御朱印

青蓮院門跡の御朱印5種と・朱印帳4種!2025年のデザイン・値段・受付時間と場所などを写真と図解で紹介

青蓮院門跡(青蓮院)は三千院や妙法院と共に「天台宗の三門跡寺院」として高い格式を誇る寺院。

そんな青蓮院門跡(青蓮院)では日本で唯一の「熾盛光如来(しじょうこうにょらい)」の御朱印や菊紋の御朱印がいただけます。

本記事では青蓮院門跡(青蓮院)の御朱印に特化して写真と図解で詳細を紹介しています

※2025/11/22に訪問した際の情報を掲載しています

目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
(項目とタップ/クリックすると該当箇所にスクロールします)

御朱印一覧(デザイン・値段・タイプ)|青蓮院門跡

【通年】御朱印:5種

青蓮院門跡の御朱印
1.熾盛光如来しじょうこうにょらい 2.青不動 3.御詠歌(巡礼歌)
本尊 近畿三十六不動尊霊場19番 近畿三十六不動尊霊場19番
直書き/書置き 直書き/書置き 直書き/書置き
300円 300円 300円
(詳細) (詳細) (詳細)
青蓮院門跡・植髪堂の御朱印
尊勝院の御朱印
4.親鸞聖人植髪尊像 5.親鸞聖人の和歌 6.元三大師
境外仏堂・植髪堂の御朱印 境外仏堂・植髪堂の御朱印 尊勝院そんしょういんの御朱印
書置き 書置き 書置き*
300円 300円 300円
(詳細) (詳細) (詳細)

※紅葉シーズンなど拝観者が多い時期は、近畿三十六不動尊霊場専用朱印帳または神仏霊場専用の朱印帳以外は書置き対応になります。*尊勝院の朱印所に行けば直書きをいただけるようです。

こちらの御朱印ラインナップは2025年11月に拝観した際のものです。

青蓮院では、境外仏殿「植髪堂」と青蓮院の門主が住職を兼務している「尊勝院」の御朱印もいただくことができます。(尊勝院の朱印所に行けば、他の種類も直書きしてもらえるようです)

青蓮院の朱印受付は、拝観受付と堂内(華頂殿前)の売店の2か所なのですが、「尊勝院」の御朱印は売店の方にだけ見本がありました。

↓拝観受付の御朱印メニュー ↓売店の御朱印ラインナップ
Kico
Kico
熾盛光如来しじょうこうにょらいの御朱印は「熾」の文字のカーブの美しさが特徴なのですが、書き手の方によっては「あれ?」と思うような書体になることもあるようなので文字の美しさにこだわる方は注意が必要です。

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ご朱印帳一覧(デザイン・値段・サイズ)|青蓮院門跡

【通年】御朱印帳:4種

1.迦楼羅(かるら) 2.青い蓮
大判サイズ(18cm×12cm) 大判サイズ(18cm×12cm)
蛇腹式 蛇腹式
1100円 1100円
3.菊紋・朱色 4.菊紋・紺色
大判サイズ(18cm×12cm) 大判サイズ(18cm×12cm)
蛇腹式 蛇腹式
1100円 1100円

ご朱印帳は売店の方に見本が置かれています。ガラスケースに入っているので手触りや紙の質を確かめたい場合、スタッフの方にお願いする必要があります。

Kico
Kico
青蓮院「華頂殿」の襖絵を描いた作家・キーヤン(木村英輝)さんの朱印帳があれば買いたかったのですが、2025年の11月に訪問したときは、売店内にキーヤンの朱印帳はありませんでした。キーヤンデザインのグッズはクリアファイルや扇子などの販売だけでした。

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朱印所(外観・受付時間・場所)|青蓮院門跡

外観・受付時間

拝観受付 売店
御朱印受付時間
時間 9:00~17:00
※16:30までに拝観受付を済ませる必要あり

青蓮院の御朱印は原則拝観者へ授与のため、青蓮院の御朱印(本尊と近畿三十六不動尊霊場の御朱印)をいただく場合、16:30までに拝観受付を済ませる必要があります。

境外仏殿「植髪堂」と「尊勝院」は無料参拝エリアにあり、御朱印は書置き対応のみなので、この2か所の御朱印は拝観受付で参拝した旨を伝えれば青済院の有料拝観をせずともいただけると思います。(おそらくですが)

■注意点
青蓮院の拝観は堂内を見た後にお庭に出るのですが、お庭は一方通行でスタート地点と出口が別の場所になります。御朱印をお願いする場合はお庭に出る前に依頼と受取をする必要があります。

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場所(境内図あり)

青蓮院の朱印受付は、拝観受付と堂内(華頂殿前)の売店の2か所(境内図内の「受付★」と「売店★」)です。

■注意点
青蓮院の拝観は堂内を見た後にお庭に出るのですが、お庭は一方通行でスタート地点と出口が別の場所になります。御朱印をお願いする場合はお庭に出る前に依頼と受取をする必要があります。

↓拝観受付 ↓売店

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ご朱印帳詳細(デザイン・値段・サイズ)|青蓮院門跡

1.熾盛光如来(しじょうこうにょらい)

300円
直書き・書置き
※紅葉シーズンなど拝観者が多い時期は神仏霊場専用の朱印帳以外は書置き対応
墨文字 右列:奉拝 和暦○年○月○日
中央:熾盛光如来
左列:青蓮院
朱印 右列:粟田御所
中央:菊紋
左列:青蓮院門跡

こちらの御朱印は青蓮院の本尊の御朱印です。

青蓮院門跡は変安時代から日本で唯一「熾盛光如来曼荼羅しじょうこうにょらいまんだら」を本尊としてお祀りされているので、「熾盛光如来」の墨文字の御朱印がいただけるのはここだけです。

■熾盛光如来(しじょうこうにょらい)
体から燃え盛るような光を放ち、災いを払う仏

ちなみに青蓮院門跡の本尊は平安時代から秘仏でしたが、2005(平成17)年の天台宗開宗1200年・戦後60年の節目の秋に3三ヶ月間の御開帳があったそうです。

なお、現在安置されているものは桃山時代に豊臣秀吉によって復元再作成され奉納されたものとのこと。

お参りする建物はこちら↓の本堂です。

本堂の場所を境内図で示すと↓こちらになります。

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2.青不動

近畿三十六不動尊霊場19番
300円
直書き・書置き
※紅葉シーズンなど拝観者が多い時期は神仏霊場専用の朱印帳以外は書置き対応
墨文字 右列:奉拝 和暦○年○月○日
中央:青不動
左列:青蓮院
朱印 右列:近畿第十九番
中央:梵字印(カーン)
左列:青蓮院門跡印

こちらの御朱印は通称「青不動」と呼ばれる「不動明王二童子像」の御朱印です。

「不動明王二童子像」は、仏像ではなく絵画(絹本着色)で、身体の色が青黒しょうこくなので、青不動と呼ばれています。

「不動明王二童子像」は平安時代の中期の製作とされ国宝に指定され、日本三不動画のひとつです。

■日本三不動画
青蓮院の「青不動」、高野山の「赤不動」、三井寺の「黄不動」
※曼殊院に国宝の「模写黄不動」がある

お参りするお堂は本堂ですが、実際の「不動明王二童子像」は青蓮院門跡の飛び地境内地「将軍塚青龍殿」に安置されています。

飛び地境内地の門 青龍殿 将軍塚

青蓮門院境内の本堂は↓こちら。(先ほどの本尊の反対側に複製が掲げられています)

本堂の場所を境内図で示すと↓こちらになります。

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3.御詠歌(巡礼歌)(おふけなく うきよのたみに~)

近畿三十六不動尊霊場19番
300円
直書き・書置き
※紅葉シーズンなど拝観者が多い時期は神仏霊場専用の朱印帳以外は書置き対応
墨文字 おふけなく
うきよのたみに
おほふかな
わがたつ杣に
墨染めの袖
朱印 右列:近畿第十九番
中央:梵字印(カーン)
左列:青蓮院門跡印

こちらは「近畿三十六不動尊霊場」の御詠歌の御朱印です。

墨文字の 「おふけなく うきよのたみに おほふかな わがたつ杣に 墨染めの袖」は、平安時代末期から鎌倉時代前期の天台宗の僧・慈円(じえん)が詠んだ歌(百人一首95番)です。

現代語訳
身のほど知らずと言われるかもしれないが、このつらい悲しみに満ちた世を生きる人々の上に、出家して比叡山に住みはじめた私の墨染の袖をかぶせて、包み込んでやろうと願うのだ。(引用元はこちら

お参りするお堂は本堂です。

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4.親鸞聖人植髪尊像

300円
書置き
墨文字 右列:奉拝
中央:親鸞聖人植髪尊像
左列上:和暦○年○月○日
左列下:京 粟田口 青蓮院門跡
朱印 右列上:粟田御所
右列下(縦の文字):植髪御堂
右列下(横の文字):粟田

中央:菊紋
左列:青蓮院門跡印

こちらは青蓮院門跡・植髪堂の御朱印のひとつです。

植髪堂うえがみどうは親鸞上人が9歳の時に剃髪した髪が祀られるお堂です。

植髪堂の外観はこちら↓。

植髪堂の場所を境内図で示すと↓こちらの無料エリアになります。


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5.親鸞聖人の和歌

300円
書置き
墨文字 明日ありと
思う心の仇桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは
朱印 右列上:粟田御所
右列下(縦の文字):植髪御堂
右列下(横の文字):粟田

中央:菊紋
左列:青蓮院門跡印

こちらは青蓮院門跡・植髪堂の御朱印のひとつです。

墨文字の「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」は、親鸞聖人が9歳の時に得度を申し出た際に詠んだ歌と伝えられています。

■得度
仏教徒が俗世を離れて僧侶となるための最初の儀式や手続きのこと。具体的には具体的には剃髪(髪を剃る)、法名(僧名)の授与、戒律の受諾などを指す。

今は満開の桜も、夜中にもし嵐が吹いたならば、散ってしまうかもしれない。それは自らの命も同じである。散りゆく桜の様相と自らの命の無常さを詠いあげた見事な歌でした。
(引用元:大谷本廟サイト)

庭園拝観出口付近には幼少期の親鸞聖人の像があります。

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6.元三大師 ※尊勝院の御朱印

300円
書置き
※尊勝院の朱印所に行けば直書きをいただけるようです
墨文字 明日ありと
思う心の仇桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは
朱印 右列上:粟田御所
右列下(縦の文字):植髪御堂
右列下(横の文字):粟田

中央:菊紋
左列:尊勝院印

こちらは青蓮院の門主が住職を兼務している「尊勝院」の御朱印です。

尊勝院の朱印所に行けば、他の種類も直書きしてもらえるようです。

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交通アクセス|青蓮門院

交通アクセス ・京都市バス「神宮道」下車、徒歩約3分
・地下鉄東西線「東山」駅下車、徒歩約5分
住所 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69−1
公式サイト http://www.shorenin.com/