御朱印

妙心寺の御朱印・御朱印帳2025!通年と限定御朱印を詳しく紹介(デザイン・値段・受付時間・交通アクセス)

妙心寺(臨済宗妙心寺派の大本山で禅寺)では、御本尊や狩野探幽の天井画「雲龍図」に因んだ御朱印の他、仏事に因んだ御朱印が授与されています。

本記事では、妙心寺(本山)の御朱印・御朱印帳に特化して写真と図解で詳しく紹介していきます。※2025年6月21日に訪問した際の情報をもとに記載

なお、妙心寺(本山)の御朱印は券売機でチケットを購入してからお願いするという、ちょっと変わったシステムをとっています。

では、目次を開いて気になる項目から読みすすめてください。
(項目をタップ/クリックすると該当箇所にスクロールします)

【一覧】御朱印(デザイン・値段・タイプ)|妙心寺・本山

通年の御朱印:2種(直書き/書置き)

妙心寺メインの御朱印
1.釈迦如来 2.宇賀神(干支の御朱印)
直書き 500円/書置き 300円 直書き 500円 書置き 300円
メインの御朱印 2025年末までの特別御朱印
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妙心寺のメインの御朱印は、仏殿の本尊・釈迦如来です。

宇賀神の御朱印は2025(令和7)年の特別御朱印として1月10日に新登場しました。

妙心寺の開山忌でお供えする渦巻き状の紅白飴「宇賀神」をモチーフにしたデザインです。

なお、宇賀神の書置きに使われる和紙は金銀が散りばめられた豪華な和紙です。

Kico
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2026年の月にはまた別の御朱印になるようですが、もしかしたら定番として残る可能性もあるのでは?と予想しています。とはいえ、2025年限定なので気になる方はお急ぎを!

■宇賀神(うがじん)
古くから五穀豊穣や商売繁盛をもたらす神様。その姿は蛇を象り、福徳を呼び込む縁起物として親しまれている。

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季節の御朱印:4種(書置きのみ)

季節の御朱印 2025
3~5月限定(紫) 6~8月限定(黄) 9~11月限定(青) 12~2月限定(赤)
書置き 300円 書置き 300円 書置き 300円 書置き 300円
毎年同じデザインで授与時期が変わる(松や龍の色が多少変わることもある)
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こちらの季節の御朱印は法堂天井画の「雲龍図」と仏壇前の「四派の松」がモチーフになっています。

1年経つと授与期間が変更になったり、松や龍の印のカラーが変わったりします。

御朱印帳の和紙はこちら↓のように金銀が散りばめられた豪華な和紙です。

山門懺法の御朱印:1種(書置き)毎年6/18限定

山門懺法の御朱印
1.宝冠円通大師
書置き 300円
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※こちらの御朱印は2023年の情報なので現在価格など変更になっている可能性があります

毎年6月18日に行われる山門懺法限定の御朱印です。

三門の御朱印なので、三門の須弥壇に安置されている宝冠円通大士(観音菩薩)が墨文字になっています。

Kico
Kico
山門懺法の日は普段非公開の三門2階部分に上がり、回廊から法要中の三門内部を見ることができます。

■山門懺法(さんもんせんぽう)
日頃知らず知らずの内に犯している自らの過ちを懺悔する仏事。妙心寺山内の全僧侶が観世音菩薩や十六羅漢などが祀られる山門(重要文化財)の楼上に集まり法要を行う。

山門懺法

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書家・金澤翔子展の御朱印:(書置きのみ)※5/30~なくなり次第終了

書家・金澤翔子展限定御朱印
1.摩訶
書置き(印刷) 300円
※なくなり次第終了
Kico
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こちらの御朱印は5/30~6/15に妙心寺の本山と3つの塔頭で開催された「書家・金澤翔子展」の御朱印で、金澤翔子さんが書かれた魔訶の文字です。こちらの御朱印は印刷タイプになります。なお、本山の御朱印所ではなくなるまで授与されるようです。6/21に訪問した際にはまだありました。


画像引用元:金澤翔子展公式サイトキャプチャ

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【一覧】御朱印帳(デザイン・値段・タイプ)|妙心寺・本山

御朱印帳:3種

1.雲龍図(青) 2.雲龍図(緑)
大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式 大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式
2300円(朱印込) 2300円(朱印込)
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3.花卉図 4.山内イラスト図
大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式 大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式
1000円(朱印込)
紙のカバー付き
3200円(朱印込・トートバック付)
※限定500個なくなり次第終了
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Kico
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妙心寺の御朱印帳は中の和紙が白ではなくクリーム色のタイプです。また、割とデザインの入れ替えが行われるので上記もどこかのタイミングで終了になる可能性があります。特に花卉図は2023年に1800円で販売されていましたが現在は1000円に値下げされているので、今ある在庫限りの可能性が高いのではないかと予測しています。

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朱印所(外観・受付時間・場所)|妙心寺・本山

外観・受付時間

妙心寺・本山|朱印所
受付時間 9:00~15:30
※券売機の発券が15:30まで
支払方法 現金のみ(御朱印チケットの購入)
※券売機で御朱印用のチケット購入が必須なので、小銭か1000円札、2000円札の準備が必要です
場所 大方丈前の渡廊下横
Kico
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妙心寺の御朱印は、券売機でチケットを購入してから窓口で御朱印帳とチケットを渡すスタイルです。御朱印帳を渡すと番号札が渡されるので拝観して待つか、近くのベンチでまちます。
御朱印のチケット 番号札

↓こちらのように黄色いボタンが御朱印帳、きみどりが朱印帳になってます。


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【詳細】御朱印帳(デザイン・値段・モチーフ解説)|妙心寺・本山

雲龍図(青/緑):朱印帳

大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式
中の用紙はクリーム色
1冊 2300円(朱印込)

こちらの御朱印帳は狩野探幽が8年の歳月をかけて描いた妙心寺・法堂の天井画「雲龍図」がデザインされています。

ちりばめられている紋は妙心寺の寺紋「妙心寺八つ藤(花園紋)」です。

こちら↓が狩野探幽の「雲龍図」。法堂内は撮影禁止なので朱印所の横にあるパネルの写真です。


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花卉図:朱印帳

大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式
紙のカバー付き・中の用紙はクリーム色
1000円(朱印込)

こちらの御朱印帳は↓このように漆黒に金の寺紋「妙心寺八つ藤(花園紋)」と妙印字の文字のみのシンプルなでざいんです。表面はツルツルしています。

紙のカバーは、現在京都国立博物館に寄託されている「花卉図屏風(かきずびょうぶ)」がデザインされています。

花卉図屏風の複製品が妙心寺のSNSにあったので紹介しますね。

Kico
Kico
妙心寺の朱印所の方によるとこちらのデザインは結構人気があるそうです。ちなみに花卉図の御朱印帳は2023年に1800円で販売されていましたが現在は1000円に値下げされているので、今ある在庫限りの可能性が高いのではないかと予測しています。

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山内イラスト:朱印帳

大判サイズ(約18×12cm)・蛇腹式
中の用紙はクリーム色
3200円(朱印込・トートバック付)
※限定500個なくなり次第終了

こちらは2019年9月1日から限定500個で授与されているトートバックとセットになった御朱印帳です。

イラストを描かれたのは京都在住のイラストレーター竹友和美さんです。

臨済宗妙心寺派の機関紙「花園誌」の表紙を担当されたご縁で御朱印のデザインも手掛けられているようです。

トートバックは、表に御朱印帳と同じ柄が描かれ、裏面に御朱印帳が入るサイズのポケットがついています。大きさは↓こちらを参考にされてみてください。

イラストレーター竹友和美さんのその他の作品はこんな↓感じです。プロフィールについては調べてもよく分からずでした。


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【詳細】御朱印(墨文字・朱印・参拝場所)|妙心寺・本山

1.釈迦如来(通年・メインの御朱印)

直書き 500円/書置き 300円 
墨文字 右列:奉拝 和暦〇年〇日
中央:釈迦如来
左列:大本山 妙心寺
朱印 中央下段:妙心寺八つ藤紋(花園門)
中央下段:臨済宗大本山妙心寺

こちらは仏殿の本尊・釈迦如来の御朱印です。

仏殿内は非公開ですが、正面からお参りすることができます。

2.宇賀神(干支の御朱印)

直書き 500円 書置き 300円
墨文字 右列:奉拝 和暦〇年〇日
中央:宇賀神
左列:花園 妙心寺
朱印 右列:正法山
中央:お供えの紅白飴(宇賀神)

左列:妙心山印(?)

宇賀神の御朱印は2025(令和7)年の特別御朱印として1月10日に新登場しました。

妙心寺の開山忌でお供えする渦巻き状の紅白飴「宇賀神」をモチーフにしたデザインです。

開山忌に備えられる紅白飴は↓こちらです。

開山堂は通常非公開で塔頭・玉鳳院(ぎょくほういん)の境内にあります。

玉鳳院も非公寺院(不定期の特別公開あり)なため、開山堂前にある唐門の前から参拝することしかできません。

 

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3.雲龍(季節の御朱印)

書置き 300円 
墨文字 右列:奉拝 和暦〇年〇日
中央:雲龍
左列:妙心寺
朱印 中央下段:雲龍図
中央下段:臨済宗大本山妙心寺
左下:四派の松

こちらの御朱印は、法堂の天井画「雲龍図」と仏殿前にある「四派の松(しはのまつ)」がデザインされてます。

雲龍図がある仏殿は一般公開されているので実物をみることができます。

毎年同じ絵柄の御朱印が授与されますが、年によって授与期間や松と龍の色が変わったりします。

妙心寺「四派の松(しはのまつ)」は仏殿と三門の間にある竹垣に囲まれた4本の松のことです。1株から2本の幹が伸びているのが特徴です。

妙心寺四派:龍泉派・東海派・霊雲派・聖澤派の4つで、妙心寺の開祖・関山慧玄の弟子、景川宗隆、悟渓宗頓、特芳禅傑、東陽英朝を祖とするもの

2025年の授与期間はこちらです。

2025年の授与時期
3~5月限定(紫) 6~8月限定)(黄) 9~11月限定(青) 12~2月限定(赤)

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4.宝冠円通大師(山門懺法の御朱印)

書置き 300円 
墨文字 右列:奉拝 和暦〇年〇日
中央:宝冠円通大師
左列:妙心寺 三門
朱印 中央下段:妙心寺八つ藤紋(花園紋)
中央下段:臨済宗大本山妙心寺

こちらの御朱印は、毎年6月18日に行われる山門懺法限定の御朱印です。

三門の須弥壇に安置されている宝冠円通大士(観音菩薩)が墨文字になっています。

三門内のは宝冠円通大師(観音菩薩)こちら↓です。

山門懺法の日は普段非公開の三門2階部分に上がり、回廊から法要中の三門内部を見ることができます。

↓こちらは2023年の三門拝観の受付。受付で御朱印も購入できました。


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交通アクセス|妙心寺・本山

最寄り駅(南総門側と北総門側)

妙心寺 本山|交通アクセス
南総門側 下記は拝観受付・朱印所までの分数です
・市バス「妙心寺前」下車、徒歩約7分
・JR(嵯峨野線)「花園」駅下車、徒歩約9分
※南総門から拝観受付と朱印所がある場所まで徒歩約3分です
北総門側 下記は拝観受付・朱印所までの分数です
・市バス「妙心寺北門前」下車、徒歩約6分
・嵐電「妙心寺」駅下車、徒歩約9分
※北総門から拝観受付と朱印所がある場所までは徒歩約5分です
住所 京都府京都市右京区花園妙心寺町1
山内図 妙心寺山内図はこちら

京都駅から妙心寺に向かう場合はJRで花園駅まで向かい、南総門を目指すのがおすすめです。

妙心寺の境内は巨大迷路のようになっているので、山内図を印刷して持って行くと便利です。

妙心寺山内図でルートを紹介

南総門 北総門

写真付で朱印所までの行き方を紹介

妙心寺の朱印所と拝観受付は同じ建物になるので↓こちらの記事にまとめました。

妙心寺の拝観受付・御朱印所までの行き方と所要時間は?南総門と北総門の2ルートを写真付で紹介!妙心寺の拝観受付と御朱印所は同じ建物なのですが、妙心寺の山内(境内)は巨大迷路のようなため、初めて訪れる方は迷いやすいのが現状。(山内図...