槃図があるお堂(仏殿)内はもちろん暖房などなく、晴れの日でもヒヤッとしますし、境内で解説を聞く時間もあります。
寒いと集中して話が聞けないですし、翌日風邪をひいてしまうのでしっかり気温に合わせた防寒対策をおススメします。
他のお寺の早朝拝観では集合時刻の5~10分前から受付ができたり、待合のイスがあるところもありますが、泉涌寺の朝粥は集合時間にならないとお寺の方はいらっしゃいませんでした。
⑤支払はおつりなく!小銭も忘れずに!
参加費はおつりなく、すぐに渡せるよう準備していくのがおすすめです。
参加人数が多いと受付に時間がかかるので配慮されるのがおすすめです。
また、涅槃図公開期間は特別御朱印や花御供あられの販売もあります。
ついつい忘れがちですが、参加費以外に1000円札や100円を多く財布に入れておくのをおススメします。
お賽銭用の小銭も忘れずに!
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朝粥メニュー・ボリューム|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
メニュー
(2024年の朝粥メニュー)
2024年の朝粥メニューはこちらでした。
- おかゆ(2杯目のお替り可能)
- つけもの(梅干し・たくあん)
- 煮物(さやえんどう、梅麩、かぼちゃ、どうがん、油揚げ)
- れんこんのきんぴら
- 胡麻豆腐
- お茶
ボリューム
- 多すぎることなく程よい
お寺の精進料理もお昼だと食べるのが大変なくらいの大ボリュームだったりしますが、朝食なので多すぎることなく程よい量だと思いました。
男性の方はおかゆのお替りに「大盛りで!」と伝えていたので物足りない方もいるかもです。
泉涌寺御用達の精進料理「矢尾治」とは?
「矢尾治」の読み方は「やおじ」で、京都で150年以上続く精進料理の仕出し専門店です。
泉涌寺以外にも京都の名だたるお寺(西本願寺、清水寺、妙法院門跡、東福寺、南禅寺、建仁寺、天龍寺、相国寺)が御用達先です。
▶矢尾治公式サイトはこちら
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参加レビュー|泉涌寺・涅槃図の絵解きと朝粥2024
行ってよかったこと
- 涅槃図の写真が撮れたこと
- 思った以上に間近でみられたこと
- 涅槃図の解説が丁寧だったこと
- ずっと疑問だった仏殿の秘密が分かったこと
泉涌寺の「涅槃図絵解きと朝粥」の存在を知ったのが2023年だったのですが、今年参加できて本当によかったです。
そもそも涅槃図の「絵解き」が聞きたくて申し込んだのですが、涅槃図の写真の撮影許可がおりたことが今となっては何より行ってよかったと思えた理由になりました。
また、涅槃図も手を伸ばせば触れてしまう距離で見させてもらえ、解説も単調なものでなく歴史的背景などと絡めたもので非常に良かったです。
また、泉涌寺に行くたびに仏殿横で上をむきながら「見えた!見えない!」と言ってる方々が何を見ているのか疑問だったのですが、これが目が光る鬼瓦だということが分かりすっきりしたのも参加してよかったことです。
行って残念だったこと
- 特になし
残念だったことは特になしです。
もし、強いてあげるなら開門して中に入った後「お手洗いは大丈夫ですか?」と聞いてタイミングを作っていただけると行きやすい人もいたかなと思います。
3500円の価値はある?
- 3500円以上の価値あり!
泉涌寺拝観料(仏殿など基本の拝観)は500円です。
精進料理はお安くても2000円すると思いますし、普段入れないエリアに入る様な拝観は800~1000円くらいかかるのも普通です。
特別プランでも写真が撮れないものはよくある中、写真も撮らせていただけて、泉涌寺執事で泉涌寺塔頭・戒光寺のご住職が案内付きで絵解きまでしてくださるとなれば3500円以上の価値ありです!
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当日の様子を順路に沿って写真で紹介
当日説明される内容はネタバレになるのでこちらの記事には書かずにおきます。
1.大門前で受付・支払い
8時になると門が開き、泉涌寺の方がいらっしゃいます。
各々支払いをして、泉涌寺のパンフレットを頂きます。
領収書はお願いすると朝粥の時にいただけます。
2.大門前で解説をきく(仏教の略歴と本日のスケジュール)
受付が終了したら、大門前で仏教の簡単な歴史、今日のスケジュールについてお話があります。
当日案内してくださるのは、泉涌寺執事かつ泉涌寺塔頭・戒光寺のご住職の渡邊さまです。
ネットで検索すればお顔も出されていますが、本記事内では一応ぼかしています。
3.開門の儀
解説後は「開門の儀」です。
「かいも~ん」のかけ声を合図に大門が開きます。
ちなみに「開門の儀」は私が勝手にそう呼んでいるだけです。
かけ声とともに開門されることは通常はないと思うののでレア体験です。
記念に動画を撮りましたが、ここでは写真で開門の様子を紹介しますね。
開門とともに朝日が差し込んできてきれいでした。
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4.泉涌寺境内へ
開門されたので、みんなで泉涌寺の中に入ります。
なお、通常の開門時間前なので大門はすぐに閉じられます。
泉涌寺の中側からしまった門を見ることは通所できないのでこちらもレア体験のひとつで。
5.入口付近で解説をきく(大門と下り参道について)
門を入ってすぐのところで、再び泉涌寺の解説が始まります。
今回は、大門や下り参道についてのお話です。
6.参道を少し移動し説明を聞く(仏殿について)
お話が終わったら少し参道を移動します。
仏殿の全体がよく見える位置で今度は、仏殿の構造などについてのお話があります。
7.涅槃図がある仏殿へ移動
次はいよいよ涅槃図がある仏殿に向かいます。
通常拝観と同じ入口から仏殿に入ります。
8.仏殿の特別なエリアへ
涅槃図絵解きと朝粥プランでは、通常柵があるエリアに案内されます。
上の写真の中の方に進みます。
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9.涅槃図絵解きと自由鑑賞
おのおの涅槃図が見られる位置に立ったら、絵解きが始まります。
涅槃図の絵解きが終わったら、各々涅槃図を鑑賞します。
この時写真の撮影が可能になりました。
通常拝観では見られない動物たちもしっかり見られる!
10.希望者は「ねはんあられ(花御供)」を購入
仏殿内では涅槃図公開時につきものの、ねはんあられ「花御供(はなくそ)」1個500円が購入できます。
泉涌寺のねはんあられ「花御供(はなくそ)」は、醤油のあられと黒豆でした。
昨年、真如堂で購入したものは砂糖がまぶしてあり、お寺によって違うことを今回初めて知りました。
11.仏殿の外へ移動
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12.仏殿の入り口で解説を聞く(応仁の乱の後)
仏殿の石畳には応仁の乱で火災にあった跡が残っているとのお話がありました。
これまで石がかけているだけだと思っていたので、焼けた跡だとは驚きでした。
13.仏殿横で解説を聞く(目が光る鬼瓦)
こちら↑の写真の手前の女の子がいる位置から、向こう側の僧侶の位置まで歩いていくと鬼瓦の目が光ったように見えるということで、ひとりひとり体験していきます。
↑こちらが目が光って見える瞬間の鬼瓦。
以前から、仏殿横で上を向いて「見えた!見えない!」と言ってる方を見かけて不思議だったので今回その理由が分かってすっきりしました!
ここでしばらく、鬼瓦についての解説があり、参加者のかたは質問したりしていました。
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14.笹屋伊織さんのCM(泉涌寺限定「み月」)
泉涌寺境内には時々「笹屋伊織」さんが出店されています。
こちらで販売されている「み月」が泉涌寺のみで購入できるお菓子で、パッケージの字も泉涌寺の方が書いたとのお話がありました。
笹屋伊織のお菓子について
み月とほうじ茶セットは600円でその場で頂くことができます。
朝粥の後、境内を自由拝観した後におすすめです。
御寺の夜空に浮かぶ満月をイメージして、栗羊羹に村雨を重ね、金箔をあしらっています。菓銘「み月」は、第十五四世長老 上村貞郎猊下より、ご命名・ご染筆を賜り、掛け紙には、歴代天皇をお祀りする霊明殿の扉を入れることを特別にお許しいただいております。2009年JR東海「そうだ、京都行こう。」のCMに起用されました特別なお菓子でもあります。
(引用元:笹屋伊織公式サイト)
紅葉シーズに「み月」はいただきましたがおいしかったですよ!
栗ようかん好きの私にはとてもにりょく的なお菓子です。
なお、「み月」は単品販売はなく1箱4個入りで1900円です。
2020年に1度だけオンライン販売されましたが、それ以外は不定期出店の泉涌寺境内でしか買えないお菓子なのでかなりレアです。
出店される時期に合わせたお菓子のラインナップになるようです。
2024年3月のお店の様子 | 2023年11月のお店の様子 |
定番とさくらデザインのお菓子 | 定番とお芋・もみじデザインのお菓子 |
もうひとつレアなお菓子を紹介しておくと「どら焼き」です。
ドラえもんが好きな「どら焼き」ではなく、ドラで焼いたので「どら焼き」と名前がついているお菓子です。
15.朝粥会場「小方丈」へ移動
朝粥の会場「小方丈」は泉涌寺の「御座所」の拝観受付の奥にあるので、そちらにまず向かいます。
玄関で靴を下駄箱にあずけます。
こちらの玄関に「朱印所」があるので、御朱印が欲しい方は先に預けておくと効率が良いです。
私は、涅槃図公開期間の御朱印(書置き)を購入しました。
写真がぶれてしまいましたが、朝粥会場の「小方丈」は通常非公開エリアで、上の写真の廊下を通っていきます。
こちらの写真の左側が「小方丈」です。
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16.小方丈で各々着席
毛氈がひかれ、お膳が並んでいます。
特に席に指定はないので、先に着いた方から順番に座っていきます。
最初はおかゆとお茶以外がお膳に並べられています。
17.おかゆの配膳と食事の解説・喫食
参加者の皆さんが席に着いたらおかゆが配膳され、その間に朝粥を作ってる「矢尾治」さんの紹介や「食事の作法」について簡単な解説があります。
この日は朝粥が冷めては大変ということでお作法などは割愛されて、おのおの喫食します。
18.おかゆのお替りの配膳
食事の途中でおかゆのお替りの配膳があります。
参加者の多くの方がお替りされてましたね。
この日参加された女性陣の多くは半分の量をお替りされ、男性陣は1杯から大盛りのお替りをオーダーされていました。
暖かいお茶もお替りをいただけます。
19.涅槃図の解説書の配布
A4サイズの用紙に涅槃図の解説がびっしり書かれています。
こちらは参加者特典なので半分出せ写真で紹介しています。
20.各々解散・境内の自由拝観へ
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交通アクセス
最寄り駅(電車・バス)
泉涌寺(御寺)|最寄り駅 | |
---|---|
電車 | ・JR「東福寺」駅下車、徒歩約20分 ・京阪「東福寺」駅下車、徒歩約20分 |
バス | ・市バス「泉涌寺道」下車、徒歩約15分 |
住所 | 京都市東山区泉涌寺山内町27 |
【目安の時間】(サクサク歩き~一般的なペース)
・バス停「泉涌寺道」から山内入口「総門」まで:約4~6分(約350m)
・「総門」から泉涌寺境内入口「大門」まで:約5~8分(約500m)
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