御朱印

壽聖院(妙心寺)御朱印2025!石田三成ファンや現代絵師・村林由貴ファン必見!(種類・値段・受付時間・場所・交通アクセス)

石田三成ゆかりの寺、妙心寺塔頭・壽聖院(じゅしょういん)は、事前予約か京の冬の旅などの特別公開で拝観が可能です。

本記事では壽聖院の御朱印とオリジナルグッズ(授与品)に特化して写真や図を使って詳しく紹介しています。

※2025年6月に訪問した際の情報をもとに記載しています。

では、目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
(項目をクリック/タップすると該当箇所へスクロールします)

直書きの御朱印一覧(デザイン・値段)壽聖院・妙心寺塔頭

石田三成ゆかりの御朱印:2種

石田三成ゆかりの御朱印
1.三献の茶 2.大一大万大吉だいいち だいまん だいきち
500円・直書き 500円・直書き
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※直書きの御朱印はご住職がいらっしゃる時のみ直接御朱印帳に書いていただけます。

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書置きの御朱印一覧(デザイン・値段)壽聖院・妙心寺塔頭

絵師・村林由貴の襖絵御朱印:4種

絵師・村林由貴の襖絵御朱印
1.地平天成ちへいてんせい 2.和風清穆わふうせいぼく
襖絵「夏秋豊楽図」 襖絵「春爛漫図」
500円・書置き 500円・書置き
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3.喫茶去きっさこ 4.無人蔵むじんぞう
襖絵「夏秋豊楽図」 襖絵「風浪双鯉図」
500円・書置き 500円・書置き
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Kico
Kico
こちらの御朱印4種は壽聖院に奉納された襖絵(現代絵師の村林由貴・筆)がモチーフになっています。各襖絵の写真も紹介しているので気になる方は詳細をクリックしてご確認ください。

■絵師・村林由貴(1986年-)
兵庫県生まれ、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)出身の現代絵師。妙心寺塔頭・退蔵院で2011年春に始動した「退蔵院方丈襖絵プロジェクト」の絵師に抜擢され、退蔵院、壽聖院に襖絵を奉納。
■退蔵院方丈襖絵プロジェクト
2011年春に妙心寺塔頭・退蔵院と京都造形芸術大学が共同で行った文化財の保存と若手芸術家の育成を目的した企画。退蔵院の方丈にある狩野了慶の襖絵が文化財保存のため取り外された後に納める襖絵を描きあげるというプロジェクト。

書家・金澤翔子展限定御朱印:1種 ※5/30~6/15

書家・金澤翔子展限定御朱印
1.般若
500円・書置き
※期間限定・なくなり次第終了
Kico
Kico
こちらの御朱印は妙心寺の本坊と3つの塔頭で開催されている「書家・金澤翔子展」の御朱印です。4つの該当寺院で御朱印を集めると「摩訶般若波羅蜜多心経」になります。会期は2025/5/30~6/15なので気になる方はお急ぎを!


画像引用元:金澤翔子展公式サイトキャプチャ

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御朱印帳(デザイン・値段)|壽聖院・妙心寺塔頭

絵師・村林由貴の襖絵御朱印帳

絵師・村林由貴の襖絵御朱印帳
襖絵「風浪双鯉図」
1500円・書置き
Kico
Kico
こちらの御朱印帳は2025年6月訪問時には朱印所に置いていなかったので完売していいるかもしれません。見開きで襖になっているところがカッコいいですよね!

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オリジナルグッズ(授与品)一覧|壽聖院・妙心寺塔頭

1.大一大万大吉ぐいのみ 2.ひがなりくんそえぶ箋
1個1200円
※特別公開時などに1000円になることがある
1セット400円
京焼清水焼・住職お手製
サイズと文字は一つ一つ異なる
壽聖院公式キャラクターひがなりくん柄
便箋:約W7×H11cm 封筒約:W12×H8cm
3.ひがなりくんマスキングテープ 4.稲穂に雀図チケットホルダー
1セット400円 1個300円
壽聖院公式キャラクターひがなりくん柄 襖絵「稲穂に雀図」の柄

※上記の金額は2025年6月に確認したものです。

上記以外に図録「村林由貴が描く 禅の世界」も販売されていました。この図録は妙心寺塔頭・退蔵院のオンラインショップ(こちら)でも購入できます。

chat face=”017.png” name=”Kico” align=”left” border=”yellow” bg=”none style=”maru”]住職お手製の大一大万大吉ぐいのみは人気があるようで売り切れになることもあるそうですよ。[/chat]

 

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公式キャラのひがなりくんは、書置きの御朱印を購入した際の袋にも書かれていました。

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朱印所(外観・受付時間・場所)|壽聖院・妙心寺塔頭

外観・受付時間

壽聖院の朱印所
受付時間 特別公開などの拝観時間内
※事前予約での拝観の場合ご住職の案内付きなので予約時にお願いしておけば御朱印をいただけると思います。
支払方法 現金のみ
場所 方丈横の庫裡(室内)

朱印所の右側に↓このような見本が置かれているので、御朱印の文字が読めなくても番号でお願いすることができます。

朱印受付を通り過ぎて左に曲がった壁面にオリジナルグッズ(授与品)の見本があります。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

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場所(境内図あり)


(黄色枠:公開エリア) 

壽聖院の御朱印所は、受付を済ませた後に入る建物内にあります。
庫裏と本堂の間の通路側に御朱印所の受付が設けられています。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

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各御朱印の詳細(墨文字・朱印・由来)|壽聖院・妙心寺塔頭

1.三献の茶(石田三成ゆかりの御朱印)

直書き・500円 
※住職がいる時のみ直書き
墨文字 右列:記念 和暦〇年〇日
中央:三獻之茶
左列:妙心寺壽聖院
朱印 中央上段:石田家の家紋・九曜
中央下段:?
左列:大一大万大吉

御朱印に書かれた「三獻之茶(三献の茶)」は、戦国武将・石田三成がまだ滋賀県のお寺(観音寺)の小姓だったころ、鷹狩の途中にで立ち寄った豊臣秀吉(長浜城主の頃)をもてなした三杯のお茶のエピソードを表す言葉です。

■石田三成の三獻之茶(三献の茶)エピソード
鷹狩の途中で寺に寄った豊臣秀吉がお茶を所望した際に、汗をかいている様子を見た小姓の石田三成少年は、大きな茶碗にぬるいお茶をなみなみと注ぎ差し出しました。それをゴクゴクと飲み干した秀吉はもう一杯お茶を所望します。それに対して石田三成少年は先ほどよりも少し熱いお茶を茶碗に半分ほど注ぎ差し出します。そのお茶を飲み干した秀吉はさらにもう一杯お茶を所望します。それに対して石田三成少年は小さな茶碗に熱いお茶を入れて差し出しました。この3杯のお茶を飲んだ秀吉はお茶の入れ方にも気を配れる石田三成少年をいたく気に入り、召し抱えました。

Kico
Kico
壽聖院のご住職は「三成公の配慮の細やかさ、頭の回転の良さを良く表現しているエピソードなので壽聖院最初の御朱印にこちらを選んだ」とのことです。

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2.大一大万大吉(石田三成ゆかりの御朱印)

直書き・500円 
※住職がいる時のみ直書き
墨文字 右列:記念 和暦〇年〇日
中央:大一大万大吉
左列:妙心寺壽聖院
朱印 中央上段:石田家の家紋・九曜
中央下段:?
左列:壽聖院印

御朱印に書かれた「大一大万大吉」の読み方は「だいいち・だいまん・だいきち」で、石田三成の旗印。

「一人が万人のために、万人が一人のために尽くせば、天下は平和になる」という理念を表しています。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

Kico
Kico
壽聖院では大一大万大吉の文字が入った清水焼のぐいのみも授与されています。ひとつひとつ住職が手作りされています。

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3.地平天成(襖絵・夏秋豊楽図の御朱印)

書置き・500円 

こちらの御朱印は、壽聖院に奉納された襖絵「夏秋豊楽図」(現代絵師・村林由貴の筆)の一部が絵柄になっています。

墨文字の「地平天成ちへいてんせい」は、世の中が平穏で天地が治まることです。

「夏秋豊楽図」は、本堂の3室(檀那の間・室中・礼の間)の襖です。特別拝観などでは展示の都合で一部の襖が外されたり展示物で見えなくなったりします。

↓こちらは2025年6月の書家・金澤翔子展の際に撮影した襖絵「夏秋豊楽図」です。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

Kico
Kico
次回は事前予約・住職の案内付きで拝観して御朱印の雀がどこにいるのか探してみたいと思います。

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4.和風清穆(襖絵・春爛漫図の御朱印)

書置き・500円 

こちらは、壽聖院に奉納された襖絵「春爛漫図」(現代絵師・村林由貴の筆)の一部が御朱印になっています。

和風清穆の文字が銅色の墨で書かれています。

和風清穆の読み方は「わふうせいぼく」で、春風のごとく清らかで穏やかな様子という意味です。

襖絵「春爛漫図」は4面の作品で、壽聖院の書院・天蓋の間にあります。
↓こちらの左から2枚目の一部が御朱印の絵柄になています。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

5.喫茶去(襖絵・夏秋豊楽図の御朱印)

書置き・500円 

こちらは、壽聖院に奉納された襖絵「夏秋豊楽図」(現代絵師・村林由貴の筆)の一部が御朱印になっています。

墨文字の「喫茶去きっさこ」は、禅語で「お茶でも飲んで行きなさい」や「お茶を召し上がれ」といった意味を持つ言葉で、 茶席などの軸によく用いられます。

襖絵「夏秋豊楽図」は13面の作品で、壽聖院の書院・平安の間にあります。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

御朱印の絵柄は、右の部屋の左から2枚目にあります。


(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

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6.無人蔵(襖絵・風浪双鯉図の御朱印)

書置き・500円 

こちらは、壽聖院に奉納された襖絵「風浪双鯉図」(現代絵師・村林由貴の筆)の一部が御朱印になっています。

無人蔵の文字が金色の墨で書かれています。

無人蔵は「いくら取ってもなくならないこと」という意味です。

元々は無限の功徳がある仏の教えを、尽きることが無い蔵に例えた言葉だそうです。

襖絵「風浪双鯉図」は4面の作品で、壽聖院の書院・天蓋の間にあります。

右から2番目の襖が御朱印の図柄になっています。

(2025年6月 書家・金澤翔子展時に撮影)

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交通アクセス|壽聖院・妙心寺塔頭

壽聖院交通アクセス
北総門側 ・市バス「妙心寺北門前」下車、徒歩約3分
・嵐電「妙心寺」駅下車、徒歩約5分
南総門側 ・JR(嵯峨野線)「花園」駅下車、徒歩約13分
・市バス「妙心寺前」下車、徒歩約10分
住所 京都市右京区花園妙心寺町44
境内図 妙心寺山内境内図はこちら

壽聖院がある妙心寺の山内はかなり広いので、北総門側から向かうのがオススメ。
ちなみに現在の妙心寺北総門は、かつての壽聖院の門です。