平安時代以来1200年を超える歴史を持つ曼殊院は、皇室とゆかりの深い京都五箇室門跡のひとつで紅葉の名所。

そんな格式高い曼殊院門跡でも御朱印がいただけます。

本記事は、曼殊院門跡の御朱印に特化して、初めて訪問する方にも分かりやすく、写真と図解で詳しく紹介しています。

・現在、神仏霊場会の専用朱印帳と近畿36不動尊霊場 納経軸以外は書置き対応になっています

目次を開いて気になる項目から読み進めてください。

御朱印(デザイン・値段・タイプ)|曼殊院門跡

【一覧】御朱印

A.書置きバージョン

A.霊場専用の朱印帳を持っていない場合
1.竹乃内御殿 2.黄不動尊 3.阿弥陀如来
代表印 黄不動明王像の御朱印 本尊の御朱印
500円・書置き 500円・書置き 500円・書置き
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現在曼殊院門跡では、霊場の専用朱印帳を持っていない場合、上記の書置き3種の対応になっています。

3種のうち「竹乃内御殿」が、曼殊院門跡の代表的な御朱印です。

上の画像では分かりにくいかもしれませんが、竹乃内御殿の書置き御朱印には銀文字で和歌が書かれています。

各御朱印に書かれている墨文字の意味や参拝場所が気になる方はそれぞれの(詳細へ)をクリックして確認してください。

Kico
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曼殊院門跡さんには美しい文字を書かれる書き手さんがいらっしゃるので普通の御朱印帳に書いてもらえないのは非常に残念です。ただ、書置きならではのデザインになっている点は魅力ですね。

B.霊場の専用朱印帳バージョン

B.霊場専用の朱印帳を持っている場合
神仏霊場会 近畿三十六不動尊霊場
1.竹乃内御殿 2.黄不動尊
500円・直書き 500円・直書き
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※神仏霊場会専用の
御朱印帳を持っている場合のみ
※近畿三十六不動尊霊場専用の
御朱印帳を持っている場合のみ

各霊場の専用御朱印帳を持っている場合のみ、御朱印帳に手書きしてもらえます。

■霊場:神仏の不思議な力(霊験れいげん)が顕著であるとされ、参拝や巡礼の対象となっている聖地

神仏霊場会の専用御朱印帳を提示した場合は「竹乃内御殿」で、近畿三十六不動尊霊場の専用朱印帳を提示した場合は「黄不動尊」になります。

書置きにあった本尊の御朱印「阿弥陀如来」は、霊場になっていないので直書きはありません。

■神仏霊場会(神仏霊場巡拝の道):和歌山・奈良・大阪・兵庫・京都・滋賀の152社と伊勢2社の巡礼。
■近畿三十六不動尊霊場:大阪・兵庫・京都・和歌山・滋賀・奈良の不動尊(不動明王)を祀る36箇所の巡礼。

Kico
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最近京都のお寺では、書き手不足と御朱印を求める外国人観光客が増えたためか、霊場の専用朱印帳以外は書置き対応するが増えてきています。京都限定で御朱印集めをされてる方にはちょっと残念な傾向ですね。

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ご朱印帳(デザイン・サイズ・値段)|曼殊院門跡

オリジナル御朱印帳

1800円
大判サイズ(約12×18cm)・蛇腹式

2026年3月に訪問した際にはこちらの白の御朱印帳1種類のみ販売されていました。

Kico
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曼殊院のオリジナル御朱印帳を購入しても、直書きしてもらえないのかまでは確認するのを忘れてしまったので、気になる方は曼殊院門跡問い合わせてみてください。

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朱印所の詳細|曼殊院門跡

外観・受付時間・支払方法

ご朱印所(御朱印受付)|曼殊院門跡
受付時間 9:00〜16:30
支払方法 現金のみ
場所 拝観受付の右側

曼殊院門跡の御朱印受付は9:00〜16:30で、支払は現金のみです。

拝観受付のすぐ隣が御朱印の受付で、↓このような書置きの見本が置いてあります。

場所(境内図あり)

修学院駅から曼殊院門跡に向かう場合、勅使門の前に出ますが拝観受付と御朱印の受付は、ぐるっと回った小さい門から入ったところにあります。

↓こちらの左の小さい出入口から入ってすぐが拝観受付と御朱印受付です。

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各御朱印の詳細(墨文字・朱印・参拝場所)|曼殊院門跡

1.竹乃内御殿

竹乃内御殿
A.神仏霊場会専用の
朱印帳がない場合
B.神仏霊場会専用の
朱印帳持参の場合
500円・書置き 500円・直書き
墨文字 右列:奉拝 和暦〇年〇月〇日
中央:竹乃内御殿
左列:曼殊院門跡
御朱印 右列:曼殊院門跡の寺紋(菊と竹)
中央:竹御殿曼殊院(?)
左列:曼殊院門跡印

こちらは曼殊院門跡を代表する御朱印「竹乃内御殿」です。

「竹乃内御殿」は曼殊院門跡の別名で、現在地の地名が「一乗寺竹ノ内」に由来してそう呼ばれているようです。

なお、記事の御朱印一覧で解説していますが、神仏霊場会専用の御朱印帳を持っていない場合、書置きの対応になります。

書置きは用紙に銀の文字で和歌が書かれています。

達筆すぎて読めなかったのですが、調べてみたところ桓武天皇の孫・僧正遍昭そうじょうへんじょうの歌「あま(天)つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」のようです。

この和歌は殊院門跡が所有する古今和歌集十七巻を写した巻子で国宝の「曼殊院本古今和歌集」に載っている歌で、百人一首の21番にも選ばれています。

遍昭へんじょう:平安時代前期の高僧で歌人。比叡山で修行を重ね後に僧正の位に上る。紀貫之選出の「六歌仙」と藤原公任選出の「三十六歌仙」の両方に名を連ねる稀有な存在

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2.黄不動尊

黄不動尊
A.近畿三十六不動尊霊場専用の朱印帳がない場合 B.近畿三十六不動尊霊場専用の朱印帳持参の場合
500円・書置き 500円・直書き
墨文字 右列:国寶 和暦〇年〇月〇日
中央:黄不動尊
左列:曼殊院門跡
御朱印 右列:梵字、近畿十七番
中央:梵字印(カーン)
左列:曼殊院門跡印

こちらは曼殊院門跡が所有する国宝「絹本著色・不動明王像(黄不動尊)」の御朱印です。

書置きは、黄不動さんのイラスト印が押されています。

なお、記事の御朱印一覧で解説していますが、近畿三十六不動尊霊場専用の御朱印帳を持っていない場合、書置きの対応になります。

通常の不動明王像とは違い体が黄色ので黄不動と呼ばれています。

←絹本著色・不動明王像(黄不動尊)はこちら。

曼殊院門跡の国宝・黄不動は、三井寺が所有する国宝「絹本著色・不動明王像(黄不動尊)」の模写なのですが、模写の中では最も古く、絵画表現上の秀逸さから国宝に指定されているというちょっと珍しい国宝です。

ちなみに、曼殊院門跡の黄不動は京都国立博物館へ寄託されているので、残念ながら拝観時に見られるのは写しになります。(宸殿内に展示)

宸殿は↓こちら

Kico
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2023年5月13日~6月30日まで宸殿の復興再建記念に本物が里帰り公開されていたのですが、それ以降は秘仏となり、公開予定は一切なしとなっています。ただ、拝観時に宸殿にいくと絹本著色・不動明王像(黄不動尊)の横にある掲示に模写と書いてないので、あれ?本物を見てるの?模写なの?と混乱します。

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3.阿弥陀如来

500円・書置きのみ
墨文字 右列:奉拝 和暦〇年〇月〇日
中央:阿弥陀如来
左列:曼殊院門跡
御朱印 右列:曼殊院門跡の寺紋(菊と竹)
中央:梵字印(キリーク)
左列:曼殊院門跡印

こちらは曼殊院門跡の本尊・阿弥陀如来坐像の御朱印です。

阿弥陀如来の墨文字が書かれた御朱印は書置きのみになります。

曼殊院門跡の阿弥陀如来像坐像は、平安時代に作られた国指定重要文化財で、宸殿に安置されています。

←阿弥陀如来坐像はこちら

阿弥陀如来座像が安置されている宸殿はこちら↓

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交通アクセス|曼殊院門跡

交通アクセス|曼殊院門跡
最寄り駅 叡山電車「修学院」駅下車、徒歩約20分
市バス「一乗寺清水町」下車徒歩約20分
住所 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42

曼殊院門跡に近づくにつれて坂の傾斜がきつくなっていくので、駅から歩いていくとそこそこ体力を削られます。