北野天満宮の茶店として江戸時代(1682年/天和2年)から営業している粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや)。
作り置きをせず、オーダーを受けてから作る粟餅はとっても柔らかく、餡やきな粉の甘さも控えめでほどペロッと食べられるおいしさ!
早ければ14時くらいに売り切れてしまう人気の高さです。
さて、本記事ではそんな「粟餅所 澤屋」について2024年の最新状況を紹介していきます。
では、目次を開いて気になる項目から読み進めてください。
(項目をクリックすると該当箇所にスクロールします)
基本の店舗情報|粟餅所 澤屋・京都
営業時間・定休日・TEL・住所
粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや) | |
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営業時間 | 9:00〜17:00頃(売り切れ次第終了) |
定休日 | ・水曜 ・木曜(木曜が「天神さんの日*」の場合営業) ・毎月26日 ・年末年始(12月30~1月1、1月4~8日) ※年末年始以外は定休日が祝日の場合営業 *天神さんの日は北野天満宮で毎月25日に行われる縁日のこと |
TEL | 075-461-4517 |
住所 | 京都市上京区今小路通御前西入ル紙屋川町838-7 |
- 2024年お盆休み
→2024年8月14日(水)~23日(金)
支払い方法・テイクアウト・予約の可否
粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや) | |
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支払い方法 | 現金のみ |
テイクアウト | あり |
予約の可否 | 調査中 |
席数・禁煙喫煙・店内設備・駐車場
粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや) | |
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席数 | ・2人掛け×1卓 ・4人掛け×4卓 ※各テーブルに補助席1脚ずつあり |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
店内設備 | トイレあり(洋式1個) |
駐車場・駐輪場 | 無し |
お店の外観・店内の様子|粟餅所 澤屋・京都
外観
現在の店舗は昭和初期に建てられたものだそうです。
↓↓2024年8月10日現在、建物の修繕中で足場がありお店が分かりにくくなっています。
暖簾は夏場には白に変わります。
通常の暖簾 | 夏の暖簾 | 売り切れ後のお店 |
粟餅が売り切れると上の右上の写真のように板戸が閉められます。
かき氷の取り扱いが始まると、店頭に「氷」の旗↓が出ます。
店内
店内はこんな↑感じです。各席に補助用のイスが置かれています。
テーブルは1枚板のようで趣があります。
奥まったスペースは畳が敷かれたベンチタイプのイスもあり、7~8人座れます。
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店内メニュー(イートイン)|粟餅所 澤屋・京都
粟餅(あわもち)
紅梅(3個) | 白梅(5個) |
600円(税込) | 750円(税込) |
こし餡×2・きな粉×1 | こし餡×3・きな粉×2 |
※2024年8月10日現在の金額です。今後変更になる可能性もあります。
粟餅は3個セットと5個セットから選びます。
女性でも5個の方を注文される方もいます。
個人的には、3個でもう少し食べたい!という気持ちを残した方がいいと思ってます。
粟なので、お餅はほんのり黄色で丸いツブツブが残っています。
粟に対して2~3割の餅米をブレンドされているそうですよ。
注文を受けてから、粟餅をちぎって丸めて提供してもらえます。
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ドリンクメニュー
メニュー名 | 値段(税込) |
お抹茶 | 400円 |
※2024年8月10日現在の金額です。今後変更になる可能性もあります。
かき氷 ※夏季限定(7月上旬~9 月上旬頃)
メニュー名 | 値段(税込) ※参考 | 内容 |
みぞれ氷 | 450円 | ・シロップ:白みつ |
宇治氷 | 550円 | ・シロップ:抹茶 |
しるこ氷 | 600円 | - |
宇治しるこ氷 | 700円 | - |
金時氷 | 600円 | ・シロップ:白みつ ・氷の下にあんこ(あずき)入り |
宇治金時氷 | 700円 | ・シロップ:抹茶みつ ・氷の下にあんこ(あずき)入り |
粟餅氷 | 700円 | ・シロップ:白みつ ・氷の下にあんこに包まれた粟餅2コ入 |
宇治粟餅氷 | 800円 | ・シロップ:抹茶みつ ・氷の下にあんこに包まれた粟餅2コ入 |
※2024年に粟餅入りのかき氷は100円、それ以外は50円値上がりしています。
しるこ氷と宇治しるこ氷は、どんな見た目でどんなかき氷なのか不明なので分かり次第追記します。
粟餅氷 | 宇治粟餅氷 |
抹茶シロップは、抹茶の苦みはなくシロップの甘味が口に広がります。
抹茶のシロップは作り置きせずに直前に茶筅でお抹茶と蜜を点てて合わせたものです。
かき氷のサイズは手のひらサイズの器なので、5分くらいでさくっと食べられます。
キーンと頭が痛くなることもなかったです。
澤屋さんのかき氷に使われている氷は、電気の冷凍庫で保存したものではなく、電気を使わない冷蔵庫い保存されています。
↓こちらの画像の右にあるレジの下の箱が古い電気を使わない冷蔵庫です。
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持ち帰りメニュー(テイクアウト・物販)|粟餅所 澤屋・京都
粟餅(テイクアウト)
メニュー名 | 値段(税込) | 内容 ※あんこときな粉の割合変更可能 |
5個入 | 750円 (1個あたり150円) | こし餡×3、きな粉×2 |
10個入 | 1,400円 (1個あたり140円) | こし餡×6、きな粉×4 |
15個入 | 2,100円 (1個あたり140円) | こし餡×9、きな粉×6 |
20個入 | 2,800円 (1個あたり140円) | こし餡×12、きな粉×8 |
25個入 | 3,650円 (1個あたり146円) | こし餡×15、きな粉×10 |
30個入 | 4,300円 (1個あたり約143円) | こし餡×18、きな粉×12 |
35個入 | 5,050円 (1個あたり約144円) | こし餡×21、きな粉×14 |
※2024年3月末現在の金額です。今後変更になる可能性もあります。
賞味期限
- 賞味期限:購入日当日中
粟餅はすぐに硬くなるので、お持ち帰りの場合は遅くとも2~3時間以内に食べるのがよさそうです。
持ち帰り用の箱の種類
箱の見本はお店の外のディスプレイ↓で確認できます。
持ち帰り用の袋
- 持ち帰り用のビニル袋:店名入り5円、無地(小)1円
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赤飯(テイクアウト) ※10・11月限定
メニュー名 | 値段(税込)※参考 | 内容 ※参考 |
赤飯 | 500円 | 1パック(300~350g前後) |
赤飯(栗入り) | 800円 | 1パック(300~350g前後) |
※上記の金額は過去に購入した方の情報で最新ではありません。参考としてください。
10・11月にはお赤飯が販売されます。人気のようで予約してる方の情報が多いですね。
今掲載している金額は古い情報なので、今年の10・11月にお店で確認して更新します。
京飴(物販)
数 | 値段(税込) | 種類 |
1袋 | 350円 | 全9種(にっき、五色、黒飴、はっか、切飴、宇治の石、いちご飴、生姜) |
3袋入(箱詰め) | 1,300円 | 3種の詰め合わせ |
6袋入(箱詰め) | 2,400円 | 6種の詰め合わせ |
※2024年3月末現在の金額です。今後変更になる可能性もあります。
澤屋さんで、なぜ京飴を販売されているのか謎なのですが常時10種類の飴が販売されています。
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お取り寄せ・催事|粟餅所 澤屋・京都
お取り寄せ対応 | なし |
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催事対応 | なし |
粟餅はすぐに硬くなってしまい、賞味期限も当日限りなのでお取り寄せや催事の対応はされていません。
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注文方法・流れ|粟餅所 澤屋・京都
入店から退店まで
- 入口で人数と注文内容を聞かれる
- 空いている席へ
- お茶が提供される
- 粟餅が提供されたら喫食
- レジでお会計
- 退店
①入口で人数と注文内容を聞かれる
入店するとすぐに「どちらにされますか?」と聞かれるので、ちょっとびっくりします。
かき氷がメニューにない時は、粟餅3個(紅梅)と5個(白梅)の2択です。
②空いている席へ
注文を伝えたら、店内の空いている席に座ります。
③お茶が提供される
席に座ってしばらくするとお茶が運ばれてきます。
人によっては、お茶を置くときに「おこしやす~」といってくださるので京都っぽさを感じられます。
④粟餅が提供される
またしばらくすると粟餅が提供されるので喫食タイム。
お持ち帰りの予約が多く入ってると、提供まで少しだけ時間がかかります。
この日は注文から4分程で出てきました。
(4分なので充分早いですが、お持ち帰り予約がなければもっと早いです)
④レジでお会計
食べ終わったらレジでお会計です。レシートは伝えればいただけます。
食べ終わったお皿はお店の方が片付けてくださるのでそのままでOKです。
なお、お手洗いは↓こちらの暖簾の奥に1つ、洋式があります。
⑤退店
レジを済ませたらお店を出て次の目的地へ!
▶澤屋周辺のオススメスポットを見る
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来店・実食レビュー|粟餅所 澤屋・京都
空間・接客の満足度
粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや) | |
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空間への満足度 | 4.0 |
接客への満足度 | 4.0 |
店内は清潔感があり、テーブルやいすも昔ながらのもので趣があります。
京都らしさを味わえるので満足度4.0です。
接客はスタッフの女性陣が気さくで、テキパキとしてくださるので安心感があり満足度4.0にしました。
粟餅・実食レビュー(味・値段・量)
粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや) | |
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味への満足度 | 4.0 |
値段への満足度 | 3.5 |
量への満足度 | 3.0 |
味への満足度
味への満足度は4.0です。
きめ細かい「こし餡」と香り高くサラサラの「きな粉」は甘さ控えめでペロッと食べられます。
3個セットの方を食べたときは「あれ?もう全部食べたっけ?」と気づけば瞬殺で食べ終えてしまいました。
ちなみに、きな粉の方はほんのり暖かいので提供されたら先に食べるのがおすすめです。
こし餡の方は、餡がひんやりしているので中の粟餅もひんやりしていました。
きな粉は余るぐらいたっぷりかかっています。こし餡にきな粉をまぶすのをススメている方もいらっしゃるので、きな粉好きさんはぜひ試してみてください。
値段への満足度
値段への満足度は3.5です。
500円だったころは安い!と思ったのですが、3個で650円の今はちょっと高く感じてしまうので3.5にしました。
粟の作り手が少なくなった中、1店舗で仕入れてやりくりされてると考えればとてもありがたいお値段ではあるので3.0にせず3.5にしています。
量への満足度
量は3個だと物足りなく、5個だとちょっと多いので3.0にしました。
ぜひとも4個という選択肢を作ってほしいですね。(数の縁起などを考えると無理かもですが)
初めて澤屋さんに行かれる方には、3個の方をおすすめします。
「もうちょっと食べたい!」という気持ちが思い出のスパイスになりますよ!
混雑状況・売り切れ時間の目安|粟餅所 澤屋・京都
混雑状況
澤屋さんの混雑は北野天満宮の行事に左右されるところがあります。
北野天満宮のこちら↓の行事の日は混雑すると思ってください。
- 毎月25日の天神の日
※特に2月25日の梅花祭がある日 - 梅のシーズン
- 紅葉シーズン
1日平均数500個ほど作られていて、北野天満宮の梅が咲くころには頃は、最大5000個ほどを1日で作られているそうですよ。
混雑時は、お店の前に白いチョークで矢印と丸印が書かれているのでそこに並びます。
売り切れ時間の目安
- 早ければ14~15時半に売り切れる
「15時のおやつに澤屋さん」と考えていると、売り切れてお店が閉まっていることもあるので、観光スケジュールの早めに澤屋さんを入れるのがポイントですね。
売り切れると↓こちらのように板戸がしめられて、「粟餅売切」の看板が出されます。
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豆知識
創業当初は塩味!?
当時は砂糖が貴重な調味料だったため、塩きな粉と塩あんこだったかもしれないそうです。砂糖が普及し始めてから試行錯誤を何度も繰り返し、今の粟餅に仕上がったのが、江戸末期~明治の頃でした。
(引用元:京の食路)
京の食路さんの記事によると澤屋さんの粟餅は、創業当初(江戸時代)には塩味だったかもしれないと書いてありました。
塩きな粉と塩あんこ、どんな味か気になりますね。
京都の粟餅専門店は澤屋さん一軒だけ!
京都の甘味処で粟餅や粟ぜんざいを扱うところはあれど、粟餅を専門に扱っているのは澤屋さんだけです。
実は1682年よりも前に北野名物になっている!?
私どもの店は天和2年(1682)、五代将軍徳川綱吉の時代に創業し、現在で十二代目
となります。しかし、寛永15年(1638)に発行された『毛吹草』という書物には、既に洛中名物として「茶屋粟餅」と記されており、実際にはもっと古く前から北野の地で商売を続けてきておりました。
(引用元:Samco広報誌PDFより)
澤屋さんの創業についての正式な記録は1682年(天和2年)とのことですが、1638年(寛永15年)年に刊行さた俳諧撰集「毛吹草」に「山城名物北野粟餅」と書かれているそうです。
1638年(寛永15年)は徳川家光の時代ですね。
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アクセス交通情報|粟餅所 澤屋・京都
粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや) | |
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最寄り駅 | ・嵐電「北野白梅町」駅下車、徒歩約5分 |
最寄りのバス停 | ・市バス「北野天満宮前」下車すぐ ・市バス「」下車、徒歩約〇分 |
住所 | 京都市上京区今小路通御前西入ル紙屋川町838-7 |
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→春と秋に特別公開あり
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